とんでもない法律が臨時国会で通過しそうだという。いわく、日本の国籍がたったの20万円で買えるというのだ。
従来、日本で生まれた子供が等しく日本国籍を有するには_①両親が結婚している ②母親が日本人である ③父親が出産前に認知している、のいずれかを満たさなければならなかった。それが改正で、母が外国人の子供を20才までに日本人男性が認知すれば誰でも簡単に日本国籍を取得できるようにするというのだ。
なぜ、条件を突然緩和しようとするのかというと、どうやら、この6月に最高裁で出た「国籍法 婚外子差別は違憲」判決と大いに関係があるようだ。すなわち、結婚していない日本人男性とフィリピン人女性から生まれた後、日本人男性に認知されたフィリピン国籍の子供が、両親が結婚していないことを理由に日本国籍の取得が認められないのは違憲だと、行政にノーをつきつけたから、というのだ(http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20080605ok03.htm)。
そこで、違憲判決にあわてた(?)自民党法務部会が中身もよく議論しないまま、与野党議員の解散総選挙だ、いや、緊急経済対策だとじたばたしているどさくさにまぎれて14日、たったの30時間で拙速法案を委員会で通過させてしまったとか。
ところが、右系の論客が気づき、この法案が通れば日本の骨格が揺らぐとまず騒ぎ出して、ネットが炎上した。そして、解散が遠のき、第二次補正予算の論議も通常国会に先送りされそうになって、余裕の出てきた議員たちからも、遅まきながら、異議を唱えだしたという。
では、何が問題なのだろう。 その前に、「中国人同士の子に日本籍~出産直前、日本人と偽装結婚」のニュースに覚えがあると思う。中国人の夫婦が産んだ子を出産する直前に日本人の男と偽装結婚し、生まれてきた男児に日本国籍を取得させようとした事件だ。まったく、今回の国籍法改正の危うさを象徴した事件で、当局によるとこれも、「氷山の一角に過ぎない」という。それでも、まだよい。現行法が、「出産前に男の認知」が必要とする規定だったからこそ、御用になったようなもの。これが、出産後、日本人であれば、誰でも、赤の他人でも認知可能となればもう、滅茶苦茶。いや、不法入国、不法就労の外国人にとって天国の法律ができるようなものである(http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1225045722/l50)。
つまり、この改正案の危うさは次の三つに要約される ①虚偽届けの罪が軽すぎるということ。1年以下の懲役、又は20万円以下の罰金では軽すぎるのである ②偽装認知を防止するのになぜ、DNA審査を条件としないのか。③偽装結婚、偽装防止の方策はあるのか、等々である。
これについて、自民党赤池議員が法務委員会で質問しているが、法務省倉吉民事局長が、①は関連法規の戸籍法や外国人登録法が同じ量刑であるといい、「磁的公正証書原本不実記録・同供用罪」適用なら5年になる、と答えにならない答えを・・。又、②DNAも「検体のすり替え」や「DNAそのものの信頼性」「費用がかかる、外国人に失礼だ」とグダグダ理由にならない理由を。さらに③の問題も、届出書類審査だけでなく、聞き取りや周辺調査を重ねて遺漏のないようにすると、霞ヶ関言葉を並べるだけ(http://www19.atwiki.jp/kokuseki/pages/37.html)。
ま~、こんな答弁に納得できるわけがないが、それにしても、おかしな論議である。最高裁の判決がおかしいというのでない。その政府の対応に納得できないというのだ。わずか数十名、あるいはそれ以上としても、特殊な例を取り上げて、それを一般法で律するなどきわめて非合理な措置であるからだ。
いや、むしろこの場合、現行法を補正することにより、より多大な犯罪を生むのであるから、これを悪法といわずして何というのだろう。
もし、こんなザル法を認めるようでは、この先、日本の血を引かない日本人が氾濫し、彼らが、肝心なときに日本に弓を引くことも十分考えられる。まず、中国系、韓国系はきっと、母国に忠誠を誓っても、国籍を有する日本のことなど意にも介しないだろう。
又、イスラム系も、あのアルカイダの犯罪テロリストたちが眼をつけ、その細胞を増やしに押しかけてくる可能性もゼロでない。さらに、東南アジア系からも日本の富を求めて、わが子を日本人にすべくやってくるだろう。
そして、気が付けば、そんな子供たちを日本の少子化をすくう救世主だと後生大事に、育児手当や教育補助だと援助。ついでに育児する親もまとめて面倒見ましょうと、遊んで暮らせる身分にする。一方、本物の日本人は長生きしてもらっては困ると、どんどん姥捨て山に追いやる。なんともおかしな構図が見て取れる。
ほんとに、これが少子化対策なの!? これが、移民1000万人構想の実態?
マッシーパパには何か、日本の国がおかしな方向に行きかけているように思えてならない。とにかく少なくともこの問題、どさくさにまぎれて、通す案件でないのは間違いないだろう・・・。
なお、もっと詳細を知りたいかたは「国籍法改正案まとめWIKI(http://www19.atwiki.jp/kokuseki/)」をご覧になってください。
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