マッシーパパの遠吠え

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「言論弾圧」とはこういうことを言うんです! 田母神閣下殿!

2008-11-15 11:06:07 | Weblog

『奥田碩(ひろし)トヨタ自動車相談役は12日、「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」で、厚生労働省に対する報道についてコメントし、「あれだけ厚労省がたたかれるのは、ちょっと異常な話。正直言って、私はマスコミに対して報復(スポンサーを降りる)でもしてやろうかと思う」』と発言したという。

これに対し、Livedoorニュースが、『奥田碩氏の公職追放を求める』と題し、「世界屈指の大企業のトップにまで登り詰めた人物が、言論弾圧のごとき発言をしたのは常識を疑う」と糾弾した。いわく、「氏は、日本年金機構の設立委員会委員長である。その年金機構は、年金をめぐる厚労省や社会保険庁の不祥事を受け、年金に対する国民の信頼を取り戻すために設立されるもので、委員長が不祥事続きの厚労省をかばい、マスコミからの批判をカネで封じようとしている」と怒りをぶつけているのである。

そして、返す刀で、馬鹿にされたマスコミのその遠慮した報道に、「スポンサーからのカネに目がくらんで、報道の自由を差し出すのなら、とっとと廃業した方がいい」と切り捨てている(http://news.livedoor.com/article/detail/3898658/)。

まったく同感だ。いつからマスコミは権力ネに弱くなってしまったのだろう!

権力に弱くなったといえば、04年、小泉首相の再訪朝前に「25万ドルで最終調整」と報じた日テレに飯島秘書官が立腹し、「同行取材をさせない!」と通告。多くのメディアから言論弾圧と批判された事件が思い出される。

そして、この事件を契機に内閣記者クラブへの報道管制が強化され、逆らうと取材できない脅しが定着。以後、お仕着せのニュースしか報道されなくなり、御用新聞化していったのである。

一方、カネに弱い例では、05年、「朝日」が武富士から5000万円を「週刊朝日」のグラビア企画「世界の家族」の協賛名義で受け取り、実際には武富士のクレジット(スポンサー名)を明記しなかった。それを、「週刊文春」がスクープ、問題になっていた武井会長の盗聴事件の口封じのカネか?、と叩いた。そこで、今度は腹いせに、「朝日」に掲載した「文春」の広告に書かれた都合悪い部分を黒塗りしたという(http://www.mynewsjapan.com/reports/188)。

まさに、「広告主の圧力に弱いか」を実証した好例。しかも、朝日は都合悪くなると、逆に権力で以って封殺する二重の誤りを犯しているのである。

マスコミがカネに弱いのはこれだけでない。最近、民放TVに頻繁に顔を出し始めた創価学会のCM。従前は学会の広告は系列のラジオだけに抑えていたはずが、日テレもフジテレビも「背に腹はかえられない」とCMを放映し始めた(http://mobile.seisyun.net/cgi/agate/gimpo/wildplus/1223170778/a)。

今のところ、創価大学(http://www.soka.ac.jp/newstopics/2008_1001.html)などに控えてはいるようだが、何しろ、学会の資金力は半端でない。一つには、宗教法人をたてに、その事業の大半が税金を払わなくてすむ。かたや、与党として政権中枢に食い込んで甘い汁もすえるから、財力は膨張する一方。

すでに、新聞界など、とっくの昔に全面降伏。その広告出稿に頼るまでになっている。しかも、「毎日」など、その系列の印刷会社が「政教新聞」550万部の印刷を代行するまでに落ちぶれ(?)、完全に学会の意のままになっているのだ。

マッシーパパなど、公明党や創価学会の不祥事を追っかけても、大新聞の記事ではほとんどお目にかかれないほどだ。それほど、学会のカネの力はすごく、みんな沈黙させられているのである。

それが、いよいよ、TV界もその毒牙(?)が及んできたということだ。しかも、企業業績が悪化すればするほど、CMの量が減るだけに、彼らにとって、学会のCM注力は願ってもない助け舟。おそらく、新聞界同様、札束を顔に張られて、言いたくても言えない時が来るのも早いことだろう。

ま~、新聞そのものは、いずれ、インターネット情報誌に取って代わられるから無問題として、活字に弱い老人と中年主婦。いわゆる、ジュンイチローが、だましやすいB層ともてあそんだ彼らにとって、TVは最大の情報網にかわりない。

その中枢を学会は有り余るカネで買おうとしており、一方で、マスゴミの口を封じようとするのである。

これを「言論弾圧」と言わずしてなんとしよう。もし、マスコミが使命である権力の過ちを正す、ジャーナリズム精神がカネの力でゆがんでいけば、一体、この国は誰が、正義を示してくれるというのか? それこそ、北朝鮮並みの暗黒の世に堕することになる。

だからこそ、冒頭の記事を書いた記者も「奥田碩氏の公職追放を求める」と強い口調で弾劾しているのだろう。何事も、小事を見逃すことから取り返しの付かないことになる例を思えば、記者の言うように、今、禍根をたっておくべきかも・・。

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