庭で座ってのいろんな思い

庭の四季で花や木との語らいを写真とともに思いついたら記載する

雪の話

2011-03-02 | ちょっとした話
弥生3月に入って、先月終わりごろの陽気が吹っ飛んで、寒さが戻りましたが、雪は降っていません。

万葉集に、雪にまつわる歌がありました。

夜(よ)を寒(さむ)み 朝(あさ)戸(と)を開(ひら)き 出(い)で見(み)れば 
庭(にわ)もはだらに み雪(ゆき)降(ふ)りたり
作者不詳
夜が寒かったので 戸を開けて 出てみたら
庭にもうっすらと 雪が降っていた
まさに、現在も奈良時代も、変わらない自然だな!と思いました。
なお、「み雪」と、雪に「み(御)」を付けていることが、理解できるような気がしました。

我(わ)がやどの 冬木(ふゆき)の上に 降(ふ)る雪(ゆき)を
梅(うめ)の花(はな)かと うち見(み)つるかも
巨勢宿奈麻呂(こせのすくなまろ)

それから、子どもの頃に歌った、「雪やこんこん」の歌。
雪やこんこ あられやこんこ 降っては降っては ずんずん積もる
山も野原も 綿帽子かぶり 枯れ木の残らず 花が咲く
これは、「雪やこんこん」と聞こえていましたが、「雪やこんこ(乞う来)」が正しくて、『もっとたくさん降ってこい』と呼びかける意味があるそうです。


ところで、写真は、2月11日に3年ぶりに大阪に積もった雪です。
後ろの小人さんは、「目が見えないので、顔の雪を取ってください。」とお願いされたので、取ってあげました。
前の小人さんの方は、「太陽が出たら、雪は溶けるので、ほっといてくれ!」と言いましたので、そのままにしておきました。
前の小人さんは、階段を下りる時、前が見えないので転びました。
後ろの小人さんが、「意地を張らずに、素直になった方がいいよ。」と言っていました。
その小人さんの顔をよく見ると、ジツエはんの顔に似ています。
コメント
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