庭で座ってのいろんな思い

庭の四季で花や木との語らいを写真とともに思いついたら記載する

新幹線のこと

2011-06-28 | ちょっとした話
2011年7月1日に、中国の新幹線(北京―上海、1,318km、最短4時間48分の所要時間)が、開業する。
最高時速350kmの設計らしく、北京―上海の飛行機は約2時間かかるそうだ。
普通指定席の乗車料金は、555元(約7,000円)で、エコノミークラス航空料金の1/3だそうだ。

さて、東京五輪開催の年1964年に、東京-新大阪間、東海道新幹線は、時速200kmで開業した。日本の新幹線は、スピード・正確さ・安全性を誇り、半世紀経過した今、300kmのスピードとなった。
スピードは、空気抵抗を減らすため、ゼロ戦の設計者の技術で、流線型車体になったと言われている。
遅れは、指令室で30秒以内にコントロールされている。
安全性は、ドクターイエローと呼ばれる検査用車両が、高速走行で線路・架線状態を調べるだけではなく、毎晩3,000人が点検作業をしている。
すなわち、最新技術と地道な作業で安全確保をしている。
スピードよりも安全が優先することを、福島の原発からも学ぶべきだと、思わずにはいられない。

また、JR東海は、2045年めどに東京―大阪間のリニア中央新幹線を開業の予定と発表した。(東京―名古屋間は2014年着工の27年開業めど)
34年後の2045年は、吾輩の年齢が97歳の勘定になるので、この世でなくあの世からのリニア新幹線の見物になるでしょう。
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ラップ違い

2011-06-25 | ちょっとした話
家人が、漬物鉢を持って、言いました。
「ラップしてえなぁ」

私は、勇んで、汗をかきながら、ステップを踏み、台所でラップを踊りました。
すると、家人は、言いました。
「何してんのん~。
 サランラップをして、と言うとるのに!」

日に日に、暑くなってきました。
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おもてなし

2011-06-20 | ちょっとした話
今日病院で、医者の態度が悪いので、苦情係りを呼び怒って来ました。

2か月毎の予約診察で、カードで機械受付、窓口で保健証の確認、尿検査など、フロントへのチェックイン、診察前ソファーで順番待ち、そして診察室へ。
地域の健康診断報告書を持参して医者に見せたところ、「こんなの古い」と言うので、「検診後、結果報告書が届くのが2カ月後になる、専門医に相談する事項も書いてある、毎月病院へ診察に来ていない隔月や」と、ムカッとしました。
続いて、「医者のPCで予約の所に来院のチェックがない、受診受付から何処かを飛ばして順に来ていない」と言うので、「機械受付から案内係り指示の順番に来た、来院のチェックがなくても現に本人が医者の前にいるし、廊下で待っていると名前を呼ばれた」と頭にカチンときて、経路を確かめに病室を出て苦情係りを呼びました。

別室で、病院管理の担当者に「これこれしかじか」と聞いてもらって、次回診察から、相性が合わない担当医を代えてもらいました。
係員のチェックのミス部署はわかりました。病院は、元気でない人たちが来るところだと、特に対面する人が認識しなくてはいけません。
なお、管理の担当者に、分かり易い受付から診察順ペーパーなどを渡すよう、病院側に立って提言しておきました。

それから、会計事前チェック、機械で診察・薬料金の支払、駐車場の無料パス受付、薬の引取をして帰ってきました。

さて、プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選で、31年間トップの加賀屋があります。台湾に進出しました。
日本は物を輸出するだけではなく、そこは日本の心「おもてなし」を輸出している旅館だそうです。
おもてなしとは、相手の立場に立って思いやる心、だそうです。おもてなしのサービスは、プロとして訓練された社員がお給料をいただいて、お客様のために正確に役立って、お客様から感激と満足感を引き出すこと。このホテルの小田さんが述べています。

病院hospitalは、「hospiceおもてなし」から語源を発しています。
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Take off kimono

2011-06-18 | ちょっとした話
むかし、携帯電話が無い電報の時代に、こんな話があったそうです。

親元を遠く離れ下宿していた学生が、生活費が無くなり、電報で次のように親へ連絡しました。
「カネヲクレタ ノム」

この電報を受け取ったとき、親は『(誰かが息子に)金をくれた、(酒を)飲む』と、解釈したそうです。
学生の思いの電報「カネヲクレ タノム(金送れ 頼む)」が、親に伝わらなかった。

そして、次は温泉旅館での貼紙のことです。
露天風呂入口に、「ここでは きものを ぬいでください」(此処では、着物を、脱いで下さい)と、書かれていましたので、浴衣を脱いで、タオルで前を隠して、露天風呂入口を入ると、浴衣姿の女性客が「キャー!」と叫びました。

入口の貼紙をよく見ると
「ここで はきものを ぬいでください」(此処で、履物を 脱いで下さい)と、書かれていました。

今日は朝から、東日本大震災で延期(春から秋に変更)になている地域旅行実施の打合せ会がありました。そして、11月に飛騨地方の温泉へ行くことに決まりました。
我輩は、この親睦旅行で、露天風呂に入る時には、絶対、「履物と着物を脱ぐ場所を間違わないようにしよう」と、思いながら家へ帰って来ました。
Caution! Take off kimono.
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月下美人

2011-06-15 | 初心者のガーデニング
5月に、家の裏に置いていた“成り金草”が、水不足で枯れかかっていました。
そのためか、例年の車の税金の他、何かと出費が多く、貧乏な生活でした。
東京電力の株が、原発事故で暴落し、購入時(最高値)の20分の一に値下がりし、証券会社より連絡があり売却し、被災義援金とし送金しました。
大学の講義、「現代の貧困」を受けに行っているからでしょうか?
慌てて水をたっぷりやると、幸運にも、成り金草は生き返りました。

そして、今年は、今まで3年に1回一輪咲くだけの月下美人が、何故か、順々に6つも咲きました。
家人曰く、「今度は、何かいいことがあるかも知れん!」と。
ところが、6月も中旬になりましたが、まだ、これといって、良いことは起こっておりません。
誰からも束縛されず自由にできる時間があり、夫婦の会話もたっぷりあり、ブータンの国民の幸せ満足度と同じ、今が一番幸せなのかもしれません。
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リザ婦人との再会

2011-06-13 | 行事などいろいろなこと
先週、徳島の大塚国際美術館へ行き、イタリアのトスカーナ地方のヴィンチ村のレオナルドさん(1452年生まれ)が描いた“リザ婦人”に再会しました。モナは、婦人の意味だそうです。
ただし、本物のモナ・リザ(Mona・Lisa)は、もちろんフランスのルーブル博物館(MUSEE DU LOUVRE、ナポレオンの戦勝品等を集めた博物館)にあるので、この美術館のモナ・リザはデプリカです。
なお、この美術館の作品は、滋賀県信楽で焼いた陶板焼きの絵なので、2,000年間保存できるそうです。ルーブルにとどまらず1,000余点の陶板名画のハイテク技術作品なので、どこの博物館でも禁止ですが、ここの美術館では写真撮影が可能でした。
4フロアーの歩行距離4kmにおよぶ美術館の作品の展示は、まるでフランスのルーブル博物館のようで、丸1日はかかります。

この絵画モナ・リザ(イタリア語)は、ルーブル博物館では「ジョコンド」と呼ばれています。
なぜなら、ドイツのハイデルベルグで、大学図書館の古い蔵書に、レオナルドの友人(フィレンツェの役人)の書き込みに、「レオナルドがジョコンド婦人の肖像画を描いた」と記載されていたからです。
ジョコンド婦人とは、フィレンツェの大富豪フランシスコ・ジョコンドの妻(エリザベット)のことです。
レオナルドは、注文者に絵画モナ・リザを渡さなかったそうです。

ルーブル博物館のモナ・リザは、2年間の盗難の後にイタリアで見つかったそうです。
ケネディ大統領の時代にアメリカへ初めて貸し出され(1962年)、1974年に日本へ貸し出し(151万人観賞)以後、モナ・リザの外国貸し出しは一切されていません。

不思議なことに、このモナ・リザは、どの角度から見ても、こちらの方を見ているように見える絵です。
なお、明石大橋と鳴門大橋(神戸から鳴門)までの高速料金1,000円は、6月19日で終了するそうです。
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手品教室

2011-06-08 | 行事などいろいろなこと
市役所へ電話で聞いて、手品教室を教えてもらいました。

高齢クラブでの手品のネタがなくなったので、福祉会館でのマジック教室へ新しいものを仕入れにいきました。
そこには、一昨年のシルバーリーダー講習会に参加していたメンバーも3人習いに来ていて、参加者は15名ほどでした。

「仕事をしていた時期は人生の地ならし、今ようやく、したいことの芽が出てきたかなと思う。人と比べず、あせらないで、これから花を咲かせたいですね。」といった具合です。
そう言えば、姪の息子のオウスケは、今年から幼稚園ですが、これから先60年ほど時間との生活が始まりました。
我輩は退職後、時計を持たない日々を過ごしています。

話は手品教室に戻りますが、今回2つの手品を教えてもらいました。
一つは、新聞の折込広告チラシを折ってハサミで切ると、短冊に連なります。それを一枚ずつバラバラにちぎっても、また短冊に連なる手品です。
二つ目は、今度は折込広告チラシを丸めてその筒の中へ食塩を振り入れます。そのチラシを拡げると、何と、何と、何と、食塩が花吹雪に変わるのです。
次回の高齢クラブでの反応が楽しみです。

それから、舞台へ向かって左(下手)から登場する場合は、一歩目を左足から進むこと。逆に舞台へ向かって右(上手)から登場する場合は、右足から進むこと、を教わりました。なぜなら、客に背を見せない(手品の種を見せない)ことにあるようです。
また、手品ではおしゃべりも大事なので、例えば「ご苦労さん」という言葉は、上司(目上の人)が部下に使う言葉なので、言葉使いにも気を配るようにして、手品をしていると、師匠(先生)が話していました。
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1日の必要摂取カロリーについて

2011-06-03 | 行事などいろいろなこと
市民講習で教えてもらった貧乏物語(河上肇著)に、“3,500カロリー”が記載されていた。

肉体を維持するのに必要なるものは食物であるが、これは学者の研究の結果によって、西洋では大人の男子で普通労働をしている者は、1日3,500カロリーの熱量を発する食物を取ればよい。

1カロリーというは、水1キログラムを温度計で1度だけ高めるのに要する熱の分量である。
われわれ人間のからだは蒸気機関のようなもので、食物という石炭を燃やさなければ、この機械は運転できない。からだという機械の運転に必要な食物の分量は、これを科学的に計算するに当たり、米何合とか肉何キロとか言わずに、すべてカロリーという熱量の単位に直してしまう。

人間のからだを維持するにちょうど必要な熱の分量はこれをいかにして算出するかというのに、学者の種々なる研究があるが、試みにその一例を述べる。
英国のダンロップ博士がスコットランドの囚徒について試験したのは、次の方法によったものであった。
2か月間毎日3,500カロリーの熱量の食物を与えた時には、普通の体重を有する囚徒のうち約82%の者は次第にその体重が減ったが、3,700カロリーの熱量の食物を与えると、約76%の者は次第にその体重が増えるかまたは維持することができた。
すなわちこの時の試験によると、3,500カロリーの熱量を有するだけの食物では少し不足だという事になるけれど、しかし試験に供せられた囚徒は日々石切りを仕事としている者で、相当激しい労働に従事していたので、D博士自身も普通の人で軽易な仕事をしている者には3,100カロリーの食物で充分だろうと言っている。

R氏の貧民調査などで、3,500カロリーを普通の労働に従事せる大人の男子に必要な1日分の熱量と見なしていた。

また、次のような記載もあった。
監獄囚徒に毎日一定の労働をさせ、そうしてそれに一定の食物を与えて、その成績を見て行くのである。最初充分に食物を与えずにおくと、囚徒らは疲労を感じて眠たがる。何か注文があるかと聞くと、ひもじいからもっと食べさしてほしいと言う。そうして体量を秤って行くとだんだんに減ずるのである。そこで次には食物の分量をずっとふやしてみる。そうすると体重はふえだす。何か注文があるかと聞くと、今度はもう少しうまい物を食べさせてほしいというようにぜいたくを言いだす。食物に対する欲求が分量から品質に変わって来る。

今なら人権問題ですが、1900年代には、囚人が実験台にされていたようです。
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貧困の講義

2011-06-03 | 行事などいろいろなこと
この日の講義は、貧困をなくす活動をしているNPO法人が、現場と実態を話してくれました。
東京から呼んだ自立生活支援C「もやい」の相談スタッフが講師でした。

もやい(舫)とは、船と船をつなぎ合わせること、寄り添って共同で事をなすこと、だそうです。
そこは “派遣村”の活動で、2001年に設立、その後にNPO法人化されたようでした。
炊出しをして野宿者たちを集め、アパートを借りる保証人になるなどし、支援活動をしてきたようです。
「社会から疎外されてきた人、40年間(路上生活)を、一般社会に戻す運動をしている」と言っていました。

生活保護を受けるための相談を多く受けるようですが、①収入が基準を下回っている、②家・車・預金など資産がない、③身内や知り合いがいない、③稼働能力がない、の4条件があるそうです。
ちなみに、東京の生活保護者に対する支援は、月当たり12~13万円ほどだそうです。
3年ぶりに時給が50円上がったとしても、生活保護賃金より低いというコンビニなどのパート労働者がいるようです。

世界銀行の定義では、1日1ドル以下で生活している人を、絶対的貧困というそうです。
そして、OECDの定義では、相対的貧困とは、一家の収入を世帯数で割ったものが、前国民の中央値の半分に満たない国民の割合のことであって、日本は15,7%だそうです。

日本は、年功序列賃金で、子どもを育て、親の面倒を見てきたので、ヨーロッパなどに比べ公的福祉が軽んじられてきたようです。
フランスは大学までも無料ですが、日本の高校授業料がやっと無料化されました。
教育費もかかるので、どうしても貧困家庭は低学歴になり、非正規雇用になりやすく、社会保障が不備なためダメージが蓄積し、アルコール・ギャンブルなどから犯罪の危険性がある。
生活保護者の160万円より、刑務所にかかる200万円の費用の方が大きいとのことでした。

「上流で蛇口を開いて、下流で水を汲み出しても、疲れるだけで解決しない」と言っていました。
国が最低限度の生活を保証しないと、国は潰れてしまうことになるようです。
日本も総理大臣を国民投票にして、嘘をつく政治家は選挙で落選させるようにしたいものです。

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