高齢クラブの定例会のことです。
1月の新年会では、ハーモニカのボランティアさんに来てもらい、その伴奏を聞いたり童謡などを皆で歌いました。
また、ビンゴ―ゲームもしました。このビンゴは、70名弱の参加者が全員に景品が当たる迄するので、1時間ほどかかります。
そして、今月15日は、包括センターの健康の話の後、図書館で予約して借りてきたビデオを放映しました。
ビデオの題名は、「てんびんの詩」です。
これは、ズーット前に、研修会で我輩が見たことがあるビデオで、近江商人の映画です。
13歳の学校を卒業したばかりの、商人の跡取り息子が、その店の伝統である、鍋ブタを売る物語です。
最初は、店への出入り業者に、少年の父親の店の威光で、この鍋ブタを売りつけようとしたり、親戚に頼んで買ってもらおうとしたりしますが、3ヶ月経っても売れません。
客にゴマをすったり、泣いて頼んだり・・ ・・ ・・
ようやく家族たちの陰の支えもあり、本人の本音でぶつかった時、やっと売れました。それも全部が売れました。
あるところに置いてあった鍋ブタを皆壊して捨てたら、その持ち主に買ってもらえる、と思ったりします。
でも、汚れた鍋ブタを見ていると、その鍋ブタも苦労して売った人がいるのだ・・と思い、とっさに汚れを洗い流し磨きました。
それを見たおばさんに、今までのことを正直に話したら、初めて鍋ブタを買ってくれます。そして、そのおばさんの友達たちにも紹介して買ってもらいました。すべて売れました。
その少年の“てんびん棒”には、鍋ブタが初めて売れた日にちが、刻まれました。
彼のお父さんも、おじいさんも、そのまたおじいさんたちも、初めて売れた日を刻んだてんびん棒が、その家には何本も宝物のように大事に飾ってあります。
天秤は、両方の重さが均等にならないと、担げません。商売する時には、売り手と買い手の気持ちが一致しないと成立しないのです。
要するに、人間も、相手と自分の気持ちが一致すれば、幸せになれるということです。
その後の物語では、よその店で丁稚奉公をしながら、夜間の商業高校へ通い、最終的には立派な商人になるそうです。
我輩は、内容をうまく表現することができませんが、定例会の参加者達から「よい映画やったょ!」と声をかけてもらい喜んでもらえました。
<追申〉
弁護士さんのバッチは、ヒマワリの花の中に、天秤が描かれています。そして、その天秤は、公正・平等を表しているそうです。
1月の新年会では、ハーモニカのボランティアさんに来てもらい、その伴奏を聞いたり童謡などを皆で歌いました。
また、ビンゴ―ゲームもしました。このビンゴは、70名弱の参加者が全員に景品が当たる迄するので、1時間ほどかかります。
そして、今月15日は、包括センターの健康の話の後、図書館で予約して借りてきたビデオを放映しました。
ビデオの題名は、「てんびんの詩」です。
これは、ズーット前に、研修会で我輩が見たことがあるビデオで、近江商人の映画です。
13歳の学校を卒業したばかりの、商人の跡取り息子が、その店の伝統である、鍋ブタを売る物語です。
最初は、店への出入り業者に、少年の父親の店の威光で、この鍋ブタを売りつけようとしたり、親戚に頼んで買ってもらおうとしたりしますが、3ヶ月経っても売れません。
客にゴマをすったり、泣いて頼んだり・・ ・・ ・・
ようやく家族たちの陰の支えもあり、本人の本音でぶつかった時、やっと売れました。それも全部が売れました。
あるところに置いてあった鍋ブタを皆壊して捨てたら、その持ち主に買ってもらえる、と思ったりします。
でも、汚れた鍋ブタを見ていると、その鍋ブタも苦労して売った人がいるのだ・・と思い、とっさに汚れを洗い流し磨きました。
それを見たおばさんに、今までのことを正直に話したら、初めて鍋ブタを買ってくれます。そして、そのおばさんの友達たちにも紹介して買ってもらいました。すべて売れました。
その少年の“てんびん棒”には、鍋ブタが初めて売れた日にちが、刻まれました。
彼のお父さんも、おじいさんも、そのまたおじいさんたちも、初めて売れた日を刻んだてんびん棒が、その家には何本も宝物のように大事に飾ってあります。
天秤は、両方の重さが均等にならないと、担げません。商売する時には、売り手と買い手の気持ちが一致しないと成立しないのです。
要するに、人間も、相手と自分の気持ちが一致すれば、幸せになれるということです。
その後の物語では、よその店で丁稚奉公をしながら、夜間の商業高校へ通い、最終的には立派な商人になるそうです。
我輩は、内容をうまく表現することができませんが、定例会の参加者達から「よい映画やったょ!」と声をかけてもらい喜んでもらえました。
<追申〉
弁護士さんのバッチは、ヒマワリの花の中に、天秤が描かれています。そして、その天秤は、公正・平等を表しているそうです。