飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

怨霊・平将門⑪・・・守谷市と取手市の将門の史跡

2009-12-30 | 平将門
今夏に巡った平将門ツアーの最後です。筑波エキスプレスの守谷で下車し、バスで坂東市、関東鉄道常総線で石下に行ったのですが、その守谷を起点に石下と反対方向に同じ関東鉄道に乗り平将門の関連史跡に向かいまいた。

■海禅寺・平将門と七人の影武者の墓(守谷市)



守谷市にある海禅寺には「平将門と七人の影武者の墓」があるといいます。それを見ようと訪ねていったのですが、駅から遠いこと、まだかまだかと歩いた記憶があります。その海禅寺、将門が父の菩提を弔うため建立したと言われ、将門の母や弟・将頼が住んだそうです。将門の七人の影武者の墓ですが、将門が937年に京から帰る途中、平良兼と平貞盛の敵軍に待ち伏せされ身代わりとなった七騎武者のことらしいです。その七騎武者がいつしか七人の影武者といわれるようになったみたいです。あるいは、妙見信仰(北斗七星)に結びついた将門伝説とも言われているとも一方で言われているそうです。

墓は横一列に八基並び、一番高いものが将門のもの。ただし、この供養塔は江戸時代に建てられたものであるそうだ


■桔梗塚(取手市)



茨城県取手市にある桔梗塚は、つくばエキスプレス守谷駅から関東鉄道常総線に乗り換ええて稲戸井駅を下車、国道沿いのバス停留所のそばにあります。平将門の妾・桔梗は将門との間に三人の子をもうけ、薙刀の名人であったが、将門の戦勝を祈願しての帰路にこの地にて藤原秀郷に討たれたという言い伝えや、あるいは将門には七人の影武者がいて、桔梗は騙されて<本物>は“こめかみ”が動くことを敵に教えてしまい、それにより将門はこめかみを射抜かれて死んだ。その後、藤原秀郷は口塞ぎのために桔梗を殺したという言い伝えがあるといいます。この桔梗塚には多数の石塔がありますが、桔梗を慰めるため男根の形をしているという。

「米野井の桔梗といふが殺されける所にてその墳あり、今も桔梗hありながら花咲くことなきは、この御前がうらおによれるなりといへり」(相馬日記)

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