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【cinema】『ジェーン・エア』

2012-06-12 00:14:25 | cinema
'12.06.06 『ジェーン・エア』鑑賞@TOHOシネマズ・シャンテ

これは見たかった! 試写会応募したけどハズレ・・・ 急に思い立って、レディースデイに行って来たー♪

*長文です! 全てネタバレしてます! (o´ェ`o)ゞエヘヘ

「19世紀イギリス。両親を亡くしたジェーンは、引き取られた叔母と従兄弟に疎まれ、寄宿学校に入れられてしまう。成長したジェーンはソーンフィールド館で家庭教師の仕事を始める。主のロチェスター氏は気難しい性格だったが、ジェーンの魂と共鳴するものがあった・・・」という話。これは素晴らしかった! あまりにも有名な原作で、しかも4度目の映画化。正直、不安な部分もあったけれど、主人公達の深い心の動きを、きちんと伝えていた。そして、どこを取っても絵のように美しい作品だった。

原作は言わずと知れたシャーロット・ブロンテの同名小説。1847年に発表されるや大ベストセラーとなり、現代でも全世界で読まれている。ブロンテ3姉妹として有名だけど、本当は6人兄弟。2人の姉は若くして死去。弟が1人いたけど不遇のうちに亡くなったらしい・・・ 「嵐が丘」で有名なエミリー・ブロンテは妹。ジェーンのように孤児ではないけれど、シャーロット自身も、ベルギーに留学したり、私塾を開いて失敗したり、父親の反対で長年結婚できなかった相手と、やっと結ばれたのに妊娠中毒症で38歳で亡くなるなど、波乱の人生だったようだけれど、自身の教師や住み込み家庭教師の経験を生かし、この作品を書いたのでしょう。詳しいことはコチラWikipediaで(笑) 映画化されたのは今作で4本目。原作は読んだと思うのだけど、大筋しか覚えてなかった・・・ 本当に読んだのか微妙(笑) 映画は1943年のジョーン・フォンティーン&オーソン・ウェルズ版を見たけど、これもおぼろげな記憶・・・ ということで、つらつら何が言いたいかといえば、孤児のジェーンが家庭教師先の貴族と恋に落ちるが、彼には秘密があったってことしか覚えてなかった。ラストも映画を見て途中で思い出したくらい(笑) なので、これだけ有名な作品でありながら、原作にも映画も思い入れもなく、ほぼ初見の状態で素直な気持ちで見た。ということが、言いたかったということ(笑)

冒頭、嵐の中を1人さ迷うジェーンの姿から始まる。雨をしのぐ大きな木もない。ゴツゴツとした石が顔を出す、どこまでも続く荒野。天気が良くても女性1人で歩くのは怖いような場所・・・ 何かから逃れるように雨の中を走るジェーン。足をとられて転んでも、前に進むことを止めない。彼女を呼ぶ声・・・ 彼女が逃げているのはこの声の主。やがて一軒の家に辿り着く。牧師のセント・ジョンと、その妹達に助けられたジェーンは、少しずつ体力を取り戻す。姉妹に姉のように慕われるジェーン。彼女自身の態度が堅いのが気がかり・・・ 心を閉ざしているようには見えないけれど、どこか入り込ませないようなところがある。冷たいのとも違う・・・ 凛としているといえばそうだけど、少し警戒しているような・・・ 姉妹が住込みの家庭教師の仕事に戻るということで、ジェーンもセント・ジョンの紹介で、農村の学校で住込み教師として働き始める。この間に少しずつ、ジェーンの生い立ちが回想シーンとして差し込まれる。

両親を亡くしたジェーンは裕福な叔母の元に引き取られた。ジェーンは亡父の姪であり血のつながりもなく、息子を溺愛する俗物の叔母には、聡明で自分の意思をしっかり持ったジェーンを理解できない。理解できないからかわいくない。かわいくないのは全てジェーンンのせいであると思っている。それは違うだろうと思うけれど、確かに無邪気に懐く子の方がかわいいし、何故自分がと思うだろうし、気持ちは分らないではない。そして、こんな人は多い。その人の立場になってみないと、本当のことは分らないし・・・ 結局、この従兄弟と叔母のおかげで、ジェーンは寄宿学校に預けられてしまう。このローウッド学院は、シャーロット・ブロンテが実際に通ったカウアン・ブリッジ校がモデルになっているとのこと。ここでのことは詳しくは描かれないけれど、友達が鞭打たれるのを助けようと、わざと石版を落としたジェーンは、1日中立たされ、全員彼女を無視するように言われてしまう。最悪・・・ でも、悲しいけどこんな教師もいる。ジェーンが救おうとした親友ヘレン・バーンズは病に倒れ、幼い命を落としてしまう。不幸な彼女が、幸せそうにやっと帰れると言った所は、父親の待つ家ではなく、神のもとだった・・・ このシーンは泣けた。゚(PД`q。)゚。 このヘレン・バーンズはカウアン・ブリッジ校でチフスになり亡くなった、シャーロットの姉がモデル。後に同校はその酷さが社会問題となったのだそう。当然!

ジェーンの生い立ちについて語られるのは、このわずかな回想シーンのみ。原作では、おそらくもう少し詳しく書かれていると思われるけど、覚えてない・・・ ホントに読んだのかな?(笑) ローウッド学院で教師として働いていたようだけれど、その場面も描かれない。子供時代のシーンから場面が移ると、学院を出て家庭教師としてソーンフィールド館へ向かう場面になっている。描きたいのは、大人になったジェーンが、どのように自分の人生を切り拓いて行ったのかということなので、この辺りは良かったと思う。辛い場面をたくさん見せられなくても、少女ジェーンの聡明さ、潔癖さ、意思の強さは伝わってくる。そして、それが必ずしも当時の女性の美徳ではなかったことも何となく分る。

ソーンフィールド館は、貴族であるエドワード・フェアファックス・ロチェスター氏の館。いつも仕事で出かけていて、屋敷にいることはほとんどない。屋敷にはロチェスター氏がフランスから連れてきた幼い娘と、屋敷を取仕切る家政婦長のフェアファックス夫人を始めとした使用人たちが主の留守を守っている。ヒヤリングは出来るようだけれど、ほとんど英語が話せないこのフランス娘の家庭教師をすることになる。ロチェスター氏の遠縁に当たるフェアファックス夫人は使用人たちを厳しく管理しつつも、ジェーンには優しく接してくれる。フェアファックス夫人がいい人なのだと思うけれど、ジェーンは家庭教師であって、使用人ではないということもあるかもしれない。農村学校の教師の仕事を世話する時、セント・ジョンは教養ある女性のする仕事ではないと言っていたし、家庭教師はそれなりに尊敬される職業だったのかもしれない。イギリスは階級社会だし・・・ ジェーンはほぼこの娘(名前を失念)と、フェアファックス夫人と過ごすことになるけど、この3人の関係が祖母、母、娘みたいで微笑ましい。フェアファックス夫人はデイム・ジュディ・ディンチさすがの演技! 素晴らしい!

フェアファックス夫人とジェーンが庭で交わした言葉が印象的。自分はもっと世界を知りたいと言うジェーン。この時代の女性には世界は狭かったのでしょう。でも、実際の世界は広い。知識としてそれを知ってしまったジェーン。それを知らずに狭い世界で、自分の幸せを見つけて生きていた女たち。どっちが幸せなのか考え込んでしまった・・・ おそらくソーンフィールド館しか知らずに生きてきたフェアファックス夫人は達観したような表情。彼女の真の気持ちは分らないけれど、ならば郵便を出しに行って来てとジェーンをあしらう感じはさすがだなと思ってしまう。そして、ジェーンは運命の出会いをする。森の中で男性を落馬させてしまったのだった。この男性がロチェスター氏なのだけど、それは後で分ること。彼女の意志の強い凛とした態度に、憤慨しつつも興味を持った様子のロチェスター氏。まぁ、彼がロチェスター氏である以上、別に森の中の出会いがなくても運命なんだけど、やっぱりこういう少女マンガ的出会いはあったほうがロマンチック!

ロチェスター氏は気難しく、ジェーンにも不躾な態度を取るけれど、彼を敬いつつも自分の尊厳を失わないジェーンに惹かれて行く。自分はハンサムかと思うかと問うロチェスターに、いいえと答えた後、容姿は重要ではないと言うべきでしたと答えるジェーン。確かに、ロチェスター氏のようなタイプじゃなければ、怒鳴られてるかも。まぁ、質問する方もする方だけど(笑) そして、事件が起きる。物音を聞き目を覚ましたジェーンは、ロチェスター氏の寝室が燃えているのを発見! 彼の命を救うことになる。極秘裏に始末されたこのボヤ騒ぎは、実は後の伏線。このことで、ロチェスター氏がジェーンへの思いを募らせるのは、見ている側にはとっても伝わるけれど、ジェーンに語るセリフは詩的ではあるけど遠まわしな言い方。これは全編通して言えることで、登場人物たちの言葉は詩的ではあるけれど、そのものズバリを言うことは少ない。もちろん、大事な時にはストレートに愛してると言うけれど(笑) 字幕を見て詩的で遠まわしだと思ったけど、英語がどうなっているのか、どちらも原作にそっているのかは不明。見ている側も、言われたセリフの真意を考えつつ見れて、ちょっともどかしいけど、この辺りの感じも品が良くて美しい。

ジェーンには何も告げず、館を後にしたロチェスター氏は、何故かある令嬢とその一行を連れてくる。この辺りが何故なのかイマヒトツ分らないのだけど、あの秘密のためジェーンへの思いを沈めるためかもしれないけれど・・・ この令嬢達がまたお金持ちではあるけど、品格のある人達とは言いがたく・・・ イヤ、上流階級の方々だから品はいいけれど、それと品格があるのは別だからね。ロチェスター氏が強引に同席させたのが気に入らないのでしょうけれど、ジェーンが居るのを承知で「家庭教師というのは・・・」と当てこすりをするなんて、品のある行動とは思えない。まぁ、上流階級って意外にこうなのかも・・・ この辺りは貧しくても品格のあるジェーンと対比しているのだと思う。でも、ドレスがないからと言うと、呆れたように「どれでもいいわ」とフェアファックス夫人に言われることからも、ジェーンが彼らと同等として出席できる場ではないということなのでしょう。ロチェスター氏の真意は不明だけど、彼女を自分と同等の人間として扱ったということかも。この時、ソファに憮然とした表情で座るジェーンの、右後ろから映されるけれど、きれいに結い上げた襟足と、白く細い首のなまめかしさといったら! 地味なドレスの胸元の、レースの品のいい美しさも素晴らしい。本当の美とは本質であるということなのでしょう。

同じ時、密かにロチェスター氏を訪ねた男性が、何者かに刺され大怪我をする事件が起きる。この事件の始末をジェーンに頼むロチェスター氏。2人の絆は深まり、思いを抑えきれなくなったロチェスター氏はジェーンにプロポーズする。自分の魂がジェーンの魂を求めているという主旨のプロポーズは感動した その後、もう一人の人物からも魂が共鳴したと言われるので、単純に作者の好みかもしれないけれど(笑) いずれにしても、シャーロット・ブロンテが女性に自由が無かった時代、男性から魂が共鳴したと言われることに、一人の人間として認められた=自由であると感じていたのかもしれないと思った。もちろん分りやすくWill you marry me?と結婚を申し込んだロチェスター氏に、Yesと答えたジェーンに対し、おめでとうと言いつつも少し嫉妬の表情を見せるフェアファックス夫人。上手いなぁ・・・ もちろん、ジュディ・ディンチが上手いのは言うまでもないんだけど、それを見せるってことが上手い!もちろん、フェアファックス夫人の嫉妬は恋愛感情ではない。自分には得られなかった人生を歩むジェーンに対しての嫉妬。もちろん、玉の輿に乗った嫉妬もあると思う(笑)

結婚式当日。ジェーンの身に着けたウエディング・ドレスが美しい! 丈はむしろ短め。全身真っ白なレースで覆われていて、同じく白のボンネットの上から被せたレースで顔を覆う。カワイイ! コレ着てみたい お祝いの準備が進む中、何故か慌ててジェーンを誰もいない教会へ連れて行くロチェスター氏。急いで式を挙げようとする。そこへ結婚に異議を唱える者が現れる。大怪我をした男性はロチェスター氏が望まない結婚をした妻の弟だった。父親がお金のために無理やり結婚させた妻は、浮気を繰り返した挙句に発狂。幽閉しているが度々抜け出してしまう。ロチェスター氏の寝室のボヤ騒ぎも、弟を刺したのも実はこの妻。この妻がいるために、ロチェスター氏はジェーンへの想いを抑えようとしたけど、抑え切れなくなったのだと思うし、ロチェスター氏の不幸な結婚に関しては、確かにかわいそうだけれど、プロポーズをしてはダメでしょう・・・ 感情をほとんど表さないジェーンが、大粒の涙を流しながらウエディング・ドレスを脱ぐ姿が悲しい そして、ジェーンは悲しい決断をする。人の人生観や倫理観は様々だから、人生の選択において何が正しくて、何が間違っているかというのは、難しい問題ではあるけれど、この場合のジェーンの選択は高潔だと思った。自分の尊厳を守りたいからと、ソーンフィールド館を出る決意をする。この時の、神様お力をと言うミア・ワシコウスカは素晴らしかった!

そして、冒頭の場面へと続く。ジェーンには実はもう一人叔父がいて、その叔父がジェーンに財産を残してくれた。これは実は、ローウッド学院にいる頃に叔母の元に手紙が来ていたのだけど、ジェーンを憎んでいた叔母は、彼女は亡くなったと返事していたというエピソードが、ソーンフィールド館で働いていた頃に挿入される。この叔母の行動も嫉妬・・・人間の業は深い。死に行く叔母がジェーンに告白したのは、自己満足であり、ジェーンに赦されて天国に召されたいという浅はかな考え。俗物は俗物。残念だけど仕方が無い。彼女を赦すことが、自分を救うことになる。後にジェーンが書いた手紙が届いたのか、叔父は遺言でジェーンに財産を残してくれた。2万ポンドの遺産を、自分とセント・ジョンと2人の姉妹で5,000ポンドずつ分けようと申し出るジェーン。原作ではこのセント・ジョン達リーバス兄弟は、実はジェーンの従兄弟であるという設定らしいけれど、映画ではそうはしていない。あくまで、命を助けてくれた彼らと、家族になりたいからという純粋な気持ちからということになっている。映画化に際して、まるごと割愛されることが多いリーバス家について、詳しく描くと話が長くなるので、この辺りは省いたのでしょうけれど、やっぱりちょっと唐突かな・・・ まぁでも、セント・ジョン達に対するジェーンの気持ちを明確にしたかったのかも。

セント・ジョンがジェーンに惹かれるのは時間の問題。周りにいる女性は妹達しかいない状況で、若い女性と1つ屋根の下に暮らすのだから・・・ セント・ジョンは牧師としてインドに赴任することになる。その妻としてジェーンを同行したいと申し出る。牧師の妻としてジェーンならばピッタリだと思う。セント・ジョンもいい人。彼も自分と魂が共鳴したと言う。妻としてではなくインドに同行しようと思っていたジェーンは、このセリフで確信してしまう。自分の魂が求めている人は誰か・・・ ジェーンの耳に自分を呼ぶロチェスター氏の声が聞こえてくる。

ソーンフィールド館に戻ったジェーンは、変わり果てた屋敷の姿に驚く。フェアファックス夫人によると、見張りが寝込んだ隙に抜け出した妻が、屋敷に火をつけて回ったとのこと。彼女はロチェスター氏の制止も聞かず、屋根から飛び降り亡くなってしまった。使用人たちを救出したロチェスター氏は・・・ そして、ジェーンは盲目となったロチェスター氏と再会する。と、気づけば全部書いちゃった(笑) 共鳴しあう魂に感動! そして、自分の尊厳を守り、愛する人の尊厳も守り、そして真の自由を手に入れたジェーン! 素晴らしい

キャストは良かった! セント・ジョン役でジェイミー・ベルが出ていてビックリ! 『リトル・ダンサー』のビリーが結婚を申し込む年齢になりましたか・・・ セント・ジョンもいい人ではあるけれど、ジェーンにふられた瞬間豹変したのはビックリ(´゚Д゚`)ンマッ!! 最後がちょっと残念な役だったけど、ジェーンに惹かれていく若者を好演していたと思う。彼のおかげで助かったわけだからね♪ フェアファックス夫人のデイム・ジュディ・ディンチは相変わらず素晴らしい! 自然にその役として存在しつつ、画面の端にいても存在感がある。でも主役を食ってしまうことはない。そのさじ加減が絶妙! コミカルな演出のある作品ではなかったけれど、彼女の軽やかな演技はコミカルな部分も感じさせて、重々しく暗いソーンフィールド館を救っている。そして、結婚報告を受けた時の演技が素晴らしい! ジェーンを好意的に思っていることは間違いない。でも、ちょっと嫉妬する。その感じが絶妙! 素晴らしい

ロチェスター氏のマイケル・ファスベンダーは名前は知っていたけど、演技を見たのは初めて。気難しく横柄だけど、実は純粋で感情表現が下手なロチェスター氏を好演していた。ビックリしたのは彼まだ35歳なんだね! 老けてる・・・ ロチェスター氏は美男ではないという設定なので、まぁいいけど(笑) ジェーン役のミア・ワシコウスカが良かった! ほとんど化粧っ気もなく、終始硬い表情。でも、ジェーンの心の動きが伝わって来る。いつも堅く結んだ口もとが意志の強さを表しているけど、ロチェスターを見つめる真っ直ぐな瞳が、だんだん潤んでくる・・・ 細すぎる体型もジェーンの過酷な人生には合っている。首筋の美しさが素晴らしい! 全体的に抑えた演技だったけれど、ロチェスターとの別れを決意するシーンは素晴らしかった!

アカデミー賞にノミネートされた、マイケル・オコナーの衣裳が素晴らしい! 舞台となっているのは1830~1840年代らしく、この頃になると写真が多く残っていて、それらを参考に衣裳をデザインしたとのこと。まだミシンがなかったこの時代に合わせて、全て手縫いなのだそう! ジェーンの衣裳は紺もしくは茶の濃淡を基調としたとのことで、それが色の白いミアに良く似合っていた。そして、ジェーンの立場や性格もよく表していたと思う。地味な濃紺のドレスの胸元から覗くレースとか、レースの襟の美しさといったら! 素晴らしかった!

小説の舞台となったダービーシャー州でロケした画が美しい! こういう時代物の作品って美しい反面、当時にこだわって地面がぐちゃぐちゃしていたり、爪の中が汚かったり、汚い画も入ってきたりするのだけど、そういうのはほとんど無かった。清潔とはいいきれないローウッド学院ですら、嫌悪感を抱くほど汚くはなかった。それは、本当に再現したことにはならないかもしれないけれど、汚い画が見たいわけじゃないのでOK! ソーンフィールド館のロケはハドン・ホールで行われたそうで、11世紀に建てられたこの館は、現在所有者がなく一般公開されているのだそう! 『エリザベス』のロケにも使われたとのこと。2人が初めて出会う森は、チャッツワース・ハウスの広場で行われた。17世紀に建てられたデヴォンシャー公爵夫妻の邸宅で、広場は1973年に増設されたものらしい。この館は『プライドと偏見』でダーシー邸として使われたのだそう。と、つらつら公式サイトを見れば分ることを書いているのは、現在稼動している邸がそのままロケ地になってしまうイギリスはスゴイってことと、屋敷の内装、外見、調度品、食器類、ドレス、イギリスの自然、それらを映し出した画全てが美しかったということが言いたいわけです! ホントにどこを取っても絵のように美しかった!

長々、書いてしまったけれど、オススメだということが言いたいわけです(笑) 原作好きの方も満足できると思う! コスチュームプレイ好きな方、イギリスの田舎が好きな方オススメ! ミア・ワシコウスカ、マイケル・ファスベンダー好きな方是非!

『ジェーン・エア』Official site


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2 コメント

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Unknown (ノルウェーまだ~む)
2012-06-15 23:38:15
maruちゃん☆
先ほどは失礼しました~
私も寄宿舎のお友達のシーン泣けたっ
あれはお姉さんがモデルだったのね。
やはり当時はあのような酷い虐待に近いこともされていたのかしら。なんて恐ろしいのでしょう。
イギリスの景色もお屋敷も衣装もどれを取っても素晴らしかったね~
そういえば、オリンピックはその田園風景をフィールドに作っちゃうって、テレビでやっていたなーダニー・ボイル監督が。
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Unknown (maru♪)
2012-06-17 01:48:00
>ノルウェーまだ~む サマ

ううん! こちらこそごめんね{涙}
楽しみにしてたんだけど・・・

お姉さん2人とも学校にいたときにチフスになっちゃって、
若くして亡くなっちゃったんだって・・・
後に問題になったらしいけど、酷いよねぇ(*`д´)

ホント!どのシーンも絵のように美しかったね!
稼動してるお屋敷で普通に19世紀の映画撮れちゃうのがスゴイわ!
開会式、牛とか羊とかも出るんでしょ?
ダニー・ボイルだから楽しみ{ルンルン}
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