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【cinema / DVD】『ハウンター』鑑賞@WOWOW録画

2015-01-23 00:12:55 | cinema / DVD

『ハウンター』鑑賞@WOWOW録画

録画しといた『ハウンター』見た。ツッコミどころはいろいろあるけど、まぁおもしろかった。怖くはない。弟がちょっと甥っ子2号似だったので、ちょっとオマケw 美少女たちのつながりとか、主人公たちの設定とか、おもしろいけど、全体としては普通な印象。アビゲイル・ブレスリンは良かった。




ネタバレありです! 結末にも触れています!


「同じ1日を繰り返していることに気づいたリサ。ある日、隠された扉を見つけ、そこで少女が焼かれるイメージを見る。不審に思った彼女はボード(こっくりさん的な?)を使い幽霊と対話し、自身が既に死んでいることを知る。すると翌日、男性が訪ねて来て、これ以上関わるなと言われる。彼は一体誰なのか? そして何故リサたち家族は、この家を出られないのか?」という感じの話。


『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品らしく、こちらも"家"の中だけで展開するシチュエーション・ホラー。全体的にツッコミどころ満載ではあるけれど、こういう作品は細かいことは気にせず、ザックリとそういうものなんだろうと思って見た方が楽しめる。もちろんバカにしていません! 舞台となってるのは"家"なのだから、リサが暮らしていた家に問題があるのは分かっている。となると、リサたちの前に住んでいた人物に関係があるわけで、エドガーという人物がいたことが分かる。彼は少年の姿で弟の前に現れ、友人になっている様子。そして、このエドガーがリサを脅した人物。


リサが同じ1日を過ごしていることに気づいたのは"目覚めた"からなのだそう。要するに自分の死を自覚すること。両親と弟は目覚めていないので、リサが毎日同じことを繰り返していると言っても信じない。リサを目覚めさせたのは、オリビアという少女が関係しているのだと思う。実はリサが生きていたのは1985年。オリビアは現在を生きている。同じ家だけど内装やインテリアで、時代感がハッキリ分かる演出は好き。リサの時代を見ていた時には違和感はなかったのだけど、オリビアの時代を見ると、なるほど古かった!と思う仕掛け。まぁ、これは私が気づくのが遅かっただけか(o´ェ`o)ゞ このオリビアとリンクするのが、鏡に映った姿がオリビアになっていたり、クラリネットを練習していると、現在のオリビアの中に入ってしまったりと、ちょっとご都合主義的ではあるし、何故彼女とだけ同期するのか分かりにくくはある。まぁでも、これは現在オリビアの家族にはある危機が迫っていて、そのため彼女なりにこの家の過去を調べたところ、リサの事件を見つけて、彼女にコンタクトを取ったということかなと理解。


リサの家族に起こったことは、父親が母親、リサ、弟をエタノールで眠らせた後、車の排気ガスによる一酸化炭素中毒で心中したというもの。既に自分の死を自覚していたとはいえ、自分たちの死因をプリントアウトされた新聞記事でリサが知るのはかわいそうで好き(笑) そういえば、父親の様子が変わっていったことを思い出す。同じ日を繰り返していたのに、エドガーが現れた日から、急にタバコを吸い出したり、怒りっぽくなった父親。故障した車をいつまで修理しても直せない父親。そう、父親が犯人だから。でも、それはエドガーが彼に憑りついてさせていたこと。そして、現在オリビア一家が同じ状況にある!


言い忘れていたけど、最初にオリビアにコンタクトした日、彼女から床下を見るように言われ、探ってみると1冊のサイン帳が見つかる。そこには、10人近い少女たちの行方不明を伝える新聞記事の切り抜きがスクラップしてあった! そう、彼女たちを殺したのはエドガー。彼はこの家の地下に少女たちを監禁。殺害した上、遺体を焼いていたのだった。リサが見たイメージはこれ。地下で指輪を拾ったため、指輪の持ち主だった最初の犠牲者とリンクし、彼女を"目覚め"させることに成功する。


エドガーはリサたちが越してくる数年前に亡くなり、その後もこの家に憑依していた。そして、越してきた家族の父親を操り、殺害していたということらしい。リサの弟と母親も"目覚め"た。リサは父親を"目覚め"させる。4人は家を出て行こうとするけれど、リサはオリビアを救うため家に残る。この辺りもどうやって救うのかあやふやではあるのだけど、まぁそうしないと話終わらないからね(笑) リサはエドガーと対決し、最初の犠牲者ハリットに力を貸してくれるように祈る。すると彼女が現れ、そして他の犠牲者たちも次々現れ、エドガーを・・・ これは成仏させたのかな? 地獄に落としたってこと? ちょっとよく分からないけど、とりあえずやっつけたわけです!(笑) 当然、オリビア一家もこれで救われる。何故か、この時オリビアとリサはまた一体化しているのだけど、これはオリビアはリサの生まれ変わりなのかな? まぁ、それは飛躍し過ぎか(o´ェ`o)ゞ


その後、リサは自分のベッドで眠りにつくと、翌朝あの何度も繰り返した、誕生日の前日と同じく弟の無線で起こされる。また繰り返すのか?と思われた時、弟は「Happy Birthday」と言う。そう、違う日になったのだった。扉を開ければどこにでも行けると言う両親。ハッピーエンド でも、最後「リサ・・・」って呼ぶ声入ってたよね? あれ?(o゜ェ゜o) まぁ、いいか(笑)


ホラー映画だと思うけれど、怖くはない。少女たちが殺害された事実はあるけれど、殺害シーンもないし、前述した焼き殺されるシーンも、ハッキリ見せているわけではないので、苦手な人も全然見れると思う。視覚的にも、ストーリー的にも怖くはなく、どちらかというと謎解きっぽい。日本では主演のアビゲイル・ブレスリンが一番知られているかな? それでも映画好きじゃないと知らない人多いかも? 両親やエドガー役、オリビア役の子も出てくるけれど、ほぼアビゲイル・ブレスリンが引っ張る感じなので、彼女の演技にかかっている部分は大きいけれど、良かったと思う! 適度に生意気で、適度に勇敢、適度な怯えぶり。ホメてます!


何度も言うけど怖くないし、惨殺死体などグロくもないので、ホラー苦手な方もOK! むしろ怖いの苦手だけどホラー見たいっていう方オススメ? アビゲイル・ブレスリン好きなかた是非!


ハウンター|映画|WOWOW


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