'10.06.25 『ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(試写会)@九段会館
yaplog!で当選。いつもありがとうございます。全米で予想を超える大ヒットってことで、バカ映画を期待して応募。見事当選した。
*ややネタバレありです!
「結婚式を2日後に控えて、4人でラスベガスへ繰り出した花婿ダンたち。屋上でアランが持ち込んだお酒を飲み始める。カジノで大儲けすることを見込んで泊まったスウィートルーム。翌朝、目覚めると部屋は大荒れ。何故かトラと赤ちゃんがおり、花婿ダンがいなくなっていた…」というあらすじで分かると思うけど、バカ映画です。バカ映画ということ以外、特に説明する必要もない感じ。だから、後は合うか合わないか。個人的には嫌いではなかったかな。特別好きでもないけれど(笑) でも、おもしろかった。
アメリカでは結婚式前夜に、花婿もしくは花嫁と友人達がバカ騒ぎをするという、バチェラー(バチェロレット)パーティーを開くらしい。ハリウッド映画ではけっこう登場するので、知ってはいた。ダグの結婚式会場が、ラスベガスからどのくらいの距離の位置にあるのか分からないけど、結婚式2日前に1泊でワクワクしながら行っちゃう感じが、女子としては若干イライラする(笑) まぁ、バチェラーパーティーというのは、映画で見る限り、バカ騒ぎをするってことみたいなので、ありなんだと思うけれど、騒ぎたい=ラスベガスっていうのがねぇ。まぁ、そうじゃないと話にならないんだけど・・・(笑) 個人的にはそんなにラスベガスに惹かれないんだけど、『ベガスの恋に勝つルール』でも、失意の主人公たちがラスベガスに繰り出し、バカ騒ぎをした挙句、泥酔して結婚しちゃってたし、アメリカ人にとっては特別な場所なのかもしれない。
"消えた花ムコ"とサブタイトルにあるとおり、花ムコのダグは消えてしまうので、主役は残りの3人ということになる。その辺りを踏まえてもダグを含めた4人のキャラは、この手のドタバタコメディーにありがちな割り振りではある。花ムコになるダグは友情に厚く、優しくて、好人物。その上イケメンだけど一番個性がないともいえる。まぁ、途中消えちゃうからいいけど(笑) 教師で息子がいるフィルは、顔も頭もいいけれど、そういうタイプにありがちな、要領が良くて調子がよく、カジノで大儲けすると過信して、ホテルの一番豪華なスウィートに泊まろうと主張。でも、カードは歯科医のスチュのもの。嫌いなタイプ(笑) 歯科医のスチュは、バーテンダーと浮気した彼女から束縛されている。カジノに行くことが気に入らない様子の彼女の言っていることは、この時点では一見まとも。でも、後の電話攻撃はちょっとヒステリック。でも、彼女を愛しているから結婚を申し込むという。これはすでにDV(笑) スチュは気づくと損な役回りを押し付けられるイケてないキャラ。そして、もちろん残りの1人はデブキャラです(笑) このデブキャラくんは花嫁の弟。花嫁はかなりキリリとした美女なのに、弟はダラっとした大人になりきれていないというか、子供のままのような人物。ネタバレもなにも、このデブキャラがこの度の泥酔の原因なのは明らか。実の父のセリフなどで伏線もあるし。でも、犯人がいないと事件も起きないので、そういう意味では重要人物。この4人と合コンしたら、やっぱりダグだなという、そのダグが消えてしまうわけです(笑)
4人で屋上でノリノリで乾杯した後、画面が切り替わって翌朝。ムックリ起き上がったアランがボーっとしながらバスルームへ用を足しに行くと、なんとトラが! そこから、ドタバタ3人が確認した事実は、強盗にでも押し入られたかのような部屋。前歯が抜けているスチュ、どうやら病院に行ったらしいフィル、バスルームのトラ、そしてクローゼットに赤ちゃん! ひとまず、部屋を出て朝食を取りながら、昨日のことを必死で思い出そうとする3人。見上げると部屋の窓の外の彫刻に、ベッドのマットが(笑) このマットは後にいい働きをするのだけど・・・ とりあえず、フィルが行ったと思われる病院に手がかりを求めて行ってみようと、車を出してもらうと、アランの父親のベンツではなくパトカーが出てくる始末。もう全く訳が分からない・・・ 3人も訳が分からないけど、見ている側も訳が分からない。これ一体どうなるんだろうと思っていると、次々ビックリエピソードが明らかになる。なんとスチュはストリッパーと結婚しており、アランは自分のバッグと間違えて、チャイニーズ・マフィアの800万ドル入りバッグをどこかに失くしてしまったらしい。ダグは、彼らに拉致されていた・・・
と、ネタバレはココまでにして、こんな感じでドタバタと3人の珍道中が展開される。とにかく、見ている側としても出発点はあの破壊されつくした部屋しかないわけで、決して若くはない3人の男が泥酔した結果として、トラと赤ちゃんがいる理由がサッパリ分からないけど、これがかなり力技的な部分も多々あるけれど、意外にもいろんなピースがはまっていき、切羽詰りながらも何とか問題をクリアしていく。だいぶ強引なところはあるけれど、いろんな疑問は一応クリアになる。その辺りは上手いなと思った。ただ、終始ドタバタしているし、かなり下ネタ満載で下品(笑) だから、合わない人もいると思う。個人的には、結構笑えた。どんなに窮地に陥っても、3人で力を合わせてダグを助けようとする姿は面白いけど、感動するというものではないので、これはあくまでバカ映画なのでしょう。ただ、スタンガンはやり過ぎかなぁ・・・ マネするチビッコもいるんじゃないだろうかと心配。あ
R15+だった(笑)
そもそも有名俳優を使わず、低予算で作られた映画。それが口コミで広がり、全米コメディ映画史上歴代No.1の興業収入を獲得したのだそう。なので、俳優さんもほとんど知らない人ばかりだった。一応、アラン役のザック・ガリフィアナキスは『ベガスの恋に勝つルール』に出演していたそうだけど、覚えてなかった・・・
アシュトン・カッチャーの友達役の人かな・・・ みんな、ダメキャラをきちんと演じていて、ダメなのにイライラしなかったのは彼らの演技のおかでだと思うけれど、正直特別演技で印象に残る人はいなかったかなぁ・・・ コメディーって低く見られるけど、笑いを取るのって実は難しいので、演技は上手いのだと思うのだけれど、やっぱりこういうタイプの映画は、登場人物のキャラが立っているので、なかなか俳優さんの"演技"として印象に残りにくいのかもしれない。唯一、画面に登場して名前と顔が一致したヘザー・グラハム。スチュが泥酔して結婚してしまったストリッパーを演じていたけど、相変わらずカワイイ! 今年の1月で40歳を迎えたとは思えない! ストリップシーンこそなかったけれど、露出度の高い服のボディラインは見事。確かにアップになると若干目じりに小じわは見えるものの、20代後半~30代前半にしか見えない! お人形さんみたいにカワイイ。
とにかく、ドタバタとダメ男3人の珍道中が繰り広げられる。前にも書いたけれどかなり下品。下品といえば、チャイニーズ・マフィアのボス、レスリー・チョー役のケン・チョンは以前はお医者さんだったそうで、後にコメディー俳優に転身したそうだけど、あの役でいいのだろうか(笑) トランクから出てきたあのシーンとか・・・ と、こちらが心配になっちゃうくらいバカ映画。でも、バカ映画はバカ映画なりに「バカで最高!」となるような、例えば『俺たちフィギュアスケーター』みたいな爽快感はなかったかなぁ。でも、映画は何もズッシリ重量感のある作品ばかりが映画ではないので、たまにはこういうのもストレス発散になっていいと思う。そういう意味ではおもしろかった!
バカ映画が見たい人にはオススメ! 下ネタが苦手な人はダメかも(笑)
『ハングオーバー』Official site
yaplog!で当選。いつもありがとうございます。全米で予想を超える大ヒットってことで、バカ映画を期待して応募。見事当選した。
*ややネタバレありです!

アメリカでは結婚式前夜に、花婿もしくは花嫁と友人達がバカ騒ぎをするという、バチェラー(バチェロレット)パーティーを開くらしい。ハリウッド映画ではけっこう登場するので、知ってはいた。ダグの結婚式会場が、ラスベガスからどのくらいの距離の位置にあるのか分からないけど、結婚式2日前に1泊でワクワクしながら行っちゃう感じが、女子としては若干イライラする(笑) まぁ、バチェラーパーティーというのは、映画で見る限り、バカ騒ぎをするってことみたいなので、ありなんだと思うけれど、騒ぎたい=ラスベガスっていうのがねぇ。まぁ、そうじゃないと話にならないんだけど・・・(笑) 個人的にはそんなにラスベガスに惹かれないんだけど、『ベガスの恋に勝つルール』でも、失意の主人公たちがラスベガスに繰り出し、バカ騒ぎをした挙句、泥酔して結婚しちゃってたし、アメリカ人にとっては特別な場所なのかもしれない。
"消えた花ムコ"とサブタイトルにあるとおり、花ムコのダグは消えてしまうので、主役は残りの3人ということになる。その辺りを踏まえてもダグを含めた4人のキャラは、この手のドタバタコメディーにありがちな割り振りではある。花ムコになるダグは友情に厚く、優しくて、好人物。その上イケメンだけど一番個性がないともいえる。まぁ、途中消えちゃうからいいけど(笑) 教師で息子がいるフィルは、顔も頭もいいけれど、そういうタイプにありがちな、要領が良くて調子がよく、カジノで大儲けすると過信して、ホテルの一番豪華なスウィートに泊まろうと主張。でも、カードは歯科医のスチュのもの。嫌いなタイプ(笑) 歯科医のスチュは、バーテンダーと浮気した彼女から束縛されている。カジノに行くことが気に入らない様子の彼女の言っていることは、この時点では一見まとも。でも、後の電話攻撃はちょっとヒステリック。でも、彼女を愛しているから結婚を申し込むという。これはすでにDV(笑) スチュは気づくと損な役回りを押し付けられるイケてないキャラ。そして、もちろん残りの1人はデブキャラです(笑) このデブキャラくんは花嫁の弟。花嫁はかなりキリリとした美女なのに、弟はダラっとした大人になりきれていないというか、子供のままのような人物。ネタバレもなにも、このデブキャラがこの度の泥酔の原因なのは明らか。実の父のセリフなどで伏線もあるし。でも、犯人がいないと事件も起きないので、そういう意味では重要人物。この4人と合コンしたら、やっぱりダグだなという、そのダグが消えてしまうわけです(笑)
4人で屋上でノリノリで乾杯した後、画面が切り替わって翌朝。ムックリ起き上がったアランがボーっとしながらバスルームへ用を足しに行くと、なんとトラが! そこから、ドタバタ3人が確認した事実は、強盗にでも押し入られたかのような部屋。前歯が抜けているスチュ、どうやら病院に行ったらしいフィル、バスルームのトラ、そしてクローゼットに赤ちゃん! ひとまず、部屋を出て朝食を取りながら、昨日のことを必死で思い出そうとする3人。見上げると部屋の窓の外の彫刻に、ベッドのマットが(笑) このマットは後にいい働きをするのだけど・・・ とりあえず、フィルが行ったと思われる病院に手がかりを求めて行ってみようと、車を出してもらうと、アランの父親のベンツではなくパトカーが出てくる始末。もう全く訳が分からない・・・ 3人も訳が分からないけど、見ている側も訳が分からない。これ一体どうなるんだろうと思っていると、次々ビックリエピソードが明らかになる。なんとスチュはストリッパーと結婚しており、アランは自分のバッグと間違えて、チャイニーズ・マフィアの800万ドル入りバッグをどこかに失くしてしまったらしい。ダグは、彼らに拉致されていた・・・


そもそも有名俳優を使わず、低予算で作られた映画。それが口コミで広がり、全米コメディ映画史上歴代No.1の興業収入を獲得したのだそう。なので、俳優さんもほとんど知らない人ばかりだった。一応、アラン役のザック・ガリフィアナキスは『ベガスの恋に勝つルール』に出演していたそうだけど、覚えてなかった・・・

とにかく、ドタバタとダメ男3人の珍道中が繰り広げられる。前にも書いたけれどかなり下品。下品といえば、チャイニーズ・マフィアのボス、レスリー・チョー役のケン・チョンは以前はお医者さんだったそうで、後にコメディー俳優に転身したそうだけど、あの役でいいのだろうか(笑) トランクから出てきたあのシーンとか・・・ と、こちらが心配になっちゃうくらいバカ映画。でも、バカ映画はバカ映画なりに「バカで最高!」となるような、例えば『俺たちフィギュアスケーター』みたいな爽快感はなかったかなぁ。でも、映画は何もズッシリ重量感のある作品ばかりが映画ではないので、たまにはこういうのもストレス発散になっていいと思う。そういう意味ではおもしろかった!
バカ映画が見たい人にはオススメ! 下ネタが苦手な人はダメかも(笑)
