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【Googleのロゴ】こどもの日

2010-05-05 02:56:22 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



こどもの日!

もちろん知ってるけど、毎度のWikipediaで調べてみた!

こどもの日(こどものひ)とは、日本における国民の祝日の一つ。
日付は5月5日である。

祝日法2条によれば、
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨。
1948年に制定。

ゴールデンウィークを構成する日の一つである。

とのこと! 詳細はWikipediaで!

よい子供の日を~


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【cinema】『書道ガールズ!! ~わたしたちの甲子園~』(試写会)

2010-05-05 01:45:14 | cinema
'10.04.27 『書道ガールズ!! ~わたしたちの甲子園~』(試写会)@九段会館

yaplog!で当選。いつもありがとうございます。女子高生が書道をするということと、実話ベースであるということに惹かれて応募。見事当選した。試写状が届いた翌日、rose_chocolatさんのお誘いでレセプションにご一緒させていただいたたので、お声掛けした。

*ネタバレありです!

「"紙の町"四国中央市。四国中央高校書道部では部員のやる気が低下。部員の香奈は、なんとか盛り上げようとするが、書道は真剣にするものであると考えている部長の里子は、部員に辛くあたってしまう。そんな時里子は、臨時教師の池澤に、自分の書をつまらないと言われ、書道に対する気持ちを見つめ直すことになる…」という話で、これは青春映画。すごくベタで、漫画的ではあるけれど、なんだかとっても清々しい気持ちになった。それは、少女達の一生懸命さもあるし、やっぱり"書道"という要素が大きいのかと思う。日本人なので"~道"といわれると、一本筋が通って、ピシッとしたものを感じたりする。

なんというか、青春だなぁという感じがしたし、自分も高校生だった頃に感じていた悩みとか、視野の狭さゆえに人も自分も傷つけちゃう感じとかがグッときた。特に成海璃子ちゃん演じる主人公の里子の生真面目さとか、自分に厳しいから他人にも厳しくしちゃう感じとか。嫉妬とか憧れとかがゴチャゴチャになって、自分の中で上手く処理できなくて、強く言い過ぎてしまう感じが、とってもよく分かる。なんだか似てるなと思ったし。でも、この感じって里子が強めに出ちゃうだけで、外に出すか出さないかの違いで、多少なりとも誰もが思い当たるんじゃないだろうか。人との違いに悩まないのは子供だったからで、視野が狭いのは若くて経験が乏しいから、でも「こうしたい」とか「こうあるべき」と思うのは自我が芽生えたから。でも、自分の思うとおりに行かないのが人間関係。それは相手にも自我や事情があるから。その折り合いを上手くつけられなくて悩む時期こそが思春期なんだと思う。まぁ、この辺りのことはおばちゃんだって今でも悩んでいるのだけど(笑) でも、この時期苦しんだ分、後で絶対役に立つし、折り合いを少しだけ楽につけられると思う。

冒頭、ぽっちゃり女子高生を香奈が追いかけているところから始まる。特に説明もなくしばらく教室や廊下での追いかけっこが続く。ぽっちゃり女子高生の鼻が鳴ってしまったりコミカルなので楽しいけど、やや長いかも。一体なんだろうと思っていると、2人の会話からぽっちゃり女子高生は書道部を辞めようとしていて、香奈はそれを止めようとしていることが分かる。現在部員は部長の里子を初め、やたらと仲のいい男子3人組(書道ボーイズ)、KY(セリフそのまま)な清美、常にヘッドホンで音楽を聴いてる小春と、香奈の7人。それぞれがそれぞれのやり方で書を書いていて、バラバラで楽しくないというのがぽっちゃり女子高生の退部理由。それは香奈がいつも感じていることでもある。里子と並ぶ実力者美央が、部活に来なくなってから、部活が楽しくなくなったという。この辺りは、香奈の言葉だけなので見ている側には、真偽のほどは分からないけど、それは特に問題じゃない。要するに、バラバラだった部員が一つになって、書道パフォーマンス甲子園に出場する話であるということ。そして、語り口としてはこのドタバタ感であるということ。その感じが気にならないでもないし、KYはまだしも、香奈が度々使う「感動した!」(元ネタ:小泉元首相)は、いくらなんでも古いだろうと思うけど、嫌ではなかった。クレジットされてたのか覚えてないけど、その当時の話だったのかもしれないし(笑)

もう一人キーマンとなる人物が登場。書道部顧問となる池澤は、自身も書道家として道を見失っている。自信を失った池澤は、里子達を指導する資格はないと思っている。だから、彼女達にも素っ気ない態度を取ってしまう。でも、気になるので、陰ながら見守っている。という、もうこれは少女マンガのコーチや先生、もしくは先輩の典型的なパターン。正直、池澤自体の感動エピソードみたいのはいらなかった気もするけど、この作品自体が対象といているのは、やっぱり主人公達と同世代の少女達なのだと思うので、そういう意味でそもそも"少女マンガ"であるという作り方なのかなと思う。それは分かりやすくて良かったんじゃないかと思う。

書道パフォーマンス甲子園の四国中央高校チームのテーマは「再生」 そしてそれは、この映画のテーマでもある。東京で働いていると、毎日のように新しいお店がオープンしてるし、再開発も進んでいるから、不況と言われてもあまりピンと来ない。せいぜいデパートが空いてるなということくらい。でも、地方は大変なことになっている… 地方でも都市部ならばここまでじゃないのかもしれないけれど、この作品で描かれる四国中央市の様子はなかなかキビシイものがある。失礼ながら、四国中央市について全く知識がなかったので、どのくらいの規模で、県中心地方からどのくらい離れているのか分からない。製紙工場の煙突が並ぶ海沿いの街には、不況の波が押し寄せ、商店街では店をたたむ店舗が増え、活気を失っている。この映画のモデルとなった愛媛県立三島高校が、パフォーマンスを始めたきっかけも、地元を活気づけたいとの思いから。

この映画の中では、里子の彼氏(未満)の祖父の製紙工場が倒産し、清美の家が祖父の代から続く文房具店をたたむ決意をする。池澤の書道部勧誘パフォーマンスに触発された清美は、閉店セールでの書道パフォーマンスを計画する。思い込んだら周りが見えなくなる清美の姿を、里子は受け入れられない。ワーグナーの「ワルキューレ」に乗せて描かれる池澤のパフォーマンス・シーンから、衝撃を受けた清美が暴走して、里子に怒鳴られるまで、スロー映像などを駆使して、コミカルに描かれるので、イライラし過ぎたり、里子の怒りにビックリしたりすることもない。たしかに墨を撒き散らし、大音量で「王将」をかけて巨大な書を書かれては迷惑だし(笑) ただ、このドタバタ+スロー駆使で墨撒き散らし、周囲の人の顔真っ黒シーンが何度も繰り返されるので、やや飽きるかなという気もする。それは、書道パフォーマンス甲子園開催に協力を頼むため、市役所の敷地内で書道パフォーマンスをするのは、ベタだなと思いつつも感動したりしていたんだけど、こちらも後にもう一度繰り返してしまうのは、ちょっとくどいかなと思ったりもする。でも、自分の気持ちを素直に表現できない気持ちを、書道で表すというのは分かりやすいし、潔いかも。ベタだけど感動してしまったし。

それはやっぱり、彼女達の狭かった世界が、ほんの少しだけど広がって、自分とは違う人の意見や考え方を受け入れられるようになる感じや、そのことによって、違う見方が出来るようになって、書道の本当の面白さを知って、どんどんキラキラしてくる感じが、ベタな語り口ながらきちんと伝わってくるから。成海璃子ちゃん初め、若い役者さんたちは、全ての書道シーンを吹き替えなしで演じたのだそう。だからこれは彼女たちの成長物語でもあるんだと思う。その辺りを狙ったのかは不明だけど、登場人物達と同世代の彼女達が演じることが、上手くリンクしたことは間違いないと思う。

実話がベースとなっている。四国中央市にある愛媛県立三島高校がモデル。平成15、16年に国際高校生選抜書展で連続優勝している実力校。地元の商店街を盛り上げようと、書道パフォーマンスを披露している姿を、南海放送がドキュメンタリー番組として放送。これがきっかけとなって、2008年7月に"紙まつり"の一貫として、書道パフォーマンス甲子園が開催された。これが"ズームインSUPER"に取り上げられて、話題となり今作へと繋がったのだそう。多分、コンセプトや背景などを使っただけで、それぞれのエピソードはオリジナルなんだと思うけど… ちなみに、三島高校、埼玉県立松山高校、埼玉県立川口高校の書道部員は書道パフォーマンス甲子園のシーンに出演している。このシーンも役者さん達は吹き替えなし。墨を含ませると20kgになる太筆を使って描く文字は迫力がある。他の高校がチアガールみたいに派手なパフォーマンスをする中、袴姿の里子達が新鮮。アンジェラ・アキは全然聴いたことなくて、正直個人的には劇中で曲を聴いてもグッと来なかったけど、袴姿の彼女達のたたずまいと「手紙~拝啓 十五の君へ~」は合ってたと思う。ただ、とんでもなくベタなシーンにも使われてしまうのだけど… まぁその後、これまたベタな展開ながら、人に弱みを見せることや、醜態を曝すことをひどく嫌っていた里子の成長を表すシーンもあるのだけど。

若い役者さん達は正直演技は特別上手くはない。でも、その未熟だけど一生懸命な感じが、登場人物達と重なってすごく良かった。清美役の高畑充希の演技が上手いけど、そつのなさが逆に新鮮さが薄まってしまったかなと思ってしまうのは、演技的には拙いところはあるけれど、一生懸命な姿が胸打つ成海璃子ちゃんの存在感にある。この里子役がすごく合ってたと思う。書道教室を営む父の厳格な指導のもと、素晴らしい字は自分と向き合って苦しまなければ、書けないと思っていた。それはもちろんそうだけど、いい書を書くために苦しもうとするのは違う。その感じがすごくよく伝わってきた。自分はこんなに苦しんでいるのに、楽しそうに書く美央の書の方がいいのは何故なのか理解できずに悩む。この辺りの感じをとっても素直に演じていたと思う。そのイライラを上手く消化できないでいる感じは、もしかしたら彼女自身感じていることなのかもしれない。生真面目な感じや、潔さや清々しさが良かった。香奈役の桜庭ななみも演技は正直、特別上手いと思わなかったけど、一生懸命さが伝わってきたし、かわいかったのでよし(笑) みんなより少し早く大人になる美央役の山下リオは、その辺りを自然に演じていたと思う。美少女だけど薄幸な感じも合ってた。里子とは違う生真面目さもいい。

池澤役の金子ノブアキの出演作を見るのは初めて。名前は知ってたけどRIZEの人だったんだね。RIZEのことはCHARの息子しか知らなかったから(笑) 正直、演技は… だったけど、池澤のキャラ自体がコーチ役のパロディという感じなので、まぁいいかなと思った。清美のパフォーマンス・シーンで、電柱の陰で墨だらけになっていたのはおもしろかった。書道ボーイズもおもしろかった。特に書道パフォーマンス甲子園の変なダンスが最高です(笑) 3人のうちの1人中野卓也役は『色即ぜねれいしょん』の森岡龍くんだったんだね! 全然気づかなかった(笑)

質にこだわって良いものを作っているのに、売れないため倒産してしまう彼氏(未満)の祖父の製紙工場、店をたたみ広島へ引っ越して行く清美一家、母が倒れてしまい夢を諦めようとしている母子家庭の美央、中学時代いじめに合い、心を閉ざしてしまった小春、厳格な父と里子との関係、そして地方の現実など、重いテーマをサラリとコミカルに描いている。だから、重くならずに見ることが出来る。それでも、毎日煙りが立ち上る製紙工場の煙突が象徴的。寂れてはいるけれど、地方の風景が美しい。先日見た『RAILWAYS』とはまた違った地方の美しさ。

とにかく、何度も書くけどかなりベタ。アンジェラ・アキ大合唱にはこちらが恥ずかしくなってしまうほどのベタさ(笑) でも、成海璃子ちゃんはじめ、高校生役の役者たちの今しか出来ない、拙いけれど真っすぐな演技を見る価値はあると思う。作品風に言えば「感動した!」ということはないけれど、清々しい気持ちになれる。

おばちゃんとしては、こういう青春を過ごして欲しいなぁ。派手なメイクや、喫煙なんて、大人になったら普通にできる。でも、不器用に傷つきながら、自分の中の葛藤と向き合って、好きなことを好きだというだけで突き進むなんてことは、若い内に経験しておいて欲しいと思ったりする。同世代の人に見て欲しい。


『書道ガールズ!!』Official site

コメント (12)
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