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【MJ】「みうらじゅんといとうせいこうのバカ映画に愛を込めて」

2008-12-03 01:36:06 | MJ
'08.11.23 「みうらじゅんといとうせいこうのバカ映画に愛を込めて」@浅草公会堂

これはbaruからの数ヶ月遅れの誕生日プレゼント。本当は一緒に行く予定だったけれど、行けなくなってしまい残念(涙) 当日はMッスと一緒に鑑賞。

11/21~24まで浅草で開催された「第1回したまちコメディ映画祭in台東」はコメディ映画の上映はもちろん、デーモン小暮閣下による歌唱など様々なイベントが浅草各地で催されたらしいけれど、今回はこのトークショーのみ鑑賞。18:30~だけれど、その前にお笑いイベント「したコメお笑いアワード2008」を見ることも出来た。17:00~とのことだったけれど、お茶してから行ったらネタ披露は終わってしまっていて、いきなり優勝(?)と特別賞が発表されたけれど、おもしろかったのかさっぱり分からない(笑)

というわけで「みうらじゅんといとうせいこうのバカ映画に愛を込めて」から見ることに。この2人といえば「ザ・スライドショー」MJが撮ってきたおかしなモノのスライドにSIがツッコミを入れるというもの。今回もこれの縮小版という感じ。まずは軽いトークから。バカ映画とはという事について語る。MJによるとバカ映画とおバカ映画は違うのだそう。おバカ映画とはあえてバカであることを狙って撮られた映画で、バカであることに気取りがあるのだそう。おバカの"お"はオシャレの"お"なのだそう。バカ映画とはバカなものを作っている意識はなく、本人達は真剣に作った結果バカなものになっている映画を言うのだそう。最近の映画で言えば清水の任侠一家を描いた有名俳優監督作品とか、大女優と個性派俳優共演の古代の謎を探る夫婦愛映画などがあてはまるのだそう。どちらも未見なのでホントのところは分からないけれど、何となく納得(笑) MJはそういうバカ映画の香りがぷぃ~んとする映画をあえて朝一番の回で見ているのだそう。MJのそういうある意味攻めの姿勢には感動。こんな紹介のされ方は映画に携わった方々には不本意かもしれないけれど、実はMJには愛があるのだということをわかって欲しい! と何故か力説(笑)

そしてスライドショーへ。MJは中学生の頃からのパンフレット・コレクター、パンフレッターなのだそう。何千(?)というコレクションの中から、これはというパンフレットをスライドで紹介。バカ映画もしくは、バカパンフのデザインには太陽や青空が使われていることが多いということで「バカは太陽」「バカは青空」などとカテゴリー分けをしているけれど、これは少々こじつけっぽかったりもする。多分、カテゴリー自体にはそんなに意味はなくて、分かりやすくおもしろく分類しただけで、見せたいのはバカであるということ。どんなにバカであるかってことでもないんじゃないかと思う。「これバカでしょう」ってことが重要で、そしてその視点に愛がある(笑) 全然ピンとこない人もいると思うけど、それは感性が違うというだけ。でも、普段何気なく目にしているものも、何か変だなって目線を持ったら楽しくなる。MJはそういう目線を持っている。サブカルチャーの本当の意味はあまり理解できていないけれど、そういう目線を持ってるっていう事なのかな・・・。MJの目線をおもしろいと思っているから、日常の中に「クスッ(笑)」を見つけられるようになったのか、そもそもメインカルチャーよりサブカル的な人間だからMJが好きなのか分からないけれど、自分としてはバカをおもしろいと思える人生の方が楽しい気がする。まぁ、バカの定義も人それぞれだし、それこそ感性の違いもあるけれど。なんて熱く語ってしまった(笑)

イベント自体はもともと終了時間があったのか不明だけど、何故かSIが「もう2時間以上もやってる!」と焦って終わりにしてしまったけれど、実は1時間半くらいしかやってなかった(涙) でも、MJ初監督作品『お笑い虎の穴』が見れたのはうれしかった。10年くらい前に吉本の若手お笑い芸人(当時)多数出演のバカ映画。ラストシーンの撮影でふざけて真面目にやらない芸人にキレた助監督の安齋さんが、勘違いしてナイナイ矢部を叱りつけてしまい、矢部が怒って帰ってしまったという撮影秘話を、伊集院のラジオ番組で語っているのを聞いた時から気になっていた。「アホの坂田師匠が双子の少年達の命により、真のお笑い芸人を生み出すべく地下組織を作り、若者をさらっては過酷な訓練を強制する"お笑い虎の穴"から1人の芸人が脱出を試みるが・・・」というストーリーもあってないようなもの。一応主演のナイナイ岡村を始め若手芸人(当時)のお笑いシーンは一切なし。その代わり泉麻人やいとうせいこうがMJ作の漫才を披露するというのが見どころ。いわゆるMJとそのお友達に興味のない人には全くおもしろくないであろう作品で、これはゆるい。まぁ、映画ファンとしては尊敬するMJ作品としても・・・という感じだけれど、バカであるという事に関しては一点の曇りもなし! まぁ、多分こんな機会でもなければお目にかかれない作品だと思うので本当に見れてよかった!

というわけで大満足! やっぱりMJはバカで素晴らしい。baru素敵なプレゼントありがと~


したまちコメディ映画祭in台東Official site

コメント
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