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【cinema】『空中庭園』

2006-02-24 00:43:04 | cinema
'06.02.22 続けて『空中庭園』を見る。

実はこっちが気になって見に行った。小泉今日子の演技が話題だったし、個人的には板尾さんが気になった。

「隠し事はしないというルールの京橋家。しかし家族はそれぞれに秘密を持っていた。ある日、その均衡が破れて…」という話。う~ん。そもそも隠し事が一切ないっていう設定が不自然であるとう前提の映画なわけだから、その日常が空々しいのは当り前。見ていてすごく居心地の悪い一家団欒も狙いなのだからOK。でもなぁ…。

ダンナの板尾さんの隠し事は浮気。ソニンはある意味キーパーソンだから分かるけど、永作の役の意味が分からない。あれは必要かな? ソニンも…。いい意味で安っぽい女ってことで愛人役はあってる。とっくに夫の愛人だと気づいている小泉今日子と同じ食卓の下で足絡めあいも…。その後のブチギレシーンの伏線ではあるけど古っ! 階段での絡み合いとかもちょっとね…。角田光代の原作は未読。なので原作どおりのシーンなのかは不明。例え原作どおりにしてももう少し何とかならなかったか? 板尾さんは演技はイマヒトツだけど飄々として役にはあってた。

小泉今日子は前半の笑顔の無表情が怖くてよかった。ブチギレシーンは面白かった。普通ブチギレるのは理不尽なことをされて耐え切れなくなるからで、この映画での理由も小泉今日子側から見ればそう。でもオチがある。オチ自体は別に斬新だったり意外だったりというのことはないけど、実はだれでも陥りがちなんじゃないかと思う。小泉今日子の役でのそれはかなり誇張してあるけど…。それは気に入った。見終わった後、今までの出来事の中で自分も同じような間違いをしていたんじゃないか? とかちょっと考えさせられたし。

映像的に凝ろうとしてあざとい時もあるし、何回か出てくる画面が回転するシーンは若干気持ち悪くなった。でもまぁ、オチで考えさせられたのでよかったんじゃないかと思う。


『空中庭園』公式サイト

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【cinema】『さよならCOLOR』

2006-02-24 00:31:52 | cinema
'06.02.22 Tと『さよならCOLOR』@ギンレイホール

Tのお友達はギンレイホールの会員。年会費1万円で映画見放題らしい。ミニシアター系の映画を中心に公開よりちょっと遅れて上映している。基本的に2本立てなので何本も見る人はお得かも。タイミング的にはレンタルより遅かったりするかも知れないけど、やっぱり映画は映画館で見た方がいいと思うし。お連れの方は1,000円で見れるってことでお誘いが。もちろん行く。

最初が『さよならCOLOR』竹中直人監督・主演作品。「医師の正平の勤める病院に高校時代から思い続けた未知子が入院してくる。かなり進行したガン。必死に救おうとする正平。しかし正平のことを全く覚えていない未知子は、そんな正平を疎ましく思うのだが…。」という話。永積タカシの同名曲に触発されて撮ったとのこと。ラストに流れていたけど正直そんなにちゃんと聴いていなかったので、どう触発されてたのかは不明。

ガン患者という設定でありながら髪も黒々とやつれない原田知世。元々元気ハツラツ感はないけどリアリティーに欠けるのは事実。そんなワケでこれはそういう映画なのでしょう。要するに「愛のために闘う不器用で非力な男の夢物語」を描きたかったのであって、リアリティーを求めてはいけないのでしょう。そもそも竹中直人や忌野清志郎と原田知世が同級生という時点で夢物語だし。憧れの女性はいつまでも若く美しく汚れない姿でいて欲しいということでしょう。

ホロリとさせるシーンもあるし。倒れる直前「瀕死の白鳥」を踊る竹中直人の腕の動きはキレイだったし。鬼気迫るものがあった。ただ入り込めない。正平を思い出せない未知子が迷惑がっていたように、いくら患者と医者だからって朝4時頃病室に来られても…。夢物語にリアリティーは求めちゃいけないと思うけど。竹中直人が監督&主演なのが良かったのか悪かったのか。本人の「こう見せたい」が強く出すぎた気もした…。全然ダメだったわけでもないんだけど…。良くも悪くも「原田知世感」っていう気がする。上手く言えないけど。年齢不詳で生活感がない。弱そうで強い。美しくないけどきれいな感じ? そういうの嫌いじゃないんだけどな。

いろんな人がカメオ出演している。安斎肇に感激!


『さよならCOLOR』公式サイト

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