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ものづくりのための研究ノート042:「世界一周」と「就活撃沈」がなぜ同次元なのか?

2014-05-13 14:50:56 | ものづくりのための研究ノート
(今どきのワカモノの考え方)



旅大学5限「本になるような最高な旅をする4つのヒント」



(こんなのとか)



インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日


(こんなのとか)



独女世界放浪記(ひとりおんなせかいほうろうき) [単行本(ソフトカバー)]

をめざしているのだろうか?
5年したら、この路線の本はなくなるだろうな。。

「意識が高い学生」が就活で撃沈 「世界一周」すら役にたたない理由という記事でちょっと興味を持ちました。最近「世界一周」したのに「就職」できないという話題が結構多くてびっくりしました。

世界一周経験者が就職活動で内定をもらえない3つの理由

とか、

世界一周後に【就活】して、私が落ちまくった話

とか。

オジサン的には、世界一周したら就職は、準備期間もなくそもそも駄目だろうと思うのですが、今の若者にとっては、世界一周は目的ではなく、就活なり、プロモーションなりの手段になっているようです。世界一周が手軽になった反面、アクセサリーとしての世界一周という側面が如実になり、わざとらしく、ちょっと不気味です。

例えば、これとか→旅大学5限「本になるような最高な旅をする4つのヒント」

オジサン的には、ナルシストのオンパレードにしか見えずうざいです。

まあでも留学も学生の世界一周みたいなものだと考えれば、留学でも、純粋に真理を探究するというよりは、アクセサリー的な要素や副産物的なアウトプットを求めての不純な動機も無きにしも非ずなので、頭から非難できるモノでもないのかもそれません。

ちなみに、「意識が高い学生」が就活で撃沈 「世界一周」すら役にたたない理由では、

最近の流行として、

「現在の世界一周は、世界で起業している有名な人に会いに行く旅です。

シリコンバレーの投資家や、アジアの社会起業家などの元を訪れて、話を聞く。そして意識を高めていくという旅です。

しかし、余りに流行ってしまったので、スタンプラリーのようになってしまっているとも聞きます(*)。有名人にあった数を競って、有名人の話で悦に入ってしまう。」

というエピソードを紹介して、

「本当は、世界一周から帰ってきて、その経験を活かして何をするかです。世界一周したこと自体がスゴイわけではありません。それは単なるインプット。そのインプットを、アウトプットに変えられないと、評価される人材にはなれません。」

「(1)やりたい事が壮大な割には、自分で考えたものではない(流行っている目標)
(2)やりたい事を実現するステップが、割合一足飛び(ショートカット志向」であり、「意識が高くて実行がちぐはぐ」

と説教しています。著者は私とおなじ同じ世代のオジサンなので、これはこれで、飲み屋で酔っ払ったオヤジの説教の香りがして、ウザいです。

まあ「世界一周」が就職につながらなかったという若者も、何らかのアウトプット(たぶんに具体性がなくファンタジー的)がないといけないというオジサンも、効果を急ぎすぎているのではないかなと思います。

キャパ以上インプットがあった場合咀嚼して、自分なりのものにしていくにはちょっと時間がかかるのではないかな?(**)

投資家というかアメリカ的な思考がはびこって、最大5年スパンでしかみんなものが考えられなくなっているのはちょっとしんどい。

(*)これありますね。海外にでるとよくみる日本人的な。。教育なのか?先天的な特性なのか?海外の子供の習性を見ていると、先天的なのかもと思いたくなりますが。。

(**)思想家エンゲルスは「私の幸せはシャトー・マルゴー1848年」といったというが、いいワインは、飲みごろになるのに最低10年の熟成期間が必要である。20代くらいの時の経験って、10年ぐらいたって初めてその真価に気付くときがある。即アウトプットできていないのは、咀嚼できていないほど多くのインプットを得たということかもしれない。短絡的な判断は禁物!!

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