あなたにもできる!ハーバード留学!!~アラフォーからのボストン留学体験記

アラフォー研究者のボストン留学体験ブログ。
研究・生活・英語・ITを中心に留学ライフハックスをお教えします!

アラフォーからのハーバード留学IT編003:Encryption?PCが使えない!

2013-05-29 11:34:35 | アラフォーからのハーバード留学IT編
 渡米当初一番困ったのは日本語の使用できる環境でPCが使えないことであった。理由の一つはラボで手持ちのノートPCがネットにつなげないことである。

理由の一つは、PCを施設外で紛失した場合、万が一患者情報などの個人情報が漏れてしまう可能性があるためPCを暗号化しなくてはいけないからだ。一説にはPCの紛失による個人情報漏えいでハーバードの一施設が裁判沙汰になり多額の賠償金を支払わされたためとかいいう。

また新型ウィンドウズ8マシン(タッチスクリーンつきです)を渡米前奮発して買った私には嫌がらせのように、

 1)暗号化サービスはwindows7までしか対応していない。windows8については、windows8PROについているbit lockerオンにするとよい。また暗号化サービスは図書館脇のITサービスでしてくれるものの予約待ちである。
 
 2)暗号化はMacはしなくてよい。そもそもそのような機能がある
 

とのことであった(マックにすればよかった)。仕方なくバックアップ用のwindows7マシンを暗号化してもらうことにする。

申し込みは電話でのみ対応とハードルが高い(笑)。。

ちなみに暗号化はEncryptionというが、これがまた発音しにくい。

コンピューターを暗号化してくださいとは、Please make my computer encryptedだけど、舌がもつれそうで、電話で何回言っても「へっつ?」という感じになる(涙)。

ダイレクトに持ち込んでも対応してほしい。エーかげんにせいてな感じで、暗号化まで2週間が費やされる。その間日本語環境でPCができず仕方なく英語でメールするという情けないことになってしまう。あとあと気が付くとラボの備え付けのPCを日本語化できたのであった(なんと!)。

また暗号化すると、PCがとてつもなく遅くなるよとか、すべてのデーターが消えてしまうよとかいったガセネタがラボのあちこちに飛び交っていたが、それは全くの心配無用であるようだ。

渡米前はマックに買い替えることをお勧めします!

アラフォーからのハーバード留学英語編004:「ちょっと待って!」でどのくらい待たされる?

2013-05-25 19:28:19 | アラフォーからのハーバード留学英語編
 「ちょっと待って!」とか「少々お待ちください」と日本語で言われて、待たされる時間はどのくらいだろか?せいぜい5-10分な気がする。

 まだ英語経験がすくないが、なんとなく英語だと「ちょっと待って」の表現の中に3段階くらいある。さらにアメリカは日本よりゆるいのでその表現以上に待たされる気がする。

 1)Just a moment! 

 日本語にすると文字通り「ちょっと待って」だが、待たされる時間が具体化されていないので15-30分くらいのこともあるし、そのうち時間が無くなって「あっつ、ごめん、今日時間ないんだ」といわれることもある。


 2)Wait for a couple of minutes.

 日本語にすると「2-3分待って」ってとこなんでしょうが、実際は大体10-20分くらいでしょうかね(ユルイなー)。
 ちなみにある手続きを電話でお願いして「すぐe-mail」で送りますって言われて、2-3時間待っても送られてこないので、再度電話すると「あっつ、2-3分前に(a couple of minutes ago)に電話もらった方ですよね」といわれたこともある。

 A couple of HOURSでしょ!とつっこみたいことだが、多分 a couple of minutesは実際の時間でなくa momentと変わらない感じである。


 3)Within 5 minutes!

 日本語にすると「ジャスト5分」ってとこで、待たされる時間が具体化されていてこれが一番信頼がおける。ただ5分といいつつ10-15分くらいになるのが普通である。

 ちなみにフリーダイヤルの自動音声の「Within 5 minutesでオペレーターとかわります」っていうのもあてにならない。Within 5 minutesで30分くらいでしょうかねー。

 でも自分が待たされる方でなく、待たす方になると。厳格でないことのよさもある気もする。すぐにこのゆるさになれてしまったりして。。

アラフォーからのハーバード留学上陸編004:テーマがきまるまでに半年??

2013-05-25 18:14:08 | アラフォーからのハーバード留学上陸編
 研究テーマの決まり方はラボによって千差万別である。小さなラボや日本人がヘッドのラボだと、「じゃこのプロジェクトを!」と用意されていることが多いが、うちのラボは人数も多いせいかなんとなく放任主義っぽい。
 ラボのメンバー数人にプロジェクトの決め方について聞いてみると

 
 「ラボのいろいろな人に何をやっているか聞いたり、文献読んできめた」

「来て数か月は、ずっと文献しらべていたなあ」

 「大体最初3-4か月は文献調べ、人によっては半年間何も実験せずに考えていたこともあったよ」

となかなか強気の回答が返ってくる。

皆9月からくることが多く、9月-11月くらいは奨学金の募集時期とも重なるようでその書類を書きつつ数か月間研究テーマを探るのが大体のパターンのようだ。

4月からの場合このタイムスケジュールで行うと9-11月にまた奨学金関連で停滞する時期がありそうだから、半年間くらいテーマが決まらないこともありうる状況である。

 前に日本人のボスの研究室に留学した先輩の話だと、留学当日からプロジェクトが用意されておりその日から馬車馬のように働かされたという話を聞いたことがある。そんな生活いやだなとも思ったが、数か月プロジェクトが決まっていないのもそれはそれで厳しい。


自分の場合奨学金が1年しか有効でないから、その期間を有効に使うとなると、セットアップに予想外の時間がかかることを考えて、

 
 1か月目  セットアップ&情報収集

 2か月目  パイロットスタディ+情報収集

 3か月目  プロジェクト決定及び本格稼働

 5-6か月目 プリミティブなデーターをもとに奨学金応募

といったところが妥当なところだろうか?

 これって何かに似ている。

以前企業再生を扱ったビジネス本「V字回復の経営」で、日産の再生を任されたカルロス・ゴーンが3か月で日産のリバイバルプランを策定したプロセスがでていた。

詳しいことは忘れたが確か最初の3-4週間で各ラインの責任者・担当者と面談し、次の3-4週間で面談の際にピックアップした人材とプロジェクト策定の会議を行い、3か月目にプロジェクトを発表及びその遂行を開始するというものだった。海外留学って、もしかすると経営再建のために外部から招きいれられたCEOと状況がにているのかもしれない(CEOの方がよりシビアであろうが。。)

 ただ、かのカルロス・ゴーンでも最初の1-2か月は情報収集に費やしたのだから、最初は気長に情報収集がよさそうだ。

あとカルロス・ゴーンがラボのボスだった場合、少なくとも1-2か月は情報収集として妥当な範囲としてみてくれそうである。これが欧米人全体の感覚かどうかはわからないが、たぶんルノーの経営幹部の方がラボのヘッドよりはシビアであろうから、最初の1-2か月で動き出せればそこそこ妥当な線で仕事を始めたとみてくれる気がする。

アラフォーからのハーバード留学英語編003:結局は反射神経!!

2013-05-16 15:50:23 | アラフォーからのハーバード留学英語編
                

 英語で会話するとき、イメージトレーニングしていくと物事はスムーズにすすむ。

 ヘルスチェックで、有無を言わさずツ反をされ、BGCをやっている日本人はほぼ陽性にでるので下手をすると抗結核薬を飲まされるという話を聞いていたので、会話を大体想定して向かった。

 ツ反については過去に数回行ったことがあるがBCGをしているので陽性にでること、また最近の胸部X線検査、クオンティフェロンで異常がないこと(職場検診でおこなっていた)を述べると、ツ反もせずその検査結果だけを送付するだけでOKとの話になった。やはりイメージトレーニングの力は強い。

 逆にたいていの会話の場合、イメージトレーニングする余裕がないことがほとんどである。ミーティングでの議論などでは、大体話している内容を判断して、即座に適切なコメント考え、タイミングよく発現しなければいけない。会話の内容の理解に時間のかかる日本人としては、スピーチ内容の組み立て+発現のプロセスを、ほぼ脊椎反射のレベルで行わないといけない気がする。

 そんなときによく使うのが、中学・高校の際にひたすら暗記した例文が多い。いわば体で覚えた言語である。例文をひたすら音読しまくるカランメソッドというのが、天野雅晴さんの180日でグローバル人材になる方法に特集されていたがあながち間違っていないのかもしれない。

 カランメソッドやってみようかしら。


アラフォーからのハーバード留学英語編002:OKってつかわない?

2013-05-16 15:44:15 | アラフォーからのハーバード留学英語編
 事務手続きなどでやりとりをしていると面白いことに気づく。
日本語で「それOKです!」みたいにいっているシチュエーションで、あんまりOK!っていわれたことがない。
 
 例えば
 書類に不備がなかったりしたときは、Perfect!(*)
 
 事務手続きが完了したときは、You are all set.

と言われることがほぼ100%な気がする。単に書類に不備がなかっただけなので本質的には60点ぐらいな感じなのだが、Perfectといわれると100点といわれているようでちょっとウレシイのであるが。。

(*)後で知ったのだけれど、シリコンバレーで起業された天野雅晴さんの著書「シンプルでうまくいくコミュニケーションの技術」という本にも、「アメリカ人は「Sounds great」とか「Perfect!」という表現を「Yes」とか「OK」のかわりによく使います」との話が出ていた。「Yes」とか「OK」の場合ネガティブな意味合いを含んでいることもあり、特にそのニュアンスが伝わりにくいメールなどの場合、はっきりポジティブですよと示すために、「Perfect!」などをつかうのがおおいのだとか。なるほど。なるほど。

 ちなみにこんな本です。