あなたにもできる!ハーバード留学!!~アラフォーからのボストン留学体験記

アラフォー研究者のボストン留学体験ブログ。
研究・生活・英語・ITを中心に留学ライフハックスをお教えします!

アラフォーからのハーバード留学研究編020:アメリカで奨学金応募&参考になるサイト

2013-11-20 13:07:23 | アラフォーからのハーバード留学研究編
                


今年応募が可能な最後の奨学金の提出が本日終わった。
4つ目ともなればだいぶ慣れてくるが(*)、結局締切当日までバタバタすることが多い。5日前までに事務部門の審査を経て提出になるのであるが、手間取るのが研究室のお偉方からの推薦状もしくはコラボレーションのオファーレターの取得。研究室のヘッド(PI)はみな一応に忙しく、ポスドクの推薦状などは優先順位が低いからだ。このあたり督促するのに少し神経を使うが、意外とトラブルことはそんなにない。

この辺がアメリカ時間たる所以である。このギリギリ感が普通なのだと認識するまでに結構時間がかかる(**)。

大概の場合必要なものは以下の6点(4、6はオプショナルである)

1)CV(NIHのbioskechフォーマットであることが多い)
2)研究の概要(Summary or Abstruct)
3)研究計画(Research Proposal)
4)予算計画 (ポスドクの給料用のグラントだとラボのグラント担当のマネジャーが適切な数字を入れてセットアップしてくれるので、あまり悩まなくてよい)
5)推薦状(2-3通が普通:大体今の研究室のボス、元の研究室のボス、共同研究先の研究室のボス)もしくはコラボレーションのオファーレター
6)キャリアプラン

である。

今回Research Proposalを書く上で学んだこととしては、

1)非常に参考になるのがNIHのサイトである。
NIH bioskechproposalのサンプルが参考になる。

2)Proposalは参考文献も入れ詳しく書かなくてはいけず、日本の科研費の申請書よりはめんどくさい(***)。

必要とされる項目は

•Specific aims
•Background and significance
•Preliminary data
•Experimental design and methods
•Potential scientific and medical impact
•References

であることが多い。

ボスから言われた注意点としては

•一年のグラントであればAimは1-2ぐらいが限度。三年くらいだと3個くらいらしい。
•summary or abstructの字数に余裕があれば、そこにもAimを入れておいた方がよい。
•Preliminary dataは、あるデータ全部でなくショッキングなものを、ちら見させる感じで。。
Marketing Scientistsという本でも同じようなコメントがある)
•Potential scientific and medical impactには、予想される結果とその意義、future plan, また予想通りの結果が出なかったときの対処法や意味ある結果の出し方などを盛り込むとよい。

とのこと。

3)あまり使わなかったが、よさそうなリソースとして
MGHのCrafting Your CV NarrativeというキャリアディベロップセミナーのVideo

Drafting your chef's letterというキャリアディベロップセミナーの講義資料(****)
Marketing Scientistsという本
が参考になるかもしれない。

これでうまくいくとよいのですが。。まずはCross fingersです。

(*)話によると10個書いて一個当たるといわれているので、これでも少ない?ただ年限のため出せるものが少ないので、リサーチ関連の内部のニュースレターを丹念に探して見つけて、これが精いっぱいである。

(**)一週間前に、推薦状をボスにたのんだら、"When is the due? A week after? This is not so urgent!"といわれた。

(***)英語で書かないといけないというのもある。ボス&同僚にreviewしてもらう時間も考慮して書かないといけない。最初の年は大体締切一か月前にグラントの情報を知るパターンが多いので、1-2週間で最初のドラフトを書き上げないといけないのが一苦労である。

(****)推薦状やオファーレターもドラフトを申請者が書いてからお願いするのが普通であり、これを書くのも日本人には一苦労である。



アラフォーからのハーバード留学生活編041:クマモンはアメリカではうけない?

2013-11-19 13:15:51 | アラフォーからのハーバード留学生活編

最近、クマモンがハーバードにやってきたらしいのですが、クマモンには残念ながら会えませんでした。というか、意外とあまりニュースになっていない感じです。

ちなみにアメリカ人の意見を聞いてみたわけではないですが(このサイトがうまく意見を吸い上げているのかどうかはわからないのですが)、
とあるサイト(JAPANTODAY)には、

日本メディアだけだよね。アメリカ人がだれか真剣にこれを取り上げた?
Looks like it's a largely Japanese media contingent, does anyone in USA take this stuff seriously?

とか

ラッシュアワーの電車でクマモンみたいな目をした人を一杯見た!
I see people every day on the train and the streets who look just like Kumamon.

とか

税金の無駄遣いね。
Japanese tax money poorly spent.

といった冷ややかな意見が並んでいます。

残念ながら、ゆるキャラは、アメリカ人にはあまり受けないのかも。
さすがの小山薫堂も駄目なのかしら。。

ちなみに今年のゆるキャラグランプリはどうなったのだろうか?(*)

(*)さのまるになったとか。さのまるもこりずにアメリカにやってきたりして。。佐野ラーメンとか宣伝すると意外と受ける気もする。ラーメン好きなアメリカ人多いし。

アラフォーからのハーバード留学生活編040:Harvard-iイベントに参加してみる

2013-11-16 12:19:00 | アラフォーからのハーバード留学生活編
ハーバード幹細胞研究所(HSCI)のニュースレター(ここから誰でも登録可能)に、"Pitch, Mix, and Match: Form Your Challenge Teams!"というハーバードイノベーションラボ(Harvard-i)イベントが紹介されていました。Harvard-iはハーバードのインキュベーション施設の一つらしく、大学発ベンチャーの支援などをしている機関のようでこのイベントは、

This event is for all Harvard students, postdocs or clinical fellows who are interested
in one of the university-wide challenges and looking to do any of the following:

* build a team around an idea
* form a team to solve a particular problem
* contribute and join a team

Students will present their idea, or a problem they are looking to
solve, to attendees who are either looking to join teams or find teammates. Networking will follow
to enable you to meet one another.

といった感じでハーバード在籍の学生&ポスドク対象のビジネスプランコンテスト用のネットワーキングの会のようでした。ハーバードで起業を目指す人ってどんな感じなのだろうというのと、シーズが気になった(HSCIにも募集かけているのでバイオネタがあるかも?)ので、ちょうどその時間ESLだったので、それを休んでこのイベントに参加してみました。
  
ビジネススクール近くの会場(少し行きにくいところにある)でしたが、行ってみると狭い会場にもかかわらず満員の人々がいて熱気を感じます。会の趣旨は、Harvard-i labが主催する以下の3つのビジネスプランコンテストのチームメイトを募ることのようで、さまざまなプランをまずは60秒でプレゼンした後、プロジェクトごとに各ブースに分かれてネットワーキングするというものでした。30あまりのプランがプレゼンされ、国籍は様々なことはさておき(といっても日本人チームはいません)、所属もHBS(ビジネススクール)、HKS(ケネディスクール)、HMS(メディカルスクール)、HSPH(パブリックヘルス)といった専門職大学院が多いのですが、Harvard Extension Schoolてのもありました(ズルッツ(*))

President's Challenge

Deans' Health and Life Sciences Challenge

Deans' Cultural Entrepreneurship Challenge

 みんなかなり堂々といって一瞬圧倒されるのですが、そこで出ていたプランの概要は、HIV薬の途上国への配布やインスリンの埋め込み式細胞治療薬といった専門的なものから、障害者のハイキングを助けるNPO、自分がいる場所から近い場所にある店でほしい商品が一番安く買える店を探すアプリといった小ネタ程度のものまで玉石混交といったものがでていました(*)。

 ただまだ計画がプリミティブなものが多いせいか、IT関連の技術者もしくはマーケティングの経験者を求むといったチームメイトの要望がどのプランにも共通しておりちょっと唖然としました(そんな人ここにはいない気がする。。)そして医学系で多少かかわりがあるそうなものがなくはないのですが、ベストマッチしたような方々はおらず、また私の英語力ではそこに分け入ってネットワーキングする感じでもなく、残念ながら収穫はいまいちでした。

 ところで一番自分のやれそうなチャレンジとすれば、Deans' Health and Life Sciences Challengeということになり、賞金5万のプロポーザルというかビジネスプラン(以下参照)ということでちょっと興味がある。日本人チームはいなかったので、いい線行くとメディアに取り上げられたりなどと馬鹿な皮算用をしながら、まずは一人ブレストしてみたが、実現可能性を考えると意外とサプライズのあるものはぱっとはでてこず、出ていたプランと似たりよったり。人のことはいえないものである。。やれやれ。


The Deans’ Health & Life Sciences Challenge is designed to support
students, postdoctoral and clinical fellows develop, test, validate
and execute innovative solutions that will improve health delivery and
patient lives. This opportunity provides a platform to tackle four
unique topics by using the resources of the i-lab and taking advantage
of the interdisciplinary network available at Harvard, the
Boston/Cambridge community and beyond.

The Challenge is structured to consist of two stages. Within the first
stage, teams assemble with the support of i-lab programming and submit
their initial proposals. After evaluation by the Judging Committee,
six (6) teams will receive $5,000 each to further develop their
proposals and delivery a final presentation. The grand prize winner
and runners-up will share a prize pool totaling $50,000 to be awarded
on Demo Day.

(*)前にメールかなにかで、@ハーバード(エクステンション)というのがあり、「()以下いらないのでは?」と一時期妻がネタにしてました。でもありなんですね、この肩書き!ちなみにこれを聞いた妻が、「英語のエクステンションのコースとってこの肩書きつかってみようかしら?」とがいっていました。リアルボストンというブログによると結構ハーバード大生気分になるようです。

(**) ちょっと気になったのはハーバードの大学院生が作ったBioelectric Research Corporationという会社の治療機器。60秒プレゼンだとすごいなと思ったのだけど、よくよくサイトみると単なる電気あんま機ではないのか??(笑)でも一応natureの発表がベースになっているらしい。うーむ。

アラフォーからのハーバード留学生活編039:ボストン市長選に思う

2013-11-16 12:00:29 | アラフォーからのハーバード留学生活編
 先日11月5日にボストンの市長選が行われ、新市長が決定した。J1ビザの留学生は投票権がないのであまり関心を払っていなかったが、ボストンの下町出身のマーティン・ウォルシュさんという人が、銃のコントロールや格差是正的な政策を唱えて勝利したようだ。そういえば確かにMGHの近くのビーコンヒルの壁に馬鹿でかい選挙広告が飾ってあった人で、だいぶ前から勢いがあったようですね(写真参照)。ちなみにこの選挙広告、Universal pre Kindergadenという政策が書いてあって、プレスクール費用が非常に高いこのあたりではちょっとうれしい政策で、アメリカにもいいこと言う人がいるなあと関心を持っていた。そういえばニューヨークでも格差是正を唱えた候補者が市長に当選したようで、アメリカでも昨今の新自由主義の行き過ぎにちょっとストップをかけたいという人が増えてきたということでしょうか?日本はどちらかというと格差容認の方向に行きがちな昨今、対照的な感じがします。確かにアメリカがこのままいくと庶民にはちょっと暮らしにくい世の中でしょうからねー。

アラフォーからのハーバード留学英語編038:Save The Date!って?

2013-11-10 02:29:29 | アラフォーからのハーバード留学英語編
 クリスマス近くになってくると、ハロウィン、感謝祭、クリスマスなどなどさまざまなイベントが増えてくる。
そんなイベントのお知らせにによく目にするのが、

Save The Date!

という表現。この表現は、結婚式の招待状にもよく使われており、日本でもSave the Dateカードというのがあってご存じの方も多いかもしれない。

要はその日をあけておいてねという意味で、英語で言い換えると、put it on your calenderということらしい(*)。

ちなみに間違えやすいのが、

save the dayという表現。

あまり使わないらしいのだけど、間一髪のところで危機を救うとかいう意味らしい(**)。
うーむ。

また

save time

というのは時間を節約するという意味である。

(*)ESLの講師曰く。
(**)その特別な日というか事象を救ったって感じなのでしょうか?