あなたにもできる!ハーバード留学!!~アラフォーからのボストン留学体験記

アラフォー研究者のボストン留学体験ブログ。
研究・生活・英語・ITを中心に留学ライフハックスをお教えします!

医療とアメリカとTPP

2012-02-09 23:44:47 | ものづくりのための研究ノート
 堤未果さんの「ルポ貧困大国アメリカ」を読む。読めば読むほど、まだまだ足らない所があるだけで日本の方がまだましだなと感じるところが。。

 
病気のワークライフバランスなんて、もってのほかという事例があり衝撃!!。

「ニュージャージ州ウエスト・ニューヨークに住むカルロス・モラレスは電気技師として民間の会社に勤務中、事故で背骨を傷めた。会社を通じて加入していた保険で治療費の大半は支払われたが、その後(保険料が高くなるため)職場復帰を拒否され無保険者となった」

まさに章の題名にあるように
「一度の病気で貧困層に」
ですね。


日本で良かったかもそして、TPPでアメリカの様な医療システムに日本もしてほしくないと思う今日この頃です(*)。

(*)どんどんとそちらの方向になってきているのであるが。。

ルポ貧困大国アメリカ

2012-02-09 23:31:01 | ものづくりのための研究ノート
                


 先日勉強会で、血液製剤訴訟で有名な川田龍平議員と奥様の堤未果さんのことをお聞きし、以前から気になっていた堤未果さんの著書ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)を読んでみたくなって購入した。

 新自由主義後のアメリカの現状。
顕著なところを取り上げているのでしょうが、状況は想像以上にすさまじいものである(*)。

 1)中流以下の国民が生活を向上させようと努力すること、
   教育や医療を享受すると借金地獄になる
 
 2)借金地獄や貧困層には、軍隊その他の体で支払う仕組みしか残っていない

 3)貧困層はさらに貧困に、中流層は貧困層に陥る

仕組みになっていると弱者にチャンスを与えない仕組みになっているのが、驚愕であるとともに、競争原理を取り入れる危険性を指摘しているのが印象的でした。

 いまもてはやされている橋下徹さんも、教育に競争原理ををいることを盛んに主張している。

 しかしながら何を指標にして、何も目標にして競争原理を入れるかということがはっきりしていていない。教育に競争原理を入れたアメリカの先行事例のように、コストカッターを生むだけのものにしてほしくないと思う。

(*)ちょっと視点は違うが、アメリカの小中学校は義務教育であるが、レベルは学校によってばらばら、また日本の感覚からすると驚きなのだが、中学を卒業するまで効率では学校は午後2時半までである。日本人留学生の間でちょっと議論になっていたが、みんないつ勉強するのだろうか?放課後勉強する人はお金を使ってチューターなどをつけているようである。民業圧迫しないように義務教育は最低限ということであろうか??

大阪寿司 八竹

2012-02-05 02:01:24 | グルメ
前から好きだった大阪寿司の名店「八竹」
久しぶりにいってみることとした。

以前は原宿にあったのが移転したらしい。築地というか銀座のはずれに新店舗が存在。店構えや趣は前の店の方がよかったかな。

味は変わらず、大人の味のお寿司でした。

http://www.hachiku.jp/

働きながら社会を変える

2012-02-04 00:06:50 | ものづくりのための研究ノート
                

 26歳にして、外資系金融会社のエリートビジネスマン、そしてパートタイムに立ち上げたNPOで、日本初のマイクロファイナンスファンドを立ち上げ、さらに児童養護施設を支援する教育プロジェクトを行っている著者が、教育プロジェクトを題材に活動を紹介した本働きながら、社会を変える。――ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む
が面白い。

 きっかけのエピソード的な、ケーススタディ、問題解決法の3分からなる
本書は、語り口のうまさ、論旨の展開の巧妙さ、情報の豊富さと良く考えられた本であるとともに、パートタイムの活動でここまで実行できることを示す
ロールモデルでもある。

 児童養護施設にいる子供たちに代表される貧困そして貧困の再生産。
それに立ち向かうのは若干26歳の青年。。

 (先進国の所得の)2.4%で世界は変わる?
世の中は、誰か一人の英雄によって変わるものではないけれど、みんなが少しずつ変わることによって、ゆっくりと、でも確実に変化する。