あなたにもできる!ハーバード留学!!~アラフォーからのボストン留学体験記

アラフォー研究者のボストン留学体験ブログ。
研究・生活・英語・ITを中心に留学ライフハックスをお教えします!

ハーバード留学生活2年目編065:早くも丸二年がたとうと。。

2015-03-25 01:21:46 | ハーバード留学生活2年目編
早くも丸二年がたとうと。。

気が付くと早や3月、これでこちらに来てから早くも丸2年ということになった。
実験系がようやく動き始め、何とかデーターをこれからつくっていくというところまできた。

なかなかうまくいかなかったこともあり、紆余曲折したところもあり、給料についてもどうなるかわからない感じの中で、何とか首の皮一枚うまく残れた気もするが、反面ここ1年で何とか形にしていかねばならないというプレッシャーもある。

ここはちょっとしんどくとも、安全策をいくつかつくりつつ、関連ありそうなところをどんどん積極的に探っていくしかない。

ここ半年は一日一新、一日一日が勝負といったところだろうか?

ちなみに初年度はアメリカにきてから本格的にブログを始めたのだが、記事数が約180本だった。今年はようやく100本書くのが精いっぱいだった。慣れてきてより深い体験ができるようになった反面、渡米直後は何を見ても新しい感触だったのだなと改めて思う。




ハーバード留学生活2年目編064:すべては金の悩み。。

2015-03-25 01:15:44 | ハーバード留学生活2年目編


先日フロアの共有スペースの白板に、chinese new yearだったためか、誰かがお祝いの言葉らしきものを漢字&英語で書いていた。

正月は死に一歩近づくといった一休さんではないけれど、ちょっと辛辣に時間がたつのが早いということを書いてみたら、

だんだんとエスカレートしていき、結局グラントが取れない悩みとなった。人生の悩みのほとんどはお金の悩みなのかもしれない。

特に研究現場はそうですねー。

ハーバード留学研究2年目編014:NIH Kグラントセミナー

2015-03-21 14:25:19 | ハーバード留学研究2年目編
NIH Kグラントセミナー
毎年この時期になると、NIHのKグラントセミナーが行われる。
今年のお題は割と総論ていなセミナーであった。

どのKグラントを選ぶのか?
どのような点に注意して書くとよいのか?

を中心に3人のスピーカーによって話される内容である。

どのKグラントを選ぶのか?
グリーンカードのあるなし、また学位取得からの年限によって大きく選択肢の幅が違ってくる。グリーンカードがなければ、K99を目指すしかないが、最近学位取得から4年以内という制限がでたので、これまた学位をとってしばらくしてから留学してきた人には不利である。またグリーンカードなしでアプライできるため、K99は結構狭き門でもある。

グリーンカードがあれば、K01(基礎系), K08(臨床系)の大きく二つの選択肢がある。またfaculty positionを前提としたK22というのもある(アプライ時点でfacultyでなくてもよいが、予算執行時にfacultyでないと執行できない(*))

いずれにせよ、業績がよくないと総合の評価点が悪くなってしまう、もしくはスコアが付かないという事態になる。スコアがつかないと、その先予算が取れる可能性は極端に低くなるらしいので、まずは業績(one big paper)がほしいところである。」

どのような点に注意して書くとよいのか?


要点としてはScience&publicationの部分が重要なのはいうまでもないが、競争になる人はみんなこの部分はすぐれているので、差がつくのは別の部分になるというか、オールマイティでスコアがよいことが必要である。このためtranining plan, environment, candidate, mentorの情報の部分も結構重要で、申請者の研究計画をサポートするかなり綿密なものを作っておかないといけないということでした。

まとめると

1)できるだけ詳細に
2)コースワークはいままでの経歴と考えて相補的なものが望ましい
3)トレーニングプランと実験計画との時系列的な整合性も考慮しておくべき
(例えばバイオインフォマティックスのデーター解析した後で、バイオインフォマティックスのトレーニングを受けるというといったことがあるとネガティブになるとか)

いったことになるようです。





なおトレーニングプランなどに求められる記載の詳細さは思った以上で、研究環境、上にの記載のよい例、悪い例が記載されていますが、トレーニングプランも同じで非常に詳細でないといけないようです。
といっても文字数があるので、日本人には至難の業かもしれません。

(*)まちがっても施設からのサポートレターに、予算がとれることがfaculty positionをうる前提条件ですというような文言をいれないことといっていました。施設が施設内もしくは他施設でfaculty positionを取れるように支援するといった内容でよいようです。

ハーバード留学英語2年目編017:toastmasterその後

2015-03-21 01:35:06 | ハーバード留学英語2年目編
toastmaster clubその後
みなさん寛容ななので、toastmaster club続けられている。ネィティブの人も混じった会なので生の英語が効けるのがありがたいのと、その場で提示されたお題について即興で1-2分のスピーチをするというtable topicが英語をしゃべる場数を踏むにはもってこいなので割とよい勉強の機会である。

またちょっとした語彙を増やすword of the dayも知的な表現が出てくるので、好きなコーナーだ。

これまでに出てきたのは
1)plethora:過剰とdearth:欠乏
先日論文を読んでいたら、
The activity of the BCL-2 family of proteins are regulated by plethora of post-translational modifications and inteactions with other proteins.(BCL-2ファミリーのタンパクの活性は多彩な翻訳後修飾や他のタンパクとの相互作用によって制御されている)

てな表現がでていておりました(Sarosiek et al., Trends in Cell Biology, 2013)

2)intertwined:絡み合った

3)conceibable:考えられる

これも論文でたまに見かけますね。つい最近も、
It is conceivable that lack of DNA damage repair owing to PARP inhibition may sensitize tumour cells to caroplatin- or cisplatin-inducedoxidative stress(PARP阻害によるDNA damege 修復過程によって抗がん剤によって引き起こされる酸化ストレスへの腫瘍細胞の感受性が高まることは想定できる).っていうのがありました(Gorrini et al, Nat. Rev. Drug. Discov. 2013)

4)beamish:喜ばしい

といった感じで頑張っております。

ハーバード留学英語2年目編016:Do you want room for milk?って。。

2015-03-21 01:10:40 | ハーバード留学英語2年目編
Do you want room for milk?
というのは、朝コーヒーを注文した時に聞かれるセリフだ。

ミルクはセルフサービスなので、ブラックの場合はカップの淵ぎりぎりまで、ミルクを入れたい場合は、すこし少な目にコーヒーを入れてくれるわけである。

場合によってはRoom for milk?と聞かれることもあるらしい。

似たような表現で、room for improvementで「改善の余地」という意味になる。

There is room for improvement on this system.
この実験系には改善の余地がある。

みたいにlab meetingのdiscussionなどでつかっている。