あなたにもできる!ハーバード留学!!~アラフォーからのボストン留学体験記

アラフォー研究者のボストン留学体験ブログ。
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ハーバード留学英語2年目編010:村上春樹の「英語以外は読まない」勉強法

2014-11-30 13:37:21 | ハーバード留学英語2年目編
先日村上春樹の英語勉強法に関するまとめサイトをみていたら、

「英語以外はよまない!!」

というのがあった。

もともとは村上春樹「英語の小説を読むための幾つかの方法」
(『別冊宝島24 道具としての英語〔読み方編〕』(JICC出版局) 収録)
にのっているそうだけれど、それを解説したブログむかし村上春樹が書いてた、英語が読めるようになるほとんど唯一の方法、というか「生き方」を引用すると、

 英語以外のものは読まない

 かわりに英文を持ち歩く。それを読む。

というものらしい(*)。

確かにしゃべれるようになるには、ある程度語彙や言い回しのストックがなくてはならず、常に英語に触れるようにしておかなければ、語彙や言い回しのストックを維持することは結構難しい。アメリカにいても、効率を重視するあまり日本語の文章を手に取ってみてしまい、だから英語がうまくならないのかと思ってしまう。

上のブログによると、日本にいても、

 本はもちろん、新聞や雑誌、電車の吊り広告すら読まない。
 
 メールもブログもSNSもTwitterも、日本語はダメだ(みたいなことは 古い文章なので書いてないが、当然の帰結である)。
 
 薬ビンに書かれた効能や成分にも目を走らせてはいけない。


ということを心がけるべきだとある。

今や海外にいてもあまりにも日本語の情報が楽に手に入れられてしまう。

例えばFujisanのタダ読みは、多くの日本の雑誌の月遅れ、週遅れのものがタダでよめるのですごいです!昔留学した先生が、日本語に飢えて、月遅れの文芸春秋をむさぼるようにして読んでいたといわれていましたが、今やスマホ、iPad, PCがあれば、多くの日本語の情報が手に入る時代になってしまっていました。ある意味豊かになったのだけれど、英語を学習する環境を作るという意味では、よくないのかもしれないなと思えます。

それはさておき、ある程度日本語禁にしないと、英語がいつまでたってもうまくならない。。

(*)マラソンランナーの彼らしく、勉強法もストイックであるとまとめサイトでも指摘していました。

ハーバード留学生活2年目編042:サンクスギビングも2年目となると。。

2014-11-30 13:06:36 | ハーバード留学生活2年目編
サンクスギビングも2年目となると、一年目にあったもの珍しさもなくなってくる。今回は朝から家にいて休日気分に浸った(*)。気温は日本の一月なみになって、雪もちらほらし、ああ日本の正月休みってこんな感じだったなと懐かしくなる。ちょうどサンクスギビングデーはアメリカ人が家族と一緒に過ごす休日とされているので、里帰りやUターンラッシュなどもあり日本の暮から正月の休みさながらである。

サンクスギビングデーにはニューヨークのメーシーズ前でパレードがあり、それを朝9時からNBCで放送しているので、テレビをつけながらのんびり寝正月ならぬ、寝サンクスギビングである。パレード(**)だけでなく、ミュージカルなどもやっており、正月番組というか、紅白歌合戦というかという感じの放送である。「これでお酒でもあれば最高ね!」と妻が言っていたが、今回失敗したことに、サンクスギビングデー前にアルコールを仕入れておくことを忘れていた。といっても、もはや時すでに遅く、サンクスギビングデーには主要な店は閉まっており、ゲットすることはできない。

昼過ぎまで寝ていて、街の散歩に。例のロシア系グロッサリーInternational Bazaarは、休日がほぼないので、アルコールがあるのではないかといってみた。やはりあいてはいたものの(***)、マサチューセッツの条例でサンクスギビングデーはお酒を売ってはいけないのだそうで、残念ながら手に入れることはできなかった。プロテスタントの国アメリカはアルコールに非常に厳しい。。しかたないので、カレイとシシャモのフライ、イクラを買って、正月的なサンクスギビングの夕食とした(****)。

いろんな店がしまっているので、なかなか冴えない休日である。


(*)コアラボのFACSの予約をみていると、朝から結構埋まっており、やる人はそこそこ仕事してるようだ。

(**)パレードは、トヨタ、ハローキティ、パワーレンジャーといった日本的な山車もでていたが、なぜか番組ではあまり取り上げられない。。

(***)このアメリカ的でないところが好きですね。シシャモやウナギ、いくらも置いてあったりしてちょっと親近感がわきます。

(****)サンクスギビングに、ターキー食べないんですよ。というとアメリカ人は悲しそうな顔をする。

ハーバード留学英語2年目編009:親しらずって英語でなんという?

2014-11-28 04:13:30 | ハーバード留学英語2年目編
そろそろ保険の切り替え時期なので、歯医者にいってきました。歯医者といっても日本人の先生のいるコープリーになる歯科なので最終的には英語でのコミュニケーションの心配はいらないのですが、とはいっても衛生士さんたちとの話は英語でせざるをえないので、必要な単語をGoogleっていきました。

1) a wisdom tooth:親しらず

2) a back tooth:奥歯

3)gums:歯茎

4)have a sensitive tooth:歯がしみる


一応こんなんで何とかなるレベルでした。ただ歯自体はおおむね大丈夫だけど、小さい虫歯が3か所あるといわれました。。こちらに来る直前、ちょうど一年半前歯科にいってなんでもなかったので、たぶんこちらに来てからでしょうね。こちらの甘すぎるお菓子は侮れません。。恐るべし。直後に歯を磨けないときは食べない方がよいでしょうね。

ちなみに親知らずは、もしやるなら普通の歯科でなく別の専門家(たぶん口腔外科)で処理するとのこと。またそれは保険がカバーするとのことでした。この辺の違いもちょっとという感じですね。

あと治療費の
5)estimate:見積り
をとるのも忘れないように。場合よっては歯科が吹っかけてくることもあるので、緊急でなければ、見積りとってからというのもこちらのやり方の様です。



ハーバード留学研究2年目編012:ラボミーティングを終えて

2014-11-25 12:46:04 | ハーバード留学研究2年目編
我が所属研究室は、そこそこ大きい研究室のため、ポスドクが総勢15名程度。週一回1人が発表し、たまにボスの不在などでラボミーティングが飛ぶことがあるから5-6か月に一回、ラボミーティングでの発表の順番が回ってくる。

この11月にこちらに移ってきてから2回目のラボミーティングが回ってきた。この半年に一回のミーティングだと、ネガティブデーターや検討中の自分の中でもネガティブなのかポジティブなのか自信がないようなデーターがだせず(*)、なかなか苦しい。ある程度しっかりとしたデータを出し、今後の方針を出すことが求められているのだ。

とはいえ、一年半で系がようやくできたところなので、しっかりとしたデータで、convincingなストーリーをと言われても早々できるわけではない。また今後の方針も大体このあたりのところという構想をどうふくらましていうか、またconvincingにというか自信を持った風にプレゼンするかにかかっている。

一応まがいなりにもプレゼンし、なんとか興味をもってもらえたようだ。ただ辛辣なコメントもいくつかもらうこととなった。一番厄介なポイントは、「この系でどんな大きなquestionにこたえられるのか?」をじっくり考えろという点。ポスドクの中で一番の還元主義者(reductionist)は、イメージングなんかせずに、まずはquestionをじっくり見定めろとまで言う始末。そうはいってもある程度実験しないと何も見えてこないでしょう。。

確かにある程度のビックピクチャーを最初に持っておくことは重要だと思う。新しく作った系を使った実験だってある程度最初に考えていたストーリはある。

だが個人的には最初に立てた仮説やストーリーのまま、実験の結果がでてくることは普通はまれ(**)であり、軌道修正が必要だ。例えば新しい系をつくって、ある仮説を証明しようとした場合、系自体はうまく動いていても、最初の仮説(***)がちょっといまいちであり、論文になりそうなデーターがでないこともある。

こういう場合、いくつかスクリーニング的な実験をして、どうやるとその新しい系を使って一番クリティカルなインフォメーションが得られるのかを探る過程が必要になってくる。
実は多くの研究の場合この過程がかなり重要になってくる思う。あまり最初に立てた仮説にとらわれすぎると、後々痛い目に合うのが実情だ。

自分はreductionistにはなれないなあ。。

(*)出してもよいのだが蜂の巣をつついたような状態になり議論にならなくなる。はっきりネガティブデーターであれば出せばよいと思うが、精度がいまいちなデーター、微妙にネガティブともポジティブともとれるデーターの場合はプレゼンするとドツボにはまることが多いようです。

(こういうの出すと、いちゃもんが付きまくりになります)


(**)サクッと予想通りいったケースはこれまでの研究の中でほぼない。科学的直観力ていうのが欠如しているのかもしれないのだけど。。(笑)

(***)あたらしい研究を始める場合、それまでやってた研究と多少違う対象を扱ったりして、微妙に土地勘がない分野だったり、実験系に当初あまり慣れていなかったりして、最初の仮説はベストでないことが多い。自分のケースでもだし、もっとシニアな功なり名とげた研究者の場合でも見ていてそんな気がする。

ハーバード留学生活2年目編041:ハーバードキャンパスの秋

2014-11-25 12:27:07 | ハーバード留学生活2年目編


だいぶ寒くなってきましたが、日本でニュースになっているほどの寒波はボストンには来ていません。昨年の同じ時期と比べるとちょっと寒い気がしますが、ケンブリッジにあるハーバードメインキャンパスもまだ紅葉が少し残っていて美しいです。

先日メインキャンパスに行った際に、そこのラボの壁に貼ってあった絵です。SDが大きくてあんた信用ないよと言われているグラフが可愛らしい。。