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売買判断総合指数のKey Indicatorによるトレーディングについて

2024-05-18 11:35:23 | テクニカル分析
更なる検証を深めておりますが、思わぬ相場トレンドの把握ツールを発見しました。それは主題の通りの売買判断総合指数の変化を捉えての売買です。

まず、定義を確認します。

1.現在指数値÷21日MIN指数値
 これで、真の高値・安値調整後の現在の指数値と、21日間の最低の指数値(MIN指数値)との乖離度を測定します。

2.1で算定した数字に(現指数値÷21日MAX指数値)を掛けます。

 つまり、現指数値の「21日MIN指数値との乖離状態」と、「21日MAX指数値との乖離状態」を合算して、現在の位置取りを評価する方法です。

レーザーテックを例にとると、この計算値が1.000の大台に乗せたのが、直近では5月1日でした。前日の0.818から1.178へと大幅にジャンプ。5150円も上昇した日です。

その時の1.178から5月7日には1.415まで上昇し、5月13日には1.129まで押されておりました。しかし、1.000を割り込んでいないことに注目。これは上昇過程での押し目と判断できます。その翌日に切り返しに転じてからは、4日連続で上昇中。

もちろん、これは場中に頻繁に変動しますので、前日よりこの「売買総合指数」の変化を見ながら、前日比でプラスの勢いなら買い、逆なら売りという変幻自在の戦法ととる必要があります。

しかし、相場にはトレンドがあります。上げ一方、下げ一方、上げ下げしながらの反転や反落です。

レーザーテックがそれまでの売買判断総合指数が1.000台から落ちたのが4月16日でした。0.923でした。そこから一度は復活するかのように、4月18日には0.833まで回復しました。しかし、0.923を上回ることができず、下降トレンド継続のままでした。

案の定と言うべきか、翌日の4月19日には0.728まで落とされ、前日比で3160円マイナスに沈んでおります。

しかし、この大きな落ち込みからは一旦切り返しの動きを見せます。翌日は0.790まで上昇。しかし、また23日には0.718まで落とされ、上下動を繰り返しながらも、1.000には近づくことができておりませんでした。

こうして、この売買判断総合指数は、相場転換を示唆する重要な指標になることが確認されました。

ちなみに、それ以前のレーザーテックの1.000を巡る節目の日は、

1.4月16日 1.018→0.923へ転落
2.4月9日 0.919→1.010へと復活
3.4月4日 1.020→0.971へと転落
4.3月18日 0.868→1.082へと復活
5.3月5日 1.035→0.989へと転落
6.3月4日 0.977→1.035へと復活(1日天下)
7.2月16日 1.216→0.982へと転落
8.2月5日 0.984→1.102へと復活

これくらいにしておきますが、日足チャートで確認してみて下さい。復活と転落劇の節目が可視化されている筈です。

なお、1.000以上で推移していながら、1日だけ1.000未満に落ちることがあります。これは一過性であるケースが多いようです。逆もしかり。

この指標で、中期的なトレンド転換点をきちんと把握できるようになりました。日々のトレーディングでも、この指標だけに着目して前日比でプラスかマイナスかを測りながらエントリータイミングについては、他のテクニカル指標も参考にしながら決定することになります。

この間のテクニカル分析で分かったことは、OSCにしてもRSIにしてもそれ以外の指標にしても、いわゆる騙しが出現することです。この騙しを「総合的に撃退」できるのが売買判断総合指数ということになのかどうか、来週以降の相場で検証を深めて行きたいと思います。

以上です。

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