スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

わが恩人を語る2「社会人失格」

2010年12月12日 | Weblog
師芥川氏は燃焼機メーカーのサンレー冷熱の仙台出先の責任者として赴任されていた。
東北一円を商圏に義兄の様な会社に機械を販売することが目的ではあるが、その頃は殆どの業者がやれない液体燃料への変更と自動制御工事のパイオニア的な先端技術コンサルが売物であった。

一方、私はというと義兄の会社の岩手支店を任されていた。
20歳になったばかりであり、背伸びばっかりしていた頃である。
その反動だったろうか酒絡みで私生活も荒れ始め、次第に仕事にも影響して会社を辞めざるを得ない状況に陥った。



幸い高校の親友を会社にスカウトしていたから、円満に会社を去ることはできた。
私は兄を頼り盛岡でブラブラしていたが、やがて兄の紹介で旗揚げしたばかりの会社に就職した。
給料を貰っているのには申し訳ないわずかばかりの売上げの会社であった。

社会人数年で二度目の挫折であり、もうサラリーマン生活は自分には向かないと思っていた。
この頃、芥川氏は10年はやると決めていた会社奉公に別れを告げ、結婚を機に奥様の郷里仙台で独立された。

ー続くー

<銭明日二世こと菅村経悦>
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