スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

即席ラーメン

2019年02月17日 | Weblog
朝ドラの「まんぷく」をいつも見ている。日清ラーメンを開発した方の成功物語で、大変面白い。その即席ラーメンを開発した萬平さんと、奥さん福ちゃん夫婦の波乱万丈の人生を描いている。時代は戦中、戦後の貧しい時代で夫婦役の安藤サクラと長谷川博巳の演技が光る。

昭和43年に23歳で起業した自分は、金なし、人脈なし、仕事なしでその日暮らしだった。数少ない仕事先はメーカー販社のFボイラー盛岡駐在所を一人で切り盛りしていたAさんから依頼されるものだった。彼は給料を貰えば必ず1ヶ月分の即席ラーメンを買い込んでいた、良く二人で安酒を飲んでは彼の一部屋アパートに転がり込んではそのラーメンを馳走になって飢えを凌いだ。

しばらくして体調を壊して病院に行ったなら、栄養失調と診断された。自分のアパートでも即席ラーメンばかり食べていたので、間違いなくその所為かなと反省したことを思い出した。

昭和38年高校生の頃、部活を終えた夕方、学校の近くの店で食べたラーメンが即席ラーメンとの出会いだったと記憶している。一杯いくらだったんだろうか?、まんぷくでは1個20円で売るようだが、昭和33年頃の話である。何れにしろ世の中を変える画期的な食品であった。
=おわり=