こかげは高松の屋島にある自然食カフェ。こころ・からだ・げんき!

水木金営業の自然食・自宅カフェ。マクロビオティック料理と美味しいコーヒー。2018年4月からは足もみ元氣コーナーも!

ほうれん草の悲劇

2007年11月15日 | 生ゴミリサイクル農法

朝、娘を友達の家に送っていく途中、なにげな~~くマイ畑を見ると

悲劇!

ほうれん草が、ほとんど虫に食われてるっ
            

この間、間引きしてもう少し大きくなるのを待っていたのに~~~。

がくっ

 

で、娘を送り届けた後、家に戻るべく歩いていると、近所のおばちゃん(75歳ぐらい?)に
「ちょっと、ちょっと。」と呼び止められました。
ちなみに、このおばちゃんは野菜づくりの名人。


あんたの、あの、あれじゃ、え~~と、あれ、あれ、虫に食われてしまいよるで。」

そう、図星です

「そ~~~なんよ。おばちゃん、ブロッコリーもほうれんそうも虫がきてえらいことになっているわ。どうしたらええん?」と聞くと

一度、虫がついたら、虫が集まっていっぺんでやられるので、
 少々早くても収穫すること
桃の木の下は、虫が来やすいから、どうしても虫被害が大きいこと

を教えてもらいました。

な~~~る、な~~るほど、納得です

何事も上手な人に教えてもらわないと
伸びない。

そう確信しました。

そして、野菜づくりも「片手間」では出来ない、仕事だと実感しました。

              

小さい頃から母が作った野菜で大きくなったまりひん。

小学生の時、いきなり校長先生に呼び止められ、
「あなた、顔色がめちゃくちゃいい。ご家族が野菜を作ってて、それを食べているとか?」と聞かれて、
「そうです。」と答えると、
「そうやね。やっぱり、そうやね。あなた、本当に顔色がいい。元気さが違う。」
と言うだけ言って立ち去られたことを覚えています。

当時は、急にそんなことを言われて、嬉しいような、そうなんだ・・・とお母さんの野菜ってすごいんだ・・・と初めて認識したような・・・。

かといって、畑を手伝うわけでもなく、興味を示したわけでもなかったんですよね。


自分が母親になって初めて、そして野菜づくりをしてみて初めて
野菜づくりひとつとっても、自分の母の気合、労力、愛情すべてずんずん伝わってきました。理解できました。

母は野菜作りが上手です。
赤飯も名人(産直市に出して、よく売れているみたい)。
おはぎやだんごもめちゃくちゃ美味しい。お寿司も名人級。

当時は専業主婦で仕事をしていない母をみて、子供ごごろに、母は時代に遅れているような気がしていましたが、今考えると、時代に遅れているどころか、母は自分を見失うことなく、しっかり大地に根を伸ばして生きていたのだ、と思います。
本当に頭が下がります。

 

そんな母の最近の一言。

「産直に赤飯売っているから、他の人が作って出している野菜を買ってあげるんよ~~。作るより、買うほうが安いし、ラクやし、断然ええね!」

・・・・・あ、そうですか。

 

 


 

 

 

 


 


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