〈機内食のコーヒー〉
アテネ最後の夕食はレストランだった。辺りは薄暗かったので9時頃、
店内は旧い楽器や肖像画で飾られるレトロな雰囲気の感じられるお店だった。
テーブルに着くと直ぐドリンク(有料)の注文の受付が始まり皆思い思いに注文した。ご馳走が運ばれて来るまでの口つなぎである。下戸の私はペットボトルの水だけ。
ところが時間が経ち、グラスが空になっても料理は一向に運ばれて来ない。店員は回りをしきりに歩き回っているがいつも手ぶらである。
1時間以上経ち、遂に誰かの堪忍袋が切れて「遅い、いつまで待たせるの!!」と抗議の声が挙がった。中には「ギリシャ人は公務員が多いから急がないのさ」と声も有ったが、もとより相手に日本語は通じないから
何をいっても埒が明かないのである。
我々は疲れているし、明日は帰国するばかりだから皆一刻も早くホテルに戻りたくてイライラは募るばかりである。
漸く夕食が運ばれて来たのは10時を過ぎてから
塩漬けの鱈に何かが添えてある。他に肉料理も出た。不覚にも食べるのに夢中でこちらは写真を取り損ねた。
夕食を済ませて外に出たのは12時頃(日本時間の朝6時)か。通りもテーブル席も人で溢れていた。現地のガイドさんの話では「シェスタ(昼寝の習慣)の習慣のあるアテネの夕食は8時を過ぎてから」だと言う。
私はレストランの料理がなかなか出てこない訳を知ったような気がした。
お わ り
アテネ最後の夕食はレストランだった。辺りは薄暗かったので9時頃、
店内は旧い楽器や肖像画で飾られるレトロな雰囲気の感じられるお店だった。
テーブルに着くと直ぐドリンク(有料)の注文の受付が始まり皆思い思いに注文した。ご馳走が運ばれて来るまでの口つなぎである。下戸の私はペットボトルの水だけ。
ところが時間が経ち、グラスが空になっても料理は一向に運ばれて来ない。店員は回りをしきりに歩き回っているがいつも手ぶらである。
1時間以上経ち、遂に誰かの堪忍袋が切れて「遅い、いつまで待たせるの!!」と抗議の声が挙がった。中には「ギリシャ人は公務員が多いから急がないのさ」と声も有ったが、もとより相手に日本語は通じないから
何をいっても埒が明かないのである。
我々は疲れているし、明日は帰国するばかりだから皆一刻も早くホテルに戻りたくてイライラは募るばかりである。
漸く夕食が運ばれて来たのは10時を過ぎてから
塩漬けの鱈に何かが添えてある。他に肉料理も出た。不覚にも食べるのに夢中でこちらは写真を取り損ねた。
夕食を済ませて外に出たのは12時頃(日本時間の朝6時)か。通りもテーブル席も人で溢れていた。現地のガイドさんの話では「シェスタ(昼寝の習慣)の習慣のあるアテネの夕食は8時を過ぎてから」だと言う。
私はレストランの料理がなかなか出てこない訳を知ったような気がした。
お わ り
時差ボケが漸く抜けたので、また退屈の虫が動き出しそうです。