花壇に"ジャガイモ"を

「お父さんは無人島に流れ着いた時は最初に飢え死にするね」庭仕事の苦手な私を妻はよくこう言ってからかった。
私と来たら5分も経たないうちに「足がいたい腰も痛い」「喉が渇いた」「疲れた」を連発して庭仕事を逃れてきた筋金入りの無精者である。
しかし妻に先立たれた今、草むしりは否応なしに私の担当になった。
庭といっても10坪程の建売住宅でよく見かける「猫の額」程度の広さである。毎日コツコツむしれば大した苦痛ではないと友人は言い放つが無精者の私にはこのコツコツが大事業である。今でも「何故あの時
マンションがいい」いいと妻に抵抗しなかったかと今でも思う。

そこで思い付いたのが今年の奇策「花壇にジャガイモを」植えて雑草
対策にするのだ。我ながら良い思い付きだ。うまくいけば自前の新ジャガイモにありつけるかも

［周りの雑草には目を瞑って下さい］

冷蔵庫から芽の出ているジャガイモを取りだし6個植えた。育つか、芋を付けるか、また楽しみができた。

本日も平穏なり 幸せである。