とある日

大道芸、喫茶店、蝋梅、街歩き、映画、京都など。

大切なことは何だろう

2016-11-22 23:26:13 | 大道芸じゃない呟き
今朝は地震があり、いつ起こるかわからない天災の怖さを思い出させた。
普段は忘れていること、忘れようとしていることを時たま感じさせる事柄は
考え始めると怖くてどうしていいのかわからなくなる。
自分という生き物は相当な無力である。
ゆえに後悔しない生き方とは?大事なことって何だろうといつも思いながら、
つい時は過ぎていく。。。

ついこの間も。
大須の大道町人祭後に京都に帰りしばらくして東京に戻った日のこと。
区で受けた乳がんのマンモグラフィーの結果が来ており、初めての要精密検査に愕然とした。
もうその日から暗いベールがいつも目の前から消えることなく、病院の乳腺科の予約までも長かったし、
診察当日もエコーで終わらず、麻酔して細胞採取。
結果を待つ一週間も長かった。

そして。。。
結果を聞いたのが先日の金曜日。11月18日。
前の人の診察も長くて、予約時間を超えて、やっと名前が呼ばれて、
良性と聞けたその時まで、ほんとにいっぱいいっぱいだった。


なんて弱い精神力なのだろう。
体の衰えはそこかしこにあって、気が付かないでいるものもあるやもしれない。
それでも検査して、数字にあたふたして、もはや人間なんて体あってのことなのかと思い知らされる。
魂という生き物の存在が常識になったらいいのに。

ただ、毎日血圧を測定していてたまに思うのは、
気持ちが大いに左右するということ。
気持ちを強く持ちたい。

年々涙もろくなって使い物にならないけれど、充分生きましたと思えるようになりたい。



検査結果を聞いた夕方に、大好きなカフェに寄りました。
いつものように店主さんやお客さんととりとめのない話ができて、嬉しい時間でした。
珈琲とケーキを頂いたのですが、帰り際にご実家から送られたという野菜と、ご近所の方が作った野菜を分けてくださいました。
そんな野菜を使った料理がこちら。 

本当にありがたくて。あったかい。
大切な場所です。