米国民 55% 若年層 72%が中国に好印象
6/8 NHK
アメリカのオバマ大統領と中国の習近平国家主席による米中首脳会談を前にアメリカで行われた世論調査で、中国からのサイバー攻撃の懸念が高まるなかでも、中国に好意的な印象を持つアメリカ人は過去10年と変わらず、半数を超えていることが分かりました。
アメリカの民間調査会社、ギャラップは、アメリカ西部カリフォルニア州で行われる米中首脳会談を前にアメリカ人の中国に対する印象を調べた調査結果を公表しました。
それによりますと、中国について、同盟国や友好国だと考え好意的な印象を持っている人は55%で、敵や非友好国と考え否定的な印象を持っている人の40%を上回りました。
中国からとみられるアメリカの政府や企業を狙ったサイバー攻撃への懸念が高まるなかでも、こうした数字は過去10年ほとんど変わっていません。
また、今回の調査では、18歳から29歳の世代では中国に好意的な印象を持つ人が72%に上っているほか、オバマ大統領の与党・民主党の支持者は、65%が中国によい印象を持っていることが分かりました。
調査会社は、特に若者の間で中国に対する印象がよかったことから、今後、アメリカでの中国の印象がさらに改善していく可能性もあると指摘しています。