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[伊丹、宝塚市長選] 遊撃するも撃沈される(石原・橋下のタレント親子) 

2013-04-15 | Weblog

維新は本拠地・大阪以外の首長選で初の公認候補を擁立し、夏の参院選に向けた足がかりとする狙いだったが、公認2氏とも大差で敗れ惨敗をきした。

維新共同代表の大阪市長橋下は15日の記者会見で、「維新にノーをつきつけられた。重く受け止めなければならない。実力不足がそのまま出た結果だ」と述べた。

また幹事長松井は参院選への影響について「あるだろう。本当に改革をやるのか、まだ有権者に信頼されていない」と話した。

だが、惨敗の理由は明らかだ。旧太陽の石原老人連中に引きずられて、維新本来の革新的な政策路線が打ち出せないためだ。

 


 

追加記事:

尼崎市長、「維新は市民目線なく安易」

 兵庫県尼崎市の稲村和美市長は17日の定例記者会見で、宝塚、伊丹両市長選で日本維新の会の公認候補が惨敗したことについて、「市民の目線で選挙せず、戦略も安易だった」と感想を述べた。

 稲村市長は、維新の橋下共同代表の応援演説が動画投稿サイトで公開されていたことに触れ、固有の街の課題より、公務員制度改革に重点が置かれていたと分析。「伊丹市民や宝塚市民の目線で選挙をされていなかった。公務員給与(削減の主張)で気持ちをあおれば、支持されるという考え方はちょっと安易過ぎるのでは」と指摘した。

 また、維新幹部が大阪都構想について、神戸市周辺まで「特別区」とする私案を示したことに対しては、「尼崎は大阪や神戸とは違うと、多くの市民が感じている」と否定的な見解を述べた。

生活・小沢一郎代表、「維新はもう自民党と同じ路線」 

 自民党の政治では激変する内外情勢の中、国民の暮らしを守っていくことはできない。そういう考え方を持った「非自民」が力を合わせなくてはならない。いろんな機会にそう申し上げているが、なかなかそれぞれの目先の利害が優先し、大同団結にはまだ至りません。

 一方で、維新はもう自民党と同じ路線であることがはっきりした。それ以外の政党が力を合わせて、きちんとした受け皿をつくれば、必ず国民の支持が返ってくる。

 夏の参院選でしっかりした基盤を築いた上で、2年後か3年後か分からないが、次の総選挙でもう一度国民の審判を仰ぐ。私も最後のご奉公のつもりで、もうひと踏ん張り、頑張っていきたい。(千葉県松戸市での支援者会合のあいさつで)


 

記事:

維新 公認の2氏惨敗 伊丹、宝塚市長選 MAINICHI

 任期満了に伴う兵庫県伊丹市長選と同県宝塚市長選が14日投開票され、伊丹市は藤原保幸氏(58)=自民、民主、公明推薦=が3選、宝塚市は中川智子氏(65)=民主支持=が再選を果たし、いずれも現職が勝利した。

日本維新の会が大阪府外の首長選で初めて公認候補を擁立。今夏の参院選と同県知事選の行方を占う選挙としても注目されたが、惨敗した。

 維新は、伊丹市長選に岩城敏之氏(52)、宝塚市長選に多田浩一郎氏(40)と、いずれも前市議の2新人を擁立。橋下徹共同代表が告示日の7日と投票前日の13日の2度にわたり両市に応援に入り、公務員批判を展開し市役所改革を主張した。両市は大阪のベッドタウンで、昨年の衆院選比例代表でも維新の得票率が30%前後でトップ。大阪府外への支持基盤の拡大を目指す維新は、勝利の可能性が高い地域とみて力を注いだ。

 しかし、他陣営からは、橋下氏が大阪(伊丹)空港の廃港を主張してきた点を批判された。さらに、選挙前に維新幹部が阪神地区や神戸市を「特別区」にする将来構想を披露したところ、維新と大阪都構想から兵庫を守ろうとするキャンペーンを展開されて、防戦に追われた。

 (投票率)

 伊丹市41.92%

 宝塚市45.94%

 (確定得票数)

 伊丹市長 当41267 藤原 保幸<3>無現=[自][民][公]
 13041岩城敏之 維新=[み]、 7510阪上聡樹 無新、 3194服部好広 無新=[共]

 宝塚市長 当43347 中川 智子<2>無現=[民]
 23561多田浩一郎 維新=[み]、9748樋之内登志 無新=[自]、6106渡部完(1)無元、997山田利恵 無新

 

維新、兵庫2市長選で敗北 「橋下氏の名だけで勝てぬ」 ASAHI

 14日投開票された兵庫県伊丹、宝塚両市長選は、日本維新の会が初めて大阪府外に公認候補を立てて挑んだ首長選挙だったが、いずれも敗北した。本拠地・大阪で選挙の強さを誇ってきた維新はまず隣県の兵庫で首長選に勝利し、夏の参院選へと弾みをつけたい考えだったが、課題を残した。

 維新は7月の兵庫県知事選も候補者擁立を検討中だが、2市長選の敗北が判断に影響する可能性がある。地方選挙を総括する今井豊副代表は「与党が強い中、態勢もないところで善戦したが、橋下徹共同代表(大阪市長)の名前だけでは勝てないという課題が浮き彫りになった。良い引き締めになった」と話した。

 昨年の衆院選で54議席を得た維新だが、大阪府外の小選挙区で勝てたのは強固な地盤を持つ平沼赳夫、園田博之両氏のみ。夏の参院選に向け、府外での支持拡大が急務となっていた。


 

足:

脱原発派市長中川智子の紹介(同氏のホームページから)、

昨2012、日本は65歳以上の人口が3,000万人を突破して、世界で最も高齢化が進んだ国となりました。世界も注目しています。“介護は社会で担う”ことを目的として作られた介護保険法の施行から12年たった現在、保険料の値上げ、老老介護や認知症の方々への見守りなどの課題が山積しています。

施設不足から、政府は「施設から在宅へ」と言いますが、独居の人、子どもさんが遠く離れて暮らしている人、また、持ち家でない人は年金だけでは家賃が払えず、行き場を失ってしまいます。テレビで「老人漂流社会」題してこの問題が取り上げられましたし、新聞でも「老いてさまよう」というシリーズが載りました。長生きを喜べない社会が現実化しています。(中略)

「長生きして申し訳ないね」。お年寄りのこんな言葉を聞くことほど切ないことはありません。ご本人と行政、そして地域などが力を合わせて「長生きして良かった」と思っていただけるまちにしていきたいと考えています。