abc

news

[正直者] 米ワシントンの遅咲きの桜にみる日米の差

2013-04-09 | Weblog

:4月8日付共同に、米国の首都ワシントンのポトマック川近くにある池タイダルベイスン沿いに植えられた桜が4月に入りようやく開花したという。

快晴となった日曜日の7日、大勢の家族連れなどが花見や散策を楽しんだという。この地域に桜が植えられたのは、日本から101年前に桜が贈られたのが始まりだ。今年のワシントンは3月に気温の低い日が続き、開花が遅れた。今週中にも満開になる見通しだそうだ。

(写真:7日、ワシントンで遅咲きの桜の下を散策する家族連れ) 

:そういえば、「ワシントンと桜の木」という有名な話がある。宣教師で作家でもあった米国人パーソン・ウィームズの子供向け伝記本「The Life of Washington (1800年)」の中に書かれており、米国の初代大統領で建国の父、ジョージ・ワシントンの少年時代の逸話だ。

誕生日に父親から斧を贈られた少年はうれしくて、父が大切に育てていた桜の木を斧で試し切りしてしまう。後で気づいた少年は父に打ち明ける。すると父親は、少年をしかることなく、正直に打ち明けてくれたことをたいそう褒めたという。

そういえば、この話と似た話が、昨年、日本のマスコミをにぎわせた。

前首相野田は昨年11月14日の党首討論で、「近いうち」解散の約束履行を求める自民党総裁安倍に小学生時代のエピソードを披露した。

「通知表を持ち帰った時に、とても成績が下がっていたのでオヤジに怒られると思ったが、なぜか頭をなでてくれた。講評の所に『野田君は正直な性格』と書かれていたのを喜んでくれた」

だから、うそをつくつもりはないと続け、12月16日の衆院選にむけ解散発言に踏み切った。

ところがである、こちらの正直者はワシントン少年と違い、「正直の上にバカがつく」笑われてしまった。そして選挙に突入し、なんとも痛々しい結果だった。

同じ正直者でも、日米で評価に差があるらしい。その差はどこからくるのか。政局的判断より自らの道徳観を優先させてしまったためか? あるいは正直者はバカをみるだけのことか?それとも、日米の国民性の違いか? 以上、管理人の一言。

 

参考記事:

4/8 YOMIURI

:「厳しいが、参院選が天下分け目」野田前首相、

野田前首相は7日、千葉県佐倉市内で開かれた民主党の奥野総一郎衆院議員(比例南関東)のパーティーであいさつし、夏の参院選について「厳しい選挙だが、我々にとって天下分け目(の戦い)だ。元気がなくなっている民主党で、元気な千葉県をつくることが民主党復活につながる」と述べ、千葉選挙区(改選定数3)から立候補を予定している現職の長浜博行氏への支持を訴えた。

 千葉市長選(5月12日告示、26日投開票)についても、再選を目指して無所属での立候補を表明している現職の熊谷俊人氏への支援を求めた

 :アベノミクスは「資産バブル経済」…野田前首相、

 野田前首相は7日、千葉県佐倉市のパーティーであいさつし、安倍首相の経済政策について、「海外投資家と食事する機会があり、その1人が『ABE』と言った。Aはアセット。Bはバブル。Eはエコノミー。資産バブル経済、という意味だ」と述べ、首相の名前にひっかけて批判した。

野田氏は「日本の状況はバスタブに巨象が足を片足つっこんだ状況だ。象が足を抜くとどうなるか」と述べ、首相の政策がバブルを生み出していると指摘した。