

本年度前半部(早生り分)が最後の一個となりました。
イチジク 08・06-(1)の画像2枚目、袋掛けされた収穫分の
右側に生っている果実が今回の観察分。
イチジクは、まるでメロンの収穫のように大切に育て時期を待つ。
味のほうは、梅雨なのに雨も降らず、従って味が濃く熟し最高。
この種類だけか程よい酸味がある、それが甘味をより引き立たせ
旨味に変身させている。 この味は我が好みに合っている。
古い品種の中では、作り易さもあって満足出来るレベルだった。
土質と肥料が大きく味を変える。(鉢植えにすると同じ肥料を
やってもなぜか美味しくない)、 かなり微妙だ。
最近の、次々と発売される新種はこれを越えられるのだろうか?。
今、作り易く更に美味しい品種を探している。
探している基準。 自分好みの美味しいことが一番。
・、果実の大きさは100g程度以上ほしい(美味しくても小さい
と袋掛作業が面倒だから)→鳥・ホコリ・虫の被害防止策)
・、完熟しても大きく割れてこない。(ホコリや虫が入らない)
→(営利栽培では割れ始めた(完熟)ら収穫だが、家庭栽培
では後1日か1、5日(完全完熟まで)放置するからホコリ
が入り易い)
・、病気や害虫に強い。(無農薬・放置栽培が出来る)
・、暑さ、寒さに強い強健種。(放置栽培が出来る)
・、秋果がメイン。(冬期、全て枝を切り落とせるので木が
コンパクトに仕上がる)
↓ 本日の収穫分1個、(全長約9.5~11センチ、220g)
皮が柔らかく手で持つとそこが剥がれてくる。
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↓ 前回収穫時の画像
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↓ 今回の分、袋掛直前の画像
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↓今回の分。袋掛直後の画像と収穫時の画像。
1.5センチほど大きくなっている、袋のタルミ具合で分かる。
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小さい時は、イチジクが好きだったがカブレるので苦手だった。
年上のお兄ちゃん達に採ってもらって食べていた頃、美味しかったが、
口の周りや手の指と指の間に湿疹が一杯出来た。
夜にならないと、直ぐには症状は現れない。
自分一人で採れるようになると、こんどは顔・首筋一面から手・腕まで
湿疹で腫れあがった。 葉に皮膚が触れるだけでカブレた。
次の時はカブレで体全身が腫れあがった。
高熱が出て、全身がカユクて狂い死にしそうだった。
怖かった、今でもハッキリと覚えている。
父親はビックリして全てのイチジクの木を切り倒してしまった。
(だが、いちじくは切ても切ても直に芽を吹いてくる)
要は、葉に触れなければ、また白い汁に触れなければ良いと解った。
夏なのに厚めの長袖シャツの上に更にカッパを着て手袋をし
イチジクの葉や枝に体が触れないように完全武装して採った。
小さい頃は皮膚が弱かった。一番はひどくなるのが「うるし」次が
「イチジク」である、その次が「クルミ」。
草カブレも度々あった。草に触れ皮膚が少しでも傷ついたら湿疹がでた。
草カブレは 症状的には、「イチジク」や「うるし」「クルミ」等に
比べると軽いが、気が付いたら腕と首筋の辺りに湿疹が一杯出来ている。
「うるし」のお椀は触るとカブレルからダメだった、「うるし」は木を
見ただけでカブレタ(木をみると恐怖が蘇り湿疹が一杯出た)。
田舎の子は、少々の事では待ってくれない、小学生になれば即
牛の草刈りのお手伝いに毎日出た、草カブレが出るので完全武装
だった。
大きくなり、小学校3年生くらいになるとイチジクや草カブレも
少なくなった。
中学生くらいでは平気になった。 もう無防備でもカブレなくなった。
成長と共に体質が変り抵抗力が出来た。
但し、「うるし」の木だけは抵抗力が出来ているかどうか試した事が
ないので分からない、試したくもない。
ただ 今でもイチジクの手入れ中、蚊や虫に咬まれカユクなっただけ
なのに、昔のイチジクの怖かった恐怖の体験が一瞬蘇り背筋が凍る
思いだ。