フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

フウランの植え替え(3)

2006年02月28日 |  ☆フウランの植え替え
 栽培の反省アレコレー①。


前回記述した植え替え方法は、独自のもので検討途上のマンポウ流である。
記述にほんの一部でも共感頂けるなら良いとこ取りをしての自分流にアレンジ
してもらえれば嬉しい。

植え替え方法は前回記述したが、その結果がどうなるのかが抜けていた。

植え替え時は自分の栽培方法が良かたか又は悪かったかを把握出来る機会
でもある。

ちなみに 栽培方法に関し、偽ベテランが多く出て初心者の方を惑わせている、
これの見分け方。
栽培の結果が出るのは4年又は6年以上は充分かかる。悪く成るのは早く1年も
すれば解る場合もあるが、良くするには年月がかかるのだ。

購入したばかりの株で、前の管理者が充分元気に育てていたものはソコソコの管理
で2・3年は型を崩さず維持することが出来る。
これを自分の管理が良かったと錯覚していることが多々あり、この錯覚が
偽ベテランを多数生むのだ。


更に付け加えるなら、3年又は4年目くらいから本性が出てきてビックリし、
偽ベテランとも見抜けず誰かさんの真似をしてみる、これの繰り返しで本質が
何時までたっても解らないまま10年・20年と年月だけは着実に過ぎ鉢数も
それなりに増えていくパターンだ。
従って、栽培歴が長いとか鉢数が500鉢を越した(50鉢から100鉢を越える頃から
本質が見えてくる)とかが偽者か本物かの判断基準ではない。

本物のベテランの方は私のようにペラペラと語らない、語ったとしても本質は
教えてくれないし又、超高級品である気難しく育成困難な品種を沢山育てていて、
遥かに研究熱心だ。


本題
他人に辛く自分には甘いというマンポウ流の評価でも40点 いうところ。 
誰かににさっそく嬉しくない初心者マークを付けられた。

根の数は多くて、元気な根が葉数より2・3本多いいのが理想であるので
合格だが残念な事に根が細く致命的欠陥(野生種と変わらない→葉幅細く
葉丈長くなる)なのでマイナス40点。
親株の中間の葉が1枚欠落しているのでマイナス20点。

合計でマイナス60点、こんなところ。


根が細いのは水が辛かったか寒さに当て過ぎ又は日の取り過ぎが考えられる。
葉の欠落は不明。これがなければ60点は取れたのに残念。

次回の「栽培の反省アレコレ②」では名誉挽回作を載せていくので
これも見てほしい。






フウランの植え替え(2)

2006年02月27日 |  ☆フウランの植え替え
 
フウランの植え替え(2) 

今回は大好きな「富嶽」を植え替える。
暖かさを感じ根は動き出しているが水はもう少し辛抱し中苔は濡らさないように注意する。
この方が後の管理が楽だ。



やや長め(20センチ前後)の国産水苔を入手しスプレーで軽く湿らせておく。
根と中苔及び化粧用上苔との馴染ませ用と、根をしっかり押える化粧用に使用。
本来は中苔と同じ保水性の圧縮物を使用すると良いが、国産の方が作業が早い
のでこれを使用している。



中苔(前回紹介の植え替え1を参照)の乾燥させた物を使用。

自然界では木肌であったり岩に相当するものでフウランの木を安定保持
出来る堅さがほしい。堅いと締まった株になる。
軟らか過ぎてフワフワだと根が安定しないので育たない。
これが軟らか目だと特定の根だけ元気が良過ぎフウランの葉が伸び過ぎ
又間延びしてしまう。(若木や弱った株はこの植え方で回復を図ると良い)



馴染ませ用の苔を十文字の要領で10数本乗せていく。
これは、中苔は保水率の良い圧縮苔であり根を押えている国産水苔とは保水性が
異なる事で根の嫌気性が出て、中苔には根が密着しない場合があるのでこれで
カバーするのである。



古い水苔を取り除き水洗いした株(水道水は殺菌作用があるので必ず実施)



フウランをまたがらせ載せる。
続いて下になっている一部の馴染ませ用苔を根の間より引っ張り出し根と根の
間や下に位置させ根に苔が左右・後方から接触させるイメージがよい。




上苔を、根を押える目的でタスキ架けの要領で強く巻く。



今度は抜き取り空洞にピンポン玉程度の絞った水苔をシッカリ奥まで押し込む。
加湿対応が無い場合は根元が乾き過ぎ葉が細るのでその対策である。



鉢に上水苔をシッカリ張りながらおさめる。
鉢は小さ目が良い、根が鉢壁に到達し逃げ道に迷い枝根を出して這い回る頃
フウランが太る、この頃一回り大きな鉢に根を軽くほぐして水苔を補充し
入れ代えてやると効果的だ、盆栽経験者なら誰でも?知っている、鉢緩め
という技術だ。
植え替えすればするほど太ると言うのは大ウソ。たまたまこの時期に株分け
等が発生し植え替えが重なったため本質が分からないまま太ると信じている
だけだ、

植え替えは人間で言うなら大手術と同じだ、度々遣っていいはずが無い。




中苔と根の間に隙間が出来ている。



ここにピンセットで水苔を詰め根に出きる限り水苔を接触させてやる。



その上から上苔を強く引っ張り巻いて終了である。
いくら強く根を押さえようとしても水苔なので強すぎると切れてしまい
強く巻き過ぎになることは無い。(糸類を使用する時は強すぎに注意)

フウランの根元1センチほどは水苔は巻かない方が根腐れが少ない。

最後にマグアンプKの大粒を3個程度鉢隅に押し込んでおく。
少々の肥料は地合いに艶がまし且つ斑のコントラストが鮮明になる。

これは秋が過ぎ冬が近づくと取り除くと良い、何時までも肥料が効いて
いると日照との関係で間延びの原因になるからだ。


動き出したフウランの根

2006年02月26日 |  ☆風蘭栽培記
 早くも動き出したフウランの根。


ポカポカと暖かい日が続くので少々早いが植え替えを始めた。
まずは大好きな「富嶽」からはじめる。お彼岸までは少しづつゆっくりと、
彼岸を過ぎると少しテンポを速め4月に入ると
気が狂いそうな程頑張り5月連休までにはとうてい終わらないが
連休には遊びに出かけるつもり。



早くも根は動き始めている。



こちらの根も動いている。




熱帯魚

2006年02月25日 | ◆その他
 我が家の熱帯魚です。

フウランがシーズンオフになる12月末から2月一杯がこちらに
付き合うこととなるパターンだ。

右側の仕切り板の奥にはこの水槽の主である暴れ者を隔離している。
魚の数が少ないと縄張りをつくるようでケンカが絶えない、これぐらいの
多さが適当か。
カメラを変えたら新しいカメラではガラスが光ってうまく撮れないので
画像は古いもの使用。

冬場のキウイ

2006年02月24日 | ◆キウイ

 我が家のキウイとフウランだ。

このようにキウイの棚の下にフウランを吊るし観賞して楽しむのが
長い間の夢だった。

猫の額程の小さな庭なのでこれがあると狭くてしかたがない、そのうち
この棚も取り払ってなくなる運命か。



まだ寒いので芽は動いていない。




フウランと記念撮影
寒そう、だが丸々と太って仔だしも良いようだ。

この場所は-1から-3度まで下がる日が数日ある。
寒さに耐えられる為には植物は体内に耐寒物質を作るそうな、それは短期では
秋であったり又夏であったりする。長期では3・4年以上かけて耐寒物質を
作る習慣を覚えさすことが必要であり、
徐々に寒さの環境に慣らしてやるとよい。(失敗すると葉幅狭く木が小型化
する傾向あり)

この状況を見ていきなり真似をしないほうがよい。
超強健種のみが対象であり、弱った株や弱そうな品種はそれなりに保護する
対応をしているからだ。