フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

イヌマキ(紅クジャク)、マキの観察(3/3) 09・09

2009年09月14日 | ◇その他の木々
  実の生る イヌマキの“紅くじゃく”  が届きました。 
      (9月5日)


春、伸長する新芽が赤く出て、この赤いの色は2週間程持続するらしい、
雌性にて実も付ける。

面白いと思い買ってみた。





2・3年前売り出され興味はあったが、用途が見えなかった。
イヌマキとのことだったので、我が家の小さな庭では大きすぎて庭木には
向かないし、生垣にでも使おうと思っている。

生垣には2・30本必要となる。
早速挿し木を考えたがどうもメチャ木が弱っている、
根腐れかそれとも病気上がりか。

数年は挿し木出来ない。
木勢が付くまでは、枝に力なく挿し木しても根付かない。 残念なり。



<「イヌマキ」と「ラカンマキ」の見分け方画像>
↓ このように剪定前であれば、違いが判る。
  剪定してしまえば全く区別出来ないのが多々存在する。

  イヌマキの葉は横に開き、ラカンマキの葉はやや立ちぎみとなる。
  葉の出方で、ラカンマキの方がやや密に繰り出す。
  ラカンマキの方の葉はヒネリ少なくシャープだ。

但し、1箇所又は数箇所だけでなく、木全体で判断しないと判定を誤る。




<参考画像>
“ラカンマキの雌木”を探していて“イヌマキの黄金葉”を見つけた。
 持ち主は、単なる葉焼けかも知れないと言っていた。
 焼き斑と云うやつでガンガン陽を取ると黄色くナルタイプか?。

↓ 早速枝を頂いてきて挿し木をした。



ラカンマキ(槙)の雌木、マキの観察(2/3) 09・09

2009年09月13日 | ◇その他の木々
  実の生る “ラカンマキ”  を入手しました。 
      (9月5日)

実の生る“ラカンマキ雌木”の挿し木苗(1年生苗)を買いました。
メチャ小さい。

いよいよ、還暦からの再挑戦である。


今回購入した苗は“ラカンマキ”本物の実の生る雌木の方。

↓ 届いた内梱包の状態。


↓ 内梱包解除。
  背丈12センチと14センチ
  (送る苗は20センチ内外と記されていたがだいぶ小さい )

  良く葉を観察すると「ラカンマキ」特有と思い込んでいた新葉の葉裏の
  やや白ポイ感じ(銀性)が無い。 栽培環境の違いか?。


↓ 1本のみながら既に実が生っていた。
 入手直後はこのようにやや赤味が強い色をしていた。

気の利いたお店(担当者)。実の生る(羅漢の生る)物を強く要望したら
その物ズバリの羅漢形の実の付いたのを選んで送ってくれた。
通販では不満が多いが、久々出会った良心的なお店にて嬉しい。




↓ 自家挿し木苗右2鉢(1ヶ月前挿し木実施)と、今回入手品の記念撮影。

 “ラカンマキ雌木”をヤット見つけ枝を頂いてきて挿し木を行った。
 うまく発根してくれれば良いが

今回の苗は挿し木失敗時の安全の為、予備として買った。

 左2鉢が今回の購入苗、右2鉢が1ヶ月前の挿し木したもの。
<ahref="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/19/0357a55a5623197e9efad753b6d70486.jpg">



< ちなみに >

↓ 2年前の自家挿し木苗

 剪定業者までもが、珍しい“ラカンマキ雌木”だから大切にするように
 と言ったという、
 いわゆるプロからの保証付きの株の枝を、見ている前で折って採ってもら
 ったので間違いは無かったが、 もらってきて挿し木したところ。2年半
 経つと本性を現したか「イヌマキ」の雌木だった。
 残念。



昔、約30年程前の家屋新築時、庭木を植えたいと「ラカンマキ」の
実の生るのを探して植木市から生産者まで、アチコチ植木屋さんを廻った
ことがあった。運良く比較的近い所に培養販売の植木の生産地がある。


実の生る「ラカンマキ」どころか、殆どの植木屋さんでは「イヌマキ」
ばかりで“ラカンマキの雄木”さえ売られて無かった。

一軒だけ“ラカンマキの雄木”が有った。
培養中で売り物でない、背丈3・4m程の15~20年生の若木が30本程
畑に植えられていた。

実の生る「ラカンマキ」の雌木は存在しない、いくら探しても有るわけが
無い。 と言われた。

売り物でないが、自分で掘って持ち帰りしてくれるなら、今回に限り
1本だけ特別に売ってやってもいいと言ってくれた。

プロに、「雌木」は存在しないと言われれば、「雌木」は諦めるしか
なかった。 「ラカンマキ」が有っただけ幸運だと思い、購入を決めた。

その後30年程育てたのが画像の木である。
(現在は、ラカンマキは多く見られるが、当時はまだ珍しかった、
成長遅く商売に向かないとのことで取り扱う業者が殆どいなかった。

特に、在庫無く売ってないお店に限り、ラカンマキは庭木には向かない、
止めといたほうがいい、と教えられたものだ。)


↓ 挿し木5・6年生苗を買って10年程培養したという苗(約15年生)
  を買ってから、我が家で30年程育てたからこれは約45年生苗。

  コケ順に拘り、芯(幹)の建て直しをしながら伸ばしたので 更に成長
  が遅くなっているが、根元から1mくらいまではかなり太っている。

  まだ養成中にて、放任栽培している荒木。 
  仕上がるまでにはあと15年程かかりそう。



話は戻るが。
今回買った苗を、背丈4・5m程の庭木に完成させる気は無い。
子供に培養を引き継いでもらっても期間が足りず ダメカモシレナイ。

背丈4・5mの大苗を見つけ、途中で乗り換えるつもりでいる。
ただ、誰かさんが造った完成された木を買う気も無い、こんなのは全く
嬉しくない。

荒木を買って自分流に創作、造り込みたいと思っている。


<おまけ>
現在はまだ「ラカンマキ」の認知度は低い。

この間、植木屋さんを訪れた時。「イヌマキ」を買いに来ていたご夫婦
がいた。2m程の小さなのが良いと求めていた。
希望の物が見つかったのか契約して帰った。

帰り際私の方を見て、ヤット決まりましたと喜んで笑顔で挨拶してくれた。

私は、小さなのが希望というのにナゼ「イヌマキ」に拘るのか不思議で
訪ねてみたところ。
この方は、“マキ”と云えば「犬マキ」と「高野マキ」しか無いと思って
いるらしい、「高野マキ」は最近買ったのとで2本有るからモウいらない
ので、間違えられたら困るから「犬マキ」と強調したらしい事が分った。

植木のことから何から何まで良く知っている知人がいて、
間違えられたら困るから「犬マキ」と言うようにと、物知りの知人から
教えられて来たらしい。


契約後では何も言うまい。
希望の品が見つかって良かったですネと、言って別れた。



実の生るマキ(雌木)、マキの観察(1/3) 09・09

2009年09月11日 | ◇その他の木々
  ラカン(羅漢)と言われる “マキ”の実  を観察しました。 
      (9月03日) 

庭木に、実の生る“マキ”の木を植え仕立てたいと検討を始めた。
目標は、実の生る「ラカンマキ」である。
これを探し始めた。

我が家では実の生らない「ラカンマキ」が1本既に存在するので今度は
同種「ラカンマキ」の実の生る雌木を庭の造形樹として育てたいと思って
いる。

 還暦からの創作に再挑戦である。

“ラカンマキの実”を尋ねて街を廻ったが目的の「ラカンマキ」の雌木が
なかなか見当たらず、らしき超小型の葉をした実を集めて“マキの実探し”
でしばらく遊んでみた。

“マキ”は雌雄異株の性質なので雌木に実が生る。

“マキ”の種類は大きく分けると、高級庭園樹と云われる「イヌマキ」と、
これの変化種で矮性化(わいせいか=小型化)され成長の遅い超高級庭園樹
と云われる「ラカンマキ」の2種類ある。



< 「イヌマキ」と「ラカンマキ」のマキの実の比較 >
↓実は、品種判別不可能な同じような実が生る。 初めて知った。

 左側が「ラカンマキ」、 右側が「イヌマキ」
 やはり「イヌマキ」の方が葉がやや大きい分だけ 実も気持ちだけ大きい。


↓「ラカンマキ」の実の拡大。 
下側の紅色又は紫色したところが花床の肥大したものらしく、先端の緑色
をした部分が種子である。


↓「イヌマキ」の実の拡大。 




樹、2種を比べると「イヌマキ」の方は葉が大きく枝も新芽はやや荒く葉は
やや開きぎみになる、樹型としては中・大型向き、完成された樹型は
豪壮さ満点。

これに比べ「ラカンマキ」はヤヤ小型にて葉が短かく密集しやや上向きに
なり葉数多く新芽は密に出る、樹型としては小型から大型まで万能。
完成された樹型は繊細優美。  と一般的には言われているが。

現状調べて見ると、何故か「イヌマキ」の方は、大型・中型から、
「ラカンマキ」のような小型化されたものが1・2割程が存在する。
若木や、肥大伸長の目的で放任栽培された培養中の木であればなんとか区別
できるが、刈り込み整姿され小型化された完成木では、外観だけでは区別は
全く付かない。

小型化しているのは変種ではなく、植え土が踏み固められ硬くなっている
又は植え土が少ないか、高植え的になっている等、
それにより水分辛目又は、酸素不足ギミに厳しく育てられているのカモ。
あるいは辛目の度が過ぎて木が“凝ってしまっている”ものもあると、
推測出来るが。
何分他人様のお宅の庭の中の樹を塀の外から観察するというものなので
定かでない。


双方とも高級庭園樹なのでどちらの品種を選ぶかは本人の好みである。

樹姿の完成までには80年から100年かかるそうな。
何れも樹姿の完成されたものはすばらしく、高級というだけあって高価
である。

「ラカンマキ」は、「イヌマキ」に比べ葉の間隔や枝打ちが繊細なので、
より小型に仕立てることが出来る、樹高を高く大型に育てても枝先細部まで
緻密に仕立てることができ、より優雅な雰囲気に仕上がる。
更には、刈り込み剪定後の切り口が茶色く枯れ込むが、これが小さいので
自由な刈り込みが可能となり剪定が楽である等、 作っているとそれなりに
良いところが多々あり、盆栽趣味の私にとっては「ラカンマキ」がより
好きだ。

欠点は「イヌマキ」に比べ成長が半分以下と遅く、樹姿完成まで年月が掛
かり過ぎる。




雌木と雄木の成長度合い他、の違いは。
幹や枝の出方等は、樹型が完成すると大差無い。
むしろコケ順良く、幹模様良く、幹と枝の太さのバランス良く、良い面が多
く今まで聞かされていた欠点が逆のような気がする。
雌木の方が、実を付けることで実に養分を集中するため雄木より成長が遅く
なる。
従って植木の培養販売しているところでは成長の遅い雌木は取り扱いを敬遠
するお店が多い、(つまり多くは、培養や挿し木等の増殖作業も売れないから、
積極的しなかった→現在は「ラカンマキ」の方が増殖は多いと聞いている、)
一旦樹型が完成した物は超人気にて、むしろ好んで仕入れ集めているようだ。
ドンドン売るのは「イヌマキ」の雄木、次が雌木。
集めるのは「ラカンマキ」、実が生ると珍しく手放さない、こんな感じ?。


< 雄木と雌木の成長度合いの違い >
↓左は実が生ってないその分、新芽が展開し伸長している。
 一方右は、実が生っているので新葉は出ていなく伸長できていない。



“マキ”と実の鑑賞価値について。
“マキ”の実は雌木に出来るが、成長サイクルに合わせた剪定の問題である。
完成樹は毎年1~2回整姿の剪定を行うがその時、殆どの花芽や実を剪定
作業で削除してしまうこととなるので結果的には実が多く付かずその鑑賞
価値は半減する。
だが実が生ると私は楽しい?。


“ラカン”(羅漢)とは。(ネットで調べ、抜粋編集を加えたもの
:間違っていたらゴメン)

悟りを開いた者(神に近い存在)。
昔中国での、神になろうと修行した高貴な僧侶たち(今は仏様)、らしい。
“マキの実”がこの僧侶が修行で“手を合わせて祈っている姿”に似ている
というもの。 →似ているかな?  かなり似ている。


<ちなみに>
中国では、“マキ”(「イヌマキ」「ラカンマキ」)のことを“羅漢の松”
と云い「神の木」として珍重されている。
見事に仕立てられた樹姿・枝ぶりがが「龍」(“昇龍”)に似ているので、
出世・開運等が良くなるばかりで、幸せを呼ぶ縁起物の樹 らしい。

日本発、日本的庭園の樹型造りの技術が中国でも認められた、日本人的
    感覚(日本人が好む)の美意識が、少し理解され始めたか??。




種なしキンカン 09・03

2009年03月11日 | ◇その他の木々
  キンカンの 種無し品種 を買いました。 
      (3月9日)



種無し品種「プチマル」と言うらしい。

キンカンは好きで、たまに買って食べる。
種を出すのが面倒だ。
種の無いのが良さそう。

今回買ったのは、実が2個付いていた(青いの含めると4個)。

種の状況が気になった。(品種間違いの確認→OK)
1個目は完全種無し、もう1個は扁平収縮した種が2個はいっていた。

味の方は普通、
黄色味が弱いとヤヤ青臭さが残る。
(たった2個だけなのでハッキリとは言えないが)


我が家の以前買った“寧波(にんぽう)キンカン”の方が大きくて且つ
甘い、やはりこちらが本命。

↓ 今回入手した苗。



↓ 種の比較をしてみた。

 種無しキンカンだが種が稀?に有るらしい。

果実1個当たりの種の入り数
 種無し((プチマル)キンカン→2個中。1個のみに種らしきもの2個。
 普通のキンカン→10個中。平均4~6個。
 寧波(にんぽう)キンカン→10個中。平均3~5個



田舎へ帰れば4・5本大きな木が植えられていて誰も採らない
採らずにそのまま一杯放置されている?。
(近年は畑に行かないので不明)


子供の頃は美味しいとは思ったことが無かった、ただ遊びで採った
2・3個は食べてみるがあとは、的に向かって投げて遊ぶ。

今考えれば、完熟して一番美味しい時期に食べた事が無かった
気がする。

今は小鳥の餌だ。
多分小鳥たちも毎年アテにしていると思う。



シークヮサー 08.10-1

2008年10月17日 | ◇その他の木々
  沖縄の野生種ミカン「シークヮサー」 苗を買いました  

(シークヮーサー・シークワーサー・シークァーサー)とも言う。
(シークヮサー ・シークワサー ・シークァサー)とも言う。

度々遊びに行く、ホームセンターの園芸コーナーで苗木を売っていた
ので試しに買ってみた。

何年経ったら実がなるのかなー?。

クリックしてね!画像が大きくなるよ!

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先日。
“山の辺の道”を訪れた時、不老長寿の妙薬 として果実が
売られていた。

熟すのは11~12月頃、今はまだ未熟果だそうだ。

現状は、小粒の「スダチ」よりやや小さいが、もう少し経って
熟してくるとやや肥大し、「小粒スダチ」と同じくらいの大きさに
なりそう。

大きさ(直径)。
熟した小粒スダチ3cmに対し,これは2.5cm程。


味は、ユズとレモンとをミックスした感じ、????。
何のことか分からない味だが、熟してくると甘味が出てくるらしい。


(ネット記事より抜粋。)
●果実の特徴
沖縄の健康みかん。沖縄の長寿村日本一で知られる大宣味村特産の
健康柑橘です。
味も素朴でまろやか、おいしい。ジュースやサラダで食べたり、
様々な料理に絞りかけます。「ノビチレン」を他の柑橘類よりも
2~12倍も多く含みます。 ・・・。
と書いてあった。



“シークヮサー”この文字(文章)パソコンで書くのはチョット
難しい。

“クヮ”この字がいくら探しても出てこない。
うまく書けないから一字づつ変換するしかない。

パソコン初心者とは、ソロソロ卒業しなくてはいけない時期なのだが
これでは当分卒業できそうもない。



我が家では、「スダチ」と「ユズ」が好きだ、毎日何かに汁をかけて
食べている。

昔は「金柑」含め3品種5本程栽培していた。
子供が刺で怪我をして、ビックリして即切って捨てた。その時ドウテンの
あまり誤って「金柑」も切って捨ててしまった。 だから今は何もない。 

最近は、せめて豊産性の「スダチ」だけは2・3本ほしいと思いながら
も“刺”のトラウマに悩まされ栽培はしていない。