フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

ツクバネの根・植え替え07.02

2007年02月18日 | ◇ツクバネ
 ツクバネの大手術を行う

ツクバネを植え替えてみた。今回は根をジックリ観察してみた、初めての経験である。 
   ツクバネは、植え替え(移植)たら枯れてしまうから絶対ダメ
と云うのが常識らしい。
本当なのか?。何故ダメなのか?不思議でならない。最近の優秀なる肥料を与えても
ダメなのか?、確認したくて、そのテスト用教材を探していた。
元気の良い株が最低条件なので探したが、見つかったのはヨボヨボの株ばかりだった。

昨秋幸運にも入手出来楽しみにしていた株が、当初より元気が無かったが更にドンドン
元気がなくなった、要は、現状のままがこの木には不適合なのだ。現状維持では枯れるのを
待つだけだ、そうと判断したら可哀想で植え替えずにほおっておくのはかなり辛い。
やるんだったら時期は今、根の動き出す1ヶ月前が最良だ。・・で実施した。

この株も縁あって我が家え来ていただいたからには家族だ。人間のように言葉を発しない
だけに、より気にかけてやらないといけない。最善を尽くす。

従ってこの株を植え替えテストするこ事とした。

原理原則を守れば何も心配する事ははないが、今回それを破った。
原則は、再寄生のやり方、根洗い、又は気温や根を乾かさない等、他にも色々あるが、
「肥培管理をし木勢の良い状態にしておく」の条件を破って、死にかけたヨレヨレの株に
挑戦したのだ。

3本立ち軸は枯れ込みボロボロにて約10年生以上らしかったが、植え土を取り除いて
いくと根元は1本だった。
大きな枯れ込みの入った傷も土に隠れていた。ヤラレタと思ったがもう遅い。

根の方も元気なく、下に伸びた親指ほどの太い根が1本だ。
なんといっても色が悪い、茶色くなっていて表面はツルツルし末期症状が出ている。
元気な根はもっと白ポク表面はザラザラしている
枝根・脇根等は既に枯れ込んで殆ど残ってない、これでは木に元気が見られないのは当然だ。
良く観察するとこの下に伸びた太い根は死体だ、これからは枯れ込んで死んでいくしかない。
この太い根、以前は「大の字」の如く2本あったと推定出来る癒着跡が見られる
(画像4枚目)、何時の時点からか徐々に衰弱縮小してきているのが分かる。

この株を生かすには、中央付近に根を出そうとしている丸く白い米粒の4分の1程度の
ブツブツを早く伸ばし宿主に寄生させてやるのがよさそうと判断した。

後は神に祈るだけだ。

根の観察で付け加えるなら。根は草の部類に入るほど軟らかくまるでゴボウかキキョウの
根を少し硬くした感じにて、木質化していない。水分を一杯溜め込んだ状態なので、
水枯れには強そうだ。

普通植物は根から、水や水に溶け込んだ・ミネラルや養分を区別出来ないから、水と一緒に
吸い込むのだが、ツクバネもチャント必要以上に水分を吸収しているのが分かる。
葉緑素も有り光合成も出来る。
では、宿主に寄生して何を横取りしているのだろうか?。横取りしないと何が不足して
生きていけないのだろうか。

さて、枯れて当然、テストする意味はなさそうだが、秘策があり盛り込んだ。
頭の中では色々なパターンを想定しかなりトレーニングを積んだが、実践での感触的には
やや失敗?。ツクバネの根が想定より遥かに少なすぎたことだ。
今後含め3回は失敗しそうだが、4回目くらいには成功させたいと願っている。

<>
                4枚画像です。
    マウスオン後の2枚目画像を左クリックで3枚目画像、更にその
3枚目画像をWクリックすることで、4枚目画像が現れます。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。