マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

2018年5月1日 夢の大アカムツ

2018年05月03日 | アカムツ釣り
子どもが小さいころ、盛んにオートキャンプに行っていたのですが、いつしか行かなくなりました。テントなどの道具を粗大ごみに出すにもお金がかかるし処分するぐらいならまた使えばいいじゃんということで夫婦2人で10年ぶりぐらいにオートキャンプを再開しました。
今年のGW前半は勝浦のキャンプ場で3連泊。1回は釣りに行ってもいいということになり、キャンプ場からほど近い江見吉浦からアカムツ乗合いを予約しました。

今回のお船は初めての渡辺丸さん。予約の電話を入れると仕掛けやエサについて丁寧に説明してくれました。

<渡辺丸>



船宿ブログによれば大型も交じるみたい。
アカムツ釣りは波崎からまるかつさん主催のカンネコ根の仕立てに毎年行っていますが、最近ちょっと小型が多くなってしまいました。
生涯1尾ぐらいはkg超えの大アカムツが釣れたらいいなーなどとなんとなく思っていたので勝浦宿泊の折に狙ってみることにしたのです。

江見吉浦は勝浦のキャンプ場から車で30分ほどで楽ちんです。
4時に港に行くと、まもなく船長が現れ釣座を指定してくれます。

<道具立て>
竿:ディープクルーザー 150号-190cm
リール レオブリッツ500ブル PE5号400m
オモリ 200号 胴突2本針 ハリス6号50cm、針ほた・ムツ17号、枝間1.5m、捨て糸1m。
エサ:ホタルイカ1パック付き。サバの切り身持参。

錘以外はカンネコ根と同じ道具でできます。
PEは4号指定ですが、5号でも問題なかったです。
これ以上太くするのはまずいかもしれません。

針数は2~3本指定で2本でやりました。

場所は真沖の水深230mダチ。

道具を入れるとのっけからサバの嵐。すかさず夜光玉をはずすとなんとか底まで付くようになりますが、今度は小さいサメの猛攻。
深場釣りアルアルのパターンに陥ります。

サバが大きくてよく泳ぐので誰かにサバがかかると数人巻き込んでのお祭りになります。でもお隣の常連さんがお祭り解きがうまい方で仕掛けの全損は一度もなし、エダス交換2本だけですみました。

サバ、サメで心折れかけていたころ、艫の常連さんが目測50cmはあろうかというでかいアカムツをセルフでタモ取り。
これを見て、やる気を出しますが、次にあったのは左隣りの常連さんでこれも軽く40cm超えの大アカムツ。

仕掛けを見ると集魚グッズてんこ盛りの派手派手仕掛け。
サバを恐れずに仕掛けを目立たせた方がよいのか?

この手のグッズは信用していないのであまり持ち合わせがなかったのですが、とりあえず夜光玉をたくさん付けてみます。
さらに艫の釣人を見ていると糸をたるませてカワハギみたいな釣り方をしています。
なので中重りを追加して船が下がった時にたたきを入れているとサバともサメとも違う当たりが来ました。
巻いている途中で魚信が消えたのでユメカサゴかと思いましたがクロムツでした。

<クロムツ>


とりあえず土産取れたので安心。釣り方は合っていそうなので同じように誘います。

すると・・・竿先がバタバタと大きく揺れ合わせを入れるとかつてない重量感・・・
ゆっくり電動で巻上げます。あまりに引きがいいので、見ていた船長が
「サバっぽいけどね・・・まあ、少し期待して巻いてみなよ。サバの下の本命がついてることもあるから」
とのお言葉。

しかしながら手持ちで巻いているとガタガタと断続的に腰に来る引きはひょっとするぞ・・とスケベ心が。
長い長い230mの巻き上げ時間もようやく終わり竿をキーパーにかけて手繰ると操舵室から見ていた船長が

「あ、赤い!しかもでかいよ」

というではありませんか。
海を覗けば緋色の魚体がゆっくり浮上しています。
すかざず船長がタモ取りしてくれました。

<アカムツ様>




夢の大アカムツが目の前に・・・・

久しぶりに手が震えました。

何よりお祭りもなく、手持ちで最後まで引きが楽しめたのがよかったです。

その後、もう一回それっぽい引きがあったのですが、お祭りを解いているうちにいなくなりました。


<本日の釣果>
アカムツ 46cm 1.5kg 1尾
クロムツ 27~40cm 2尾
マサバ 40~45cm 3尾 他リリース多数
サメ 大小多数。



土産充分。

<船中釣果>
アカムツ 30~48cm 0~2尾
クロムツ 25~40cm 0~2尾
ユメカサゴ、オキギス少々

マサバ、ゴマサバ、サメ多数。


この日は潮が動かず激渋だったらしく常連さん達以外は坊主多数でしたが、そんな中、大アカムツがあたって本当に幸運でした。
魚運を使い果たしたのでしばらくは坊主かもしれません・・・・