マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

最強の刺身はどれか

2013年04月27日 | 料理
昨年秋~この春にかけて脂の乗った旨い魚に恵まれました。
本当に幸運なことです。
洋食も大好きですが、脂の乗った魚はやはり刺身が一番と思います。日本酒と合わせて食べると日本人にうまれてよかったと思う一瞬です。

ここ数ヶ月で釣った魚の中のランキングをしてみました。
順位はあくまで個人的な好みなので、人によって感じ方は変わってくると思います。

<一位 ムツ(クロムツ) 稲取産 1.6キロ>




脂が強いけれど身がしっかりしていて旨味強く、噛んでいるうちに旨味と甘みが広がっていきます。
同時に2.4キロの個体も釣りましたが、やや大味でした。

<二位 イシダイ 久里浜産 1キロ>





この個体は今まで釣ったイシダイの中でもとりわけ脂が乗った個体でした。ムツと甲乙つけがたいです。歯ごたえ豊かでかめば噛むほどに旨味が出てきます。味の濃さという点では随一です。


<三位 メダイ 久里浜産 4.2キロ>




メダイは大きさ、個体で全然味がちがいます。更に赤、青といろで違うという説もあります。
オニの外道などで釣れる小型のものは刺身では少し厳しいものもありますが、冬に久里浜沖で釣れるものは脂が十分にのって刺身に適した魚体です。味はまさに白身の寒ブリといったところです。肉の中にもさしが入り、旨味と甘みがすごいです。もちろん青魚臭さはは皆無。
これほどうまいとは思っていませんでした。ムツ、イシダイと比較するとやや大味か?

<四位 イサキ 久里浜産 0.5キロ>




イサキは時期によっては脂がない個体も多いのですが、この魚はすごかった。大トロ状態でした。
スタイルも顔が小さく、体高の高いみるからに脂の乗った個体でした。
身がやわらかく口のなかでとろけるような刺身です。


<五位 マダイ 久里浜産 0.9キロ>




マダイは個体差が大きいです。これは昨年秋に釣ったもの。年に1枚出るか出ないかのトロマダイでした。
脂の乗らないマダイは刺身ではそれほど魅力がないのですが、トロ化すると極上の刺身となります。上品な口当たりは他の魚にはないものだと思います。


<六位 アカムツ 0.8キロ 波崎産>




これは昨年釣ったものです。とにかく脂が強く、身が柔らかいのが特徴。まさに白身の大トロです。
個人的にはアカムツの刺身は脂が強すぎで、たくさんは食べられません。炙りがよいと言われていますが、雑味が増えるのでどちらかと言えば皮を引いた刺身の方が好きです。