マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

2012年6月16日 シロギス釣り 雨の中の瀬は入れ食い

2012年06月17日 | シロギス釣り
元々はtwitterであかべーさんから誘いを受けた南伊豆オニカサゴ遠征に行く予定だったのですが、前日19時の確認電話で「潮が悪いし、雨みたいだから止めとけば」ということで、中止になりました。どんな予報でも「とにかく来て見てよ。」っていう船宿が多い中、実に良心的な船宿さんですね。いずれ模様のいいときにお邪魔しますよ。

さて、リカバリープランは各者各様。こういうときに元の釣りものにこだわるとろくなことがありません。
で考えたのが、定宿から出る剣崎イサキかシロギス。しかして今期の剣崎イサキはしゃくりの常連含めていい話がなく、絶対釣れそうもないと確信して天ぷらネタ確保にシロギスにと決めます。
次に悩んだのは相模湾か東京湾かというところです。相模湾の模様もこのところいいみたいですが、サイズがちょっと小ぶりなので東京湾にしました。一日船もよかったのだけど、釣りすぎると後がたいへんなので13時あがりのショート船を選びました。

金沢漁港鴨下丸さんのショートキス船に行ってきました。


この日は左舷に5人組のグループ。右舷は私一人だけです。雨の日にキス釣りにくる客は少ないのです。

<石粉>


シロギス釣りには必須アイテムです。

<胴突き仕掛け>


テンビン仕掛けに慣れているんですが、ためしに使ってみました。

<スピニング>


最近は年に1度しか出番なし。

八景沖水深13mからはじめます。
竿は2本で、一本は置き竿、一本は投げて探ります。
一投目から投げの竿にあたりあり20cm級のいいキスがあがります。

重量感のある引きであがったのは28cmのマコガレイ。東京湾にもまだまだいるんだ。
<マコガレイ>


この場所でアタリが止まると少し走って中の瀬へ。

中の瀬では入れ食いです。ピンギスもまじりますが、ほとんどが18~20cmぐらいの大羽のキス。ジャンボは出ませんでしたが、平均に型がいいです。手応え充分

<ホウボウ>

撮影後、リリースしました。

このほかマダコやイワシ、アジなども混じり、空であがってくることはほとんどありませんでした。



<本日の釣果>
シロギス 12~23cm 81尾(ピンギスは混じる程度)
マコガレイ 28cm 1枚

マダコ 300gぐらい リリース
ホウボウ 25cmぐらい リリース

イワシ、アジ、ハゼ類多数 すべてリリース

<いい釣りでした>



<船中>
シロギス 12~24cm 23~81

一日船に乗っていたら束超えだったろうけど、そんなにはいらないので満足です。
最期の方はリールを巻く腕が痛くなりました。電動スピニングがほしい。

<追記>
船のシロギス釣りのノウハウです。シロギスは一年中こればかりやっているマニアがいるような奥の深いつりなので、えらそうなことはいえないのですが、天ぷらネタを釣るぐらいの参考になればと思います。

(1)船宿:空いていそうな船宿を選ぶのがポイントです。4隅が圧倒的に有利です。2本出せるし、1本でも探れる範囲が広くなります。早起きしていい場所を取りましょう。
(2)仕掛け:標準は片天二本針です。針は流線7号がいいでしょう、ハリスは0.8~1号80~90cmです。市販の仕掛けで十分です。ただシロギスは意外に仕掛けの消耗が多いので竿1本につき10組ぐらいはあったほうが安心です。
(3)道具:この手の釣りは道具に依存します。竿先がやわらかい専用竿がいいです。リールはスピニングで道糸1号巻いておきます。
(4)釣方:この時期は10~20mぐらいの浅場を狙うので投げて探る方が釣れます。
(5)投げ方:下手投げで投げますが、天秤にハリスが絡むという人がいます。着水時に道糸を張ればよいという話を聞きますが、この説は誤解です。ハリスが天秤に絡むのは糸を離した瞬間に竿先がぶれることによります。投げるとき手首をこねると竿先がぶれて絡みやすくなります。これはひじと手首を一体化して力まずに投げればある程度、防ぐことができます。ちなみに昨日は5時間やって絡みは2回ぐらいでした。
(6)コツ:キス釣りのコツはえさのつけ方と棚取りと思っています。キスは口が細長くエサを吸い込んで捕食するので針の軸にまっすぐつけてたらしは3cm。石粉(イソメの友という品名もある)をたっぷりまぶしておくとえさ付けがしやすく、手返しが早くなります。棚はべた底で錘を引きずるぐらいでちょうどいいです。船の真下を狙うときは特に錘が浮かないようにしないといけません。
(7)アタリ:この時期、キスのアタリは力強く明確にでます。ぶるぶると小刻みに竿先にでるのははぜ類がえさをひきっぱっているアタリ。キスは力強く、がんがん竿を揺さぶります。なので、ぶるぶるくるアタリはとりあえず無視して、大き目のアタリをまった方が効率がいいです。本来、キス釣りはがんがん来るアタリの前にフッというような前あたりがあり、ここであわせて釣るのが名人の釣り方らしいなのですが、残念ながらわたし含めて普通の人はわからないので大きなアタリが2回出たら軽くあわせてリールを巻きます。
(8)エサ交換:食っているときはエサが落ちるまでなんどでも釣れます。一尾釣るたびに交換する必要はないです。
(9)おい食い:投げて釣るとき、遠くで食わせたら1分ぐらいおい食いを待ってみます。効率が上がります。


あとは通ってコツをつかむことかな。