曇り、17度、76%
主人は20数年、毎年、お鏡の頃に日本に出張に行きます。会社の幹部会です。長い時は10日ほども香港を空けます。毎年日曜日を挟みます。福岡の両親を訪ねることもありますが、今年は息子家族と主人に欠かせない初詣、靖国神社に行きました。いつもは一人で詣でるのに今年は小さな孫娘も一緒です。
元旦に息子家族から年賀の電話をもらった折、「父さん、母さんにお守りを送るから。」と言っていました。主人に会うついでができたので、息子たちはそのお守りを主人に託しました。香港に帰ってきた主人の荷物にはたくさんのお守りが入っていました。その一つが「さくらまもり」です。
息子たちが三が日に詣でたのは、地元の多摩川「浅間神社」です。孫娘のお宮参りもここでした。多摩川を見下ろす高台にあるこの神社、お正月の空気が晴れ渡る日には、遠く富士山を眺めることができます。すぐ下を私鉄が鉄橋を渡る音を聞きながら、川下に目をやれば新幹線が多摩川を渡るのが見えます。この景色は私や主人にも懐かしい数十年変わらぬ眺めです。やはり私たち家族もこの「浅間神社」に初詣しました。
息子たちはここで主人、私、そしてモモさんにお守りを揃えてくれました。モモさんにもらったのが「さくらまもり」です。花の季節になると多摩川台公園から続くこの「浅間神社」一帯が桜色に染まります。桜を下から眺めるのもいいものですが、横浜から私鉄に乗って帰ってくる時、見上げるこの一帯の桜色に煙って見える様子は格別です。この「さくらまもり」に書かれていることを読んで初めて浅間神社の御紋が桜だと知りました。
モモさんあと2週間で初めて飛行機に乗ります。何分にも13歳というお歳です。しかもお鼻の短いパグです。元気で日本に着いてくれるか心配です。息子一家もそのことを気にかけてくれています。ありがたいことにモモさんたくさんのお守りを頂戴しています。そのお守りも一緒に当日は飛行機に乗ります。くださった方達の気持ちと共にモモさんが日本に無事着くことを信じています。
モモさん、今年は桜を初めて見ることができますよ。