チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

「印度商店」香港

2017年01月07日 | 香港

曇り、19度、85%

 香港はイギリスの統治下に置かれる以前からインドとは歴史的に長いつながりがあります。インドは香港などの東洋と西欧を結ぶ中継地点です。香港のインド料理の店は派手さこそありませんが、美味しい本場に近い味を出してくれています。そして、インドの数あるスパイスや食材を売る店も私が知るだけでも5店舗もあります。南アジアの料理にはスパイスは欠かせませんが、この5店舗はインド、バングラディッシュからのものを扱っています。

 狭い店内入るとインド独特の香の香りがします。店のショーウィンドーに並んでいるのはバングラディッシュからのスパイスです。私はこの30年、店の奥にある インドからにスパイスを使っています。スパイスというよりそれぞれの料理にあったマサラです。スパイスは家庭でも買いやすいように、 小袋入りで買うことができます。インドの美味しいお米バスマティライス、 お菓子に欠かせないローズウォーター。ベジタリアンの豆料理のためのいろいろな種類の豆たち。 まだ日本では乾燥物が手に入らなかった頃、ここで初めてレンティル豆やひよこ豆に出会いました。インドの一般的な紅茶も手に入ります。 スナック菓子も地方色がありそれぞれ取り揃えられています。 ここ数年、大きな変化がありました。野菜や生の香辛料がインドから入ってきます。 カレーリーフといって南インドの料理に出てくる葉っぱがあります。ずっとどんな葉っぱか想像していました。生のカレーリーフを手に取った時は感激でした。私のインド料理の知識を超えた野菜も並んでいます。そしてもう一つ、 冷凍物が輸入され始めました。パンニールという白いチーズ、よくほうれん草と合わせたカレーで使われます。そのパンニールが冷凍で手に入るようになりました。

 香港にはたくさんのインド人がいます。出稼ぎの人ばかりではありません。エリートのIT関係の方、カドリー一家のような財閥までいらっしゃいます。そんな家族の食事を支えるインドの食材屋さんです。

 さあ、日本に返す最後の荷物を出す日が近づいてきました。福岡では手に入りにくそうなスパイスを調達に行きました。トンロー湾の市場の外れの香港人より無愛想なおばさんがいるこの「印度商店」、30年来の付き合いです。パンニール、日本に帰ったら久しぶりに手作りしなくてはと横目で冷凍庫を見やりました。「印度商店」私のインド料理の源です。

 

 

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