チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

海外からの引越し

2017年01月12日 | 日々のこと

曇り、18度、85%

 私の本帰国に向けての荷物の準備が始まります。何分にも30年という時間香港に生活しました。荷物は増え続けました。こんなに長居するとは思っていなかったのに、来る時も家具を持ってきました。小学生の息子の荷物もありました。今は夫婦二人の荷物だけです。それでも、今回で3回目の荷物出しです。主人は仕事でまだ香港に残りますから、まだ先の話ですが、最終的には4回香港から荷物を送り出すことになります。

 本と家具を改築を終えたばかりの日本の家に返したのが2年前、昨年は、これまた本と鍋などの生活用品を戻しました。今回は、メインは食器です。食器ばかりか残すものは主人の身の回りのものだけとなります。昨日、私が予め詰める分だけの段ボールが届きました。 やっと、さあ始めなくてはと気持ちが固まります。

 大事な食器は業者の人にお願いします。国内の引越しと違って、まず税関への中身の申請、保険の申請といちいち箱の中身を書き留めて凡その金額まで出さなくてはなりません。3回目で慣れたとは言っても厄介な書類作業です。残すものより運び出すものの方が多くなります。間違って荷詰しても困ります。私が当日持って帰る物はごく僅かですが、モモさんが一緒ですので大事な書類があります。送り返すもの、当日持って帰るもの、残す物、3分類から始めました。日本の荷物の検閲は厳しいと聞きます。DVDの海賊版が見つかると全部の箱を開けられることもあるそうです。音楽CD 、DVDはおそらく300枚近く捨てました。PCに取り込んだものもあります。

 以前は外国産のお米は許されていましたが、現在は厳しく取り上げられるそうです。タイ米、バスマティライスが好きな私は残念に思います。種や根のついた植物もダメ、大事に育ててきた植物たちは主人に託します。出張の多い主人なので、水遣りができないだろうと半ば諦めています。

 実家の整理をした時に、よくもまあこんなに物があるものだと母に呆れた私ですが、今回はこの狭いマンション生活ですらよくここまでものを溜め込んだものだとわが身に振り返って思います。生活のスケールダウンは歳と共に必要なことだと実感する有様です。

 モモさんの飛行機に乗れる年齢制限、体力制限いっぱいでの帰国です。一人暮らしなどしたことのない主人を置いていくのも心掛、日本の生活に慣れるのは大変ですよとアドバイスを頂きますが、自分のことなどかまっている暇などありません。まあ、日本語が話せますからどうにかなるでしょう。

 ありがたいことに主人が長い出張に出ます。今日から家の中は、日に日に箱だらけになるはずです。荷物を出し終えてさらに半月、ガランとした家で過ごします。「声が木霊するかもね。」と、主人と話しています。

 モモさんのお供たちもカゴに入れられ一足先に日本に向けて出て行きます。荷物を受け取るのは2月の初旬です。気持ちも体も張り詰めてこの大仕事を乗り越えます。

コメント
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