チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

コアントローの生クリーム

2017年01月11日 | 日々のこと

曇り、18度、77%

 香港は長いことイギリスの統治下でしたから、アフタヌーンティー、ハイティーの習慣がホテルでは続いています。コチコチのあまり美味しいとは思わないスコーンにクロテッドクリームをつけて食べたり、クリスマスプディングにはブランデーバターをつけたり、イギリスの食習慣が残っています。プディングやビスケットにコアントローというリキュールの入ったクリームがあることを知ったのは最近のことです。

 コアントローはオレンジの香りを持つ甘いリキュールです。生クリームとコアントロー、時にはオレンジジュースを入れて作る簡単なクリームです。暑い時期には入ってきませんが、クリスマス前から寒い時期にはブランデーバターやこのクリームがイギリスからやってきます。イギリスのちょっといい食材店、「WAITROSE」のコアントロークリームを買ってみました。

 このクリームはコアントローとクレメンティンと呼ばれるみかんのジュースが入っているそうですが、私にはコアントローばっかりが香ります。度数が40度と高いリキュールです、その香りでお酒に弱い人は酔ってしまいそうです。このまま何もつけなくても、とっても美味しい。簡単にパンにつけてもいただけます。

 昨日昼過ぎ、ひょいと寒気を感じました。気温は20度。風邪など引いている場合ではありません。紅茶に生姜を入れて飲もうと思ったのですが、冷蔵庫を開けて目についたコアントロークリームを入れてみました。 紅茶は体を温めてくれます。年末いただいた日本のお茶の葉っぱから作られた新潟「富士美園」の雪国紅茶です。お茶っぱはほうじ茶のように荒いのですが澄んだ綺麗な紅茶が出ます。スプーン一杯のコアントロークリームはスッと紅茶に溶けました。熱々の紅茶を飲むと体の奥からしゃんとします。紅茶の熱で香り立つコアントローのシトラスの香りは胸の中まですっきりと整えてくれます。かなり強い甘味は、目までぱっちりさせてくれました。

 イギリスの食べ物は美味しくないと言いますが、私はそうは思いません。ホテルで出てくるスコーンはあまり好きではないのですが、家で焼きたてを食べると最高に美味しい。あとふた匙ほど残ったコアントロークリーム、そのまま舐めて元気をもらいます。

コメント
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