チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

コーンピック

2013年05月10日 | 身の回りのもの

曇り、24度、93%

 プラスチックで出来た小さなコーンの形をしたコーンピックを初めて見たのは、学生時代、なにかの雑誌だったと思います。早速、ソニープラザに探しに出かけました。当時のソニープラザは、私にとって宝箱のようなものでした。でも、コーンピックありませんでした。日本でも、まだハニーバンタムなんていうコーンの品種が出る前のお話です。

 私たちが日本を離れる頃には、ハニーバンタムが出始めてきました。今のように生で食べても甘いコーンなんて言うのは夢の夢。香港にやって来た当初、野菜の違いに驚いたものです。野菜の種類は、日本と変わりありません、でも、調理法の違いや生食をしない中華圏の野菜は、似て非なるものでした。残留農薬の心配もありました。コーンは市場の八百屋で、皮は剥がされて売られていました。皮を剥げば、みるみるコーンは乾燥します。そのカチカチなるコーンが売られていたのです。何でも試してみます、そのカチカチコーンは湯がいても蒸してもちっとも美味しくありませんでした。

 香港はイギリスの統治下でしたから、イギリス的なものは手に入ります。ところがアメリカのものはなかなかお目にかかれませんでした。America Co.という店ができたのは、まだイギリス統治下の頃です。Americaからの輸入品、私たちにはやっぱり、イギリスのものより馴染みがあります。文具、グラノラバーなどの食品、園芸用品や家庭雑貨も入ってきました。品数は少ないのですが、店の空気を吸いに行くだけで楽しかったものです。そして、見つけました、コーンピック。たまたま、親子3人で出かけていたのですが、コーンピックを握りしめている私を見た主人の呆れ顔、なんだそれ?って感じです。

 コーンピックを買ったはいいけど、香港のコーンは相変わらずおいしくありませんでした。出番の少ないコーンピックでしたが、 北京オリンピックの前から香港も含めて野菜が大幅によくなりました。コーンだって、ハニーバンタムが日本より遥かにお安く食べられます。 こんなふうに使います。熱々のコーンの両端に差し込んで、がぶりっと。このおいしいコーン、香港ほぼ一年中食べることが出来ます。

コメント (2)
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