晴れ、24度、95%
手作りのパスタを頂きました。福岡市の西、糸島市の福祉法人MUKAで作られたパスタです。色取り取りのタリオリーニです。野菜やイカスミの自然な色です。
随分以前、イタリアのフルーツパスタを食べたことがありました。様々なフルーツの色が見た目にもきれいなショートパスタでした。茹でながら、フルーツの香りが混ざりあったら、どんな感じにになるのかなと、ちょっと心配気味に茹でました。でも、フルーツの香りなどしませんでした。ただ、食感がやや粉っぽいと言うのか、もっちりした感じのパスタだったのを覚えています。
頂いたのは10週類。50gずつ一袋に入っています。これまた考えました、紫いもの香りとオレンジやイカスミの香りが一緒になったら、食べる時どんな感じかな?期待ではなく不安でした。初めは相性のよさそうなものを選んで付け合わせに、 作ってみました。このタリオリーニも、香りがありません。これならどんなソースにも合わせることが出来そうです。
そこで思い切って何種類ものパスタをあわせて、メインディッシュにしてみました。
ソースはトマト、サーディンを添えました。ボリュームたっぷりです。
香りがしないばかりか、一本ずつ食べてみても、ローズマリーの味やカボチャの味もしません。もしも、味や香りがしっかりしていたら、こんなふうにたくさんの種類を混ぜることは出来ませんものね。こうしたカラーパスタは、彩りを楽しむものなのかもしれません。 麺を合わせた様子は、確かに可愛げです。
でも、ほうれん草の味も香りもしっかりしたパスタだったら、1種類だけでクリームソスで食べるのも悪くないなと思います。ひもかわのような薄いタリオリーニですから、粉っぽさはなく短い時間でゆで上がります。
MUKAで得られたお金は、福祉の資金として使われるそうです。日本の小さな街で、おいしいパスタが作られていること、日本人の丁寧さや心意気を遠く香港から感じています。