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モモさんが小さかった頃、家人は、出張の度にモモさんにぬいぐるみを買ってきました。北京に行けばパンダ、ロンドンに行けば、ピーターラビット、日本に行った時など、電池をいれたら歩きながら吠える子供のおもちゃなんて言うのもありました。モモさんあの口で、ぬいぐるみというぬいぐるみを片っ端からやっつけて行きました。ほとんどのぬいぐるみは、目や鼻がプラスチックやガラスで出来ています。それでもお構いなく、ガリガリ。最後は、目や鼻は引っ張りだされ、出来た裂け口から、今度は、中の詰め物も引っ張りだそうとします。あるとき、モモさんのうんこに白いモヤモヤしたものが一杯入っていました。ギョウ虫かと、驚く私。よく見るとぬいぐるみの詰め物の化繊綿でした。
IKEAの子供や赤ちゃんのもの売り場を覗くのが、とても好きです。たとえ中国製でも、指人形や、モービルの色合いに北欧の面影があります。山積みにされているぬいぐるみ、手に取ってよく見ると、目も花も刺繍です。モモさんが、ぬいぐるみの、目や鼻を噛みだすと目が離せません。飲み込んだら大変です。IKEAのぬいぐるみなら、安心ね、と灰色のネズミを買いました。もう5年ほど前の話です。
持って帰ったその時から、ネズミちゃんは、モモさんの一番のペットになりました。ベットの上で、ガリガリ噛んでることもあります。私に一緒に遊べと持ってくることもあります。大事なネズミちゃんですから、私にとられまいと、 部屋の隅などに隠すこともしばしばです。このネズミちゃん、なかなか壊れません。目、鼻がとれないばかりか、詰め物が少なくパンパンに張っていないので、噛んでも破れません。
ネズミちゃんばかりじゃつまらないだろうと、また、IKEAで小さいネズミを買いました。ところがモモさん、大きなネズミちゃんといることが多いのです。 ネズミちゃんたちと遊んで、お片づけもしないままのベット。
モモさん、この5年ほど、このネズミちゃん一筋です。それでも、自分が隠したところを忘れて、おもちゃかごにネズミちゃんが見えないと、白ネズミで遊んでいます。
昨日は、このお二人を洗濯し、日光浴を兼ねて外に干していました。 二人ともおもちゃのかごにいないので、仕方なく、モモさん、ボーンをガリガリ。