晴れ、25度、68%
マレーシアのキャメロン高原は、美味しい紅茶の産地です。セイロンティーに似た澄んだ色、癖のない味とスッキリとした香り。そして、プランテーションのすぐ近くでパッキングされ出荷されているそうです。紅茶のブランドは、BOH。
先日、シンガポールに出張に出かける家人に、ひとつだけお土産を頼みました。この、BOHの紅茶でした。一日何杯も紅茶お飲みます。イギリス式の紅茶も、フランス式の紅茶も、とにかく紅茶が好きです。紅茶を抱えて帰って来る家人を、心待ちにしていました。ところが、家人が持ち帰ってくれた紅茶は、フォッションの紅茶とルイボスティーでした。
フォッションの紅茶は、 アップルとバラの香りのもの。そういえば、一時代前、フォッションのアップルティーは大流行りしましたね。あの当時の金色の大きな缶のアップルティーを、ひと月に一缶飲んでいました。期待して、ゆっくりと入れると、アップルの香りはどこに行ったのか、バラの香りばかりがします。
フレーバードティーでも、これほど、バラがきつく香ると、胸苦しくなります。薄く薄く入れて、ストレートで飲むことにしましょう。
ドイツのTEEKANNEのルイボスティー。ルイボスティーは、お茶の葉から作られるものではありません。確か、マメ科の木で、細い葉を乾かして作るお茶です。
南アフリカのケープタウンの近くの高原でしか栽培出来ないと、聞いたことがあります。カフェインが少なく、このお茶を飲む原住民が、とても長生きをするというので、体にいいお茶として、勧められています。お茶の色は、澄んだ赤です。ところが、カフェインやリチンが少ないせいか、インパクトがないお茶です。昨年、TWGのクリスマス用のルイボスをいただきました。クリスマス用ですから、シナモンやアップルの香りのするものでした。家人が買ってきてくれたのは、バニラフレーバー。フレーバーのないものより、少し刺激があって飲み易く思います。原住民は、ヤギのミルクと砂糖を入れて飲むそうです。
あの澄んだBOHの紅茶は、まだしばらくお預け。走って帰ってきたあと、ルイボスティーをストレートで飲むと、すーっと、体に吸収されて行くように感じます。