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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

デンマークのクロスステッチ クランベリー

2012年09月07日 | クロスステッチ

小雨、26度、89%

 真っ赤なクランベリーの実、香港にも、サンクスギビングの前になると、アメリカから冷凍のものが入ってきます。ちょっと解凍して、口に放り込んだところ、酸っぱいのなんのって。ターキーに添えるクランベリーソースが甘いのは、この酸っぱさを押さえるためでしょう。北半球の寒いところでしか採れないそうです。鶴が好んで食べるので、クランベリーというのだと聞いたことがありましたが、花の姿も、鶴に似ています。 この図案もゲルダベングトソンのものです。きっと、彼女は、野生のクランベリーを見てこの図案を作ったに違いありません。実際にクランベリーを見たことが無い私は、デンマークの野に咲くクランベリーを思いながら刺し続けました。

 一番細かい12の麻布です。若いころと違って、目が付いて行くかどうか、刺し始める前は心配でした。確かに、仕事のない土、日時間をかけて刺していると、夕方には目が真ん中に寄ったような感じになりました。ずっと目が良かったお陰で、眼鏡のありがたさを知りませんでした。ここにきて、眼鏡につくづく感謝しています。ベングトソンの植物を見る目には、いつもながら驚かされます。 植物の根まで描き込むのは、学術的な絵ばかりと思っていましたが、幾つもの植物の球根や根を、刺して行くうちに、植物への愛情かもしれないと思いました。ロイヤルコペンハーゲンのフローラダニカのシリーズにも、植物の根が描かれています。フローラダニカは、デンマークの輸出品の中でも、最高級品だそうです。デンマークの国民性もあるのかもしれません。

 我が家のモモさんが、ガリガリと引っ掻いてくれたクッションのカバーに作りました。 ひと月で、2つ目のクッション。これもまた、モモさんの餌食にされるでしょう。