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ギリシャ料理ともトルコ料理ともいわれるムーサカ。羊の肉をたたいて作るナス料理です。初めて、ムーサカを作ったのは、30年ほど前。入江麻木さんのレシピで作りました。この料理のところに、入江さんが書いていらっしゃったのが、「なすのバカ」。ギリシャでは、ナスがあまりに油を吸うので、なすのバカと呼ぶのだそうです。
この料理ナスを薄く切って、揚げるか炒め、型にナスとひき肉を交互に詰めて、オーブンで蒸し焼きにします。なすのバカ、ですから、最近お太り気味の家人にはよくないと思い、電子レンジでチンとしてナスを型に入れ作ってみました。
最近はラザニアのように薄く重ねたものを、ムーサカと呼んでいるようです。しかも、中に入るはミートソース。おまけに、ホワイトソースまでかかっています。
本来、ドーム型に作るものらしく、私はずっとこの形。ソースは、トマトソースでもデミソースでもいいようです。
油を控えめにと思い、電子レンジでチンしたナスは、美味しくありませんでした。たとえ、なすのバカでも、やっぱりしっかり油を吸ったナスとひき肉は絶妙なバランスです。脂はいけないとよくいわれますが、私はこの年になって、牛の脂も、ブタの脂も、魚の脂も大いに摂取しています。