チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

猫と寝る

2011年05月16日 06時24分16秒 | 

曇り、24度、94%

 

 先週、東京にいる息子が子猫の里親を捜していると、twitterに書き込んでいます。知人の会社の庭に捨てられていたそうです。週末までに、3匹とも、引き取られていったそうです。この子猫の写真を見ながら、私が3.4歳のときに起きた、あることを思い出しました。

 もう半世紀も前になります。冷蔵庫の裏面は、今のようにすっきりとしてなくて、放熱版が10センチほど後ろにでていました。冷蔵庫の後ろは暖かく、猫たちの寒い時期の絶好の寝床でした。きっとその頃、私は毎晩猫と寝ていたのでしょう。その日も、猫を冷蔵庫の後ろからベットに連れてきて、一緒に寝ました。

 朝起きて、ご飯を食べていると、母とお手伝いさんが猫を探しています。誰が見つけたか覚えていませんが、私のベットの私が寝ていたくぼみに、探していた猫がまるで寝ているように、横になっていました。けど、死んでいたのです。血も何も出ていませんでした。小さな私が、寝返りをしたときに下敷きにしてしまったのか、窒息死です。まだ、温かでした。

 次に覚えていることが、母がその猫を箱にいれ、花を猫の上にのせていました。そして、お手伝いさんと私と母と3人は、その箱を持って、川に行きました。どこの川か覚えていません。どちらかというと小さい川でした。橋の上から落としたその箱が、水に流されていくのを覚えています。

 断片的な記憶です。子猫だったと思っています。私が、死に初めて向き合ったのもこのときです。それからも、猫を飼っていました。結婚して、私も猫を飼いました。いつも、猫たちと私は一緒に寝ます。そのとき、小さい頃のあの記憶が、胸によぎります。

 もうずいぶん、猫と一緒に生活していなかったので、忘れかけていました。

 息子のtwitterの写真の猫が、昔の記憶を呼び戻してくれました。

コメント
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