晴れ、22度、75%
「地球と握手するように走る。」これは、元マラソンオリンピック代表増田明美さんの言葉です。私にとって、増田さんはそんなに印象のある選手という訳ではありません。でもこの言葉、大好きです。
朝早くに走るようになって15年になります。仕事柄、1.2月に風邪や体調を壊せません。風邪を引かないために、走り始めました。走るのは、得意です。といっても短距離は。長い距離は、自分には無理と思っていました。学生時代の冬のマラソンは、大嫌いでした。
家人が、香港100キロトレールに参加していた頃があります。夏場から、徐々に体を鍛えていきます。この暑い香港で、昼間でもかなりの距離を走るのを見ていました。うらやましいと心底思っては見るものの、自分は無理、そう思っていた私です。
15年同じ道を走っています。ボーエンドー、香港島のジョギングする人のとっては、有名な道です。片道4キロ。走る人、散歩する人、太極拳をする人、朝早くから、夜遅くまで人々に愛されている道です。
私の足は、土踏まずが高くあがっています。足の裏が土に付く面積が狭いのです。こういう足の人は、長く走ると、足の故障が来るそうです。外に力がかかりすぎます。私が、故障せずに走っていられるのは、増田さんの言葉、地球と握手、を心に留めているからです。高い土踏まずを地球にぐっと押し付けるような感じで走っています。忘れて走っていると、数日後どこかに違和感がでます。それほど、私にとってこの言葉は、大切なおまじない。
雨が降っていない限り、朝のパグ犬モモの散歩が終わると、飛び出していきます。今朝も、もう走ってきました。今では、風邪を引かないためではなくて、すっかり私の一部になっている、早朝の走りです。
3月の誕生日におろした、新しいシューズも、だんだん馴染んできています。