うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

我が家の通院 あやとおたまの巻

2024年06月17日 | 日記

この土日は、

我が家の猫ら全頭が、病院へ行った。

あやは、猫風邪治療の経過、

白族おたまとのん太は、健診だ。

白族は、初診となる。

 

おはようございます。

サイコパス先生に、

今後、我が家の猫らを診てもらおうと決めたキッカケは、たれ蔵だった。

たれ蔵の悪性リンパ腫の始まりは、

ちょっとした食欲不振だったが、あるんだ。

この勘の鈍い私でも、「これ、ただ事じゃない気がする」という予感。

今までの病院では、おそらく検査が困難だと思い、

急いで、設備の整った病院を検索し、口コミをチェックし、獣医師の顔写真を確認して、

「よし、ここだ!」

と決めたのが、サイコパス先生だった。

「この面構えは、出来る!」そう踏んだ。

結果、たれ蔵を救うことは出来なかったが、

たれ蔵の痛い苦しいに対しては、出来る限り抑えられたと思っている。

 

あやは、血液検査の結果が出た。

先週の採血の時は、

「来週、結果が出てるから、その時お話ししましょう」

と言っていたのに、

突然、水曜日にサイコパス先生から電話があった。

私は、いやな汗が一気に溢れた。

 

いやいや、わざわざ電話が来るってことは、なんか見つかったってこと?

そうでしょう?

そういうことでしょう?

 

震える手でスマホを持つことは困難だった。

それくらい狼狽えながら、電話に出た。

「ああ、おかっぱさん?あやちゃんの検査の結果なんですが・・・」

ちょっと待って。覚悟する時間が欲しい。

「おおむね、まったく問題ないですねぇ。

むしろ、年齢にしては、凄くいいですよぉ。それじゃまた、土曜日にねぇ。」

と電話が切れた。

ばーかばーか・・・お知らせくださり、ありがとうございます、ばーか!

さすが、サイコパスと呼ぶだけあって、

サイコパス先生は、人の心を弄ぶ術を知り尽くしている。

 

さて、おたまもサイコパス先生のとこへ行くぞ。

おたま「おら、こんな狭い箱で行くだか?」

違う違う、それは、のんちゃんのキャリーケースだから。

 

おたまには、健診ついでに診てもらう箇所があった。

これ。

頭のてっぺんのど真ん中に出来た、これだ。

以前、前かかりつけ医にも診てもらったが、検査はしていなかった。

サイコパス先生は、これを見るなり、期待通りの反応を示した。

「ああ、これかぁ。針、刺しちゃおうか。」

と、ギラついた視線を私に送った。

サイコパス先生は、こういう時、最も活き活きする。

針を刺して細胞の一部を顕微鏡で確認する検査だ。

「この子、おっとりしてそうだから、すぐこの場で刺せるから。」

そう軽く言うサイコパス先生に、私は戸惑った。

あんたに、おたまの何が分かるってんだ?

まだ触ってもいねえのに?!

暴れるかも知れないじゃん?それ、あたしが丸腰で押さえろっていうの?

 

ここで、サイコパス先生の特徴を説明しておく。

彼は、まず、患畜を「可愛い」と形容しない。

そして、無駄に触らない。治療以外で、撫ぜるなど愛撫は一切しない。

これは、たとえ子猫であろうと、子犬であろうとだ。

挨拶代わりのおべっちゃらを言わないのだ。

 

戸惑う子羊のように狼狽える私を確認して、サイコパス先生は、

「ちょっと一人来て!」

と、実に偉そうにバックヤードに声を掛けた。

すかさず看護師のお姉さんが来て、

「あら、可愛い~大きい~可愛い~」

と、和ませてくれた。

私も、おたまも、看護師さんのおかげで和み癒され、救われた。

検査も知らん間に刺されて終わっていた。

そして結果も、シロ。

「これは皮脂だね。いわゆるニキビみたいなものだから、

心配いらない。ただ潰れる事あるから、その時は診せてね。」

それを聞いて、私はホっとした。

そして、おたまは、お姉さんに撫ぜられまくりながら、

うーーーっとりしていた。

 

実はその後、帰宅してからも、

おたまはしばらく、玄関で鳴いていた。

「おら、行かねば。おらを待ってるから戻らなければ」

と、多分、そう言っていた。

どうやら、お姉さんに恋をしてしまったようだ。

君達、通院お疲れ様でしたね。

 

次の回は、『のん太ギャン泣きの巻』でございます。