うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

心の声が聞こえる

2017年02月27日 | 日記

昨日は、我が家のおじさんと、

久しぶりに外食をしてきました。

 

おはようございます。

我が家のおじさんは、調理師をしているからか、

なかなか純粋に外食を楽しむ事ができない。

料理は、兎にも角にも分解するクセが付いているし、

衛生面やスタッフの対応、あらゆる事が、気になってくる訳だ。

だがしかし、

さすがに、昨日の回転寿司は、私だって気にしない訳には行かなかった。

 

回っていない寿司は、その場で握ってくれるスタイルの回転ずし屋で、

頑張っている、見た目50代の店長さん。

この人の心の声が聞こえてしまうんだ。

 

お客さんの「すみません。マグロを2皿~」に対し、

店長:「がってんしょー、マグロ~2皿がってんしょー」

店長の心の声:(と大きな声で言っているのは、自分だけ~)

 

「紋甲イカって、ありますか?」には、

店長:「ありますよっ!〇田君、紋甲イカ持ってきて~、〇田君?」

聞こえる心の声:(とか言いながら、自分でイカを持ってくる~ってか)

 

「店長、ガスバーナーどこですっけ?」とスタッフの問いには、

店長:「ここにあるよ。」

もう完全に声:(と言いつつも、俺が持って行ってやる~やっさしい!)

 

店長:「ピンクのお皿が足りないよ~、持ってきて~」

店長の歌:(ピンクのお皿~ピンクがピンチ~、歌っちゃったよ~♪)

 

店長:「厨房さ~ん、ピンクのお皿が欲しいです~」

堂々と大声:(と叫びながら、俺が自ら、いってきま~す!)

 

私達は、思わず、いってらっしゃ~い!と言っちゃったよね。

そんな訳で、

実に、楽しい外食を終えて、家に帰れば・・・

 

私:「ただいま、寝てるのか?」

心の声(と言ったて、帰って来たのに、おたまは寝てる~)

私:「おたま?起きんのか?」

心の声:(と、そんな事より、なんだか違う~)

 

私:「よねさんや、正しい丸まり、見せたげて~」

心の歌:(アンモニャイトは~こーでにゃいと~ユーミン風で~♪)

 

私:「と、比べて、おたまときたら~」

心身共に:「違和感が、ハンパない!」


母さんときくは、ちょっと似ている

2017年02月25日 | きくの事

昔は、強くて怖かった母さんが、

最近は、喧嘩すると、すぐ弱気になって、

「お前に、わしの気持ちなんて、分からんのや」

なんて、小さな声で言う。

 

おはようございます。

そんな母さんに、私は大きな声で、ピシャンと言ってやったんだ。

「なーに言ってんだ。

母さんみたいな、じゃじゃ馬で破天荒なド天然こそ、

私の事なんて、分からんだろーが!」ってね。

そのまま、勝ち誇ったような顔で、実家を後にしてやったんだ。

 

私が小さい頃、いじめられてた事を、母さんは知ってるか?

泥だらけで、家に帰った時、母さんは居なかった。

パチンコ屋でフィーバーしてたんだ。

ヒャッヒャ言いながらフィーバーだ。

持ち帰ってきた景品は、ポテトチップス、うすしお味だ。

ちがう、母さん!

私の好きなのは、コンソメパンチ味だ!

 

私が、酷い風邪を引いた時の事、母さんは覚えてるか?

母さんは、寝起きで不機嫌なまま、

「病院、行ってこい」とだけ言って、二度寝した。

え?独りで?

私、9歳だけれども?

 

私が、子供会のスキー合宿に行った時の事、思い出してよ。

ペラッペラの黄色いカッパを持たせてくれたよな。

中は、普通にジャージだった。

首に巻いたタオルで、かろうじて生き延びたよ。

母さん、私、雪山が怖い!

 

私が、実はグレてた事、気付いてたか?

17歳の頃、派手な格好で朝帰りして帰って来たら、母さんは、

「お前は、横道に反れる可能性あるで、わし、眼を光らせとるんや」

と言った。

母さん?この姿を見てよ。

こんなデーハーなミニスカート履いて朝帰りする17歳は、

もうすっかり、反れてます。

右に反れて、そろそろ左にも行ってみよっかなっていう段階だ、

むしろ、もう手遅れだよ、母さん。

 

これじゃ埒が明かないと思って、私は早めに、お嫁に行ったんだ。

ある日、具合が悪くって、

それでも、一日中、姑さんに叱られながら、

蒼い顔して用事を済ませ、布団に倒れ込んだ夜、

初めて、母さんが恋しくなって泣いた事を、

母さんは知らない。

母さんだったら、気付いてくれるのにって、

そう思って、泣いたんだっけ。

母さんなら、分かってくれるのにってっさ・・・

 

きくさん、あんたも弱くなったよな

いっちょ、やるか?

 

なんだい?

ぜんぜん、痛くないぞ。

 

まだまだ

 

ほれ、どや?

 

もっと、やるか?

 

もう?

もう終わりなのか?

 

きく「婆さんに、謝れよ。」

なーに、

明日になれば、知らん振りして、笑っているのさ、母さんは。

 

きく「スキありー!」

うっわ、やられたー。

 

明日も、遊ぼうな。

 

 


じっと、戦う

2017年02月23日 | 日記

皆様、このブログにお越し下さり、

誠にありがとうございます。

 

おはようございます。

私は、gooさんのサイトを通して、

こうしてブログを書かせて頂いて、2年弱。

実は、こんなに続くとは思っていなかった。

作文や読書感想文を書けと言われれば、

ひたすら、ひらがなで文字数を稼ぎ、

「驚いた」と書くべき部分は、

「きゃーうわーって、びっくりぎょうてんしちゃった」

と書いて、文字数を稼ぐ、

そんな子供だった。

 

そんな私が、こうして続けて来られたのも、

ひとえに皆様のおかげです。

しかし、時には、

ここへ来たくて来た訳ではない方も居られる訳です。

調べたい事があって、PCの前で必死に検索して、

ここへ来てしまった方が。

 

「おかっぱで何が悪い!」と検索して来られた方、

大変申し訳ありません。

せめて、言わせてください。

あなたは、悪くない。

大丈夫!自信もって!!

 

「被写体の心得」と検索して来られた方、

大変申し訳ありません。

せめて、アドバイスさせてください。

シミ・シワ・死にぼくろは、編集で消せばいい!

大丈夫!頑張って!!

 

様々な「うんこ」にまつわる検索で、来られた方々、

何かとお察しいたします。

これだけは、言わせてください。

私は、うんこを愛してます!

 

「キジバトとつばめはおんなじくらい縁起がいいの」検索で、

来られた方、本当に、ごめんなさい。

私には、分かんないや。

でも、きっと、そう!私も信じてみる!!

 

PCの前で必死に戦う皆さま、

偶然とはいえ、お越しくださり、ありがとうございます。

 

そんな我が家も、戦いの幕が・・・

おたま「おら、そこで寝たいぞ」

あや「だめ!」

 

おたま「だったら、奪ってやるぞ」

やるか?

 

おたま、やめなさい。

おた・・・

おたま、あんた・・・

すでに、負けてますやん。

 

明らかに、負けてますやん。

 

なーんもせんまま、負けてますやん。

 

ほら、あや姉ちゃんが、一緒に寝ようってさ。

おたま「・・・・」

 

頑張れ、おたま!


ポコポコ・ポコン

2017年02月21日 | 日記

爽やかな朝の、第一声。

「うんこー、退いてくれよ、うんこってばー」

 

おはようございます。

母さんはね、ブログを書きたいんだよ。

 

うんこってばさ、

なんか、画面に変な表示が出てるじゃん?

 

これ、何?

ねぇ、これ大丈夫なヤツなの、これ?

 

なんか、ピコピコ言い出したけど、

これ、大丈夫なピコピコなの、これ?

 

うんこ「これで、よし!」

何が?何が?何が?

3回、聞いちゃったぞ。

 

うんこ「母さん、カスタマイズ完了です。」

 

という訳で、

うんこのおかげで、この度、パソコンが、

キーを打つたび、ポコンって音が鳴るようになりました。

 

ポコンポコン、ポコポコポコ・ポコンって。

ほいで、たまに、チュイーンって。

ポコポコ・チュイーンって。

 

うんこ「うんちゃん、自分が怖い。自分の才能が怖い。」

 

っと、その時!

(ポコポコポコポコ・チュイーン!)

新たな才能が、ケツを現したーーー

(ポポポポポポコポコポコン・チュウィーーーン)

 

そうだ。こうなったら、おたま、乗ってみろ。

(ポコン。ポコポコポコポコン、ポコポコポコン)

 

ってね、楽しくなっとりますがね・・・・

たーすけてー!

(ポコン・ポコポコポコン・チュウィーーーン!)

 


白の丘

2017年02月19日 | 真面目な日記

この部屋も、幾分か暖かくなってきて、

日が差す南側の窓を開けてやると、

我が家の猫達は、こぞって、日向ぼっこをしにやって来た。

 

 

私が勤めている会社の近くにも、

猫が日向ぼっこをするに、格好な場所がある。

 

昼間は、ほとんど人間の出入りのない駐車場のすぐ脇が、

人の背丈ほど土地が高くなっており、

その続きに、工場が建っている。

その工場の壁際の、ほんの狭い幅の土地には、草や木が生えており、

そこだけを切り取って見てみると、まるで小高い丘のようだ。

寒い冬には、工場の壁が風よけになり、

天気のいい日は、日向ぼっこには最適な場所だ。

 

その小高い丘は、以前は、白かーさんの棲み処だった。

白かーさんという猫は、用心深く、頭の良い猫で、

そのくせ、甘く可愛い声で鳴く、真っ白で美しい猫だった。

 

私が初めて、白かーさんを見た時は、白かーさんは人間と暮らしていた。

その家の前を通りかかると、

玄関先で、よく日向ぼっこをする姿を見たものだ。

 

数年経って、白かーさんを見た時は、白かーさんは家を失い、

棲み処を、あの小高い丘に移していた。

それ以来、白かーさんは、

助けたいと願う人間達から、

食べ物を貰って命を繋いだ。

 

ある夏の日、白かーさんは、

幼い我が子を、あの丘のふもとに残して、

道路の上で、一瞬にして散った。

私は、涙を流す事さえ出来ず、だた呆然とするだけだった。

 

それでも、

その時、あの小高い丘には、

まるで弔いのように、真っ白なユリが咲いていた。

 

寒さが続く中、

ある日の昼下がり、あの丘に眼をやると、

見慣れない猫が2匹やってきた。

どこから来たのだろうと不思議に思い、

双眼鏡で覗いてみると、2匹の首には、色違いの首輪が付いていた。

2匹で転がってじゃれながら、日向ぼっこを楽しんでいる。

それを、しばらく微笑ましく見ていると、

今度はよく見かける野良猫が、やって来た。

楽しそうな2匹の横を通り過ぎ、

少し離れた所で腰を下ろし、じっと佇む。

私は、構えていた双眼鏡を、ただ下ろすだけだった。

 

それでも、

あの時、太陽は、

この3匹の体を、分け隔てなく温かく包んでいた。