しばらく書かないでいたが、
進展はひとつもない。
いや・・・
ひとつ、あった。
はてなブログへの引っ越しが完了した。
ポンちゃんままが、何から何まで完了させて下さったという表現が正しい。
ポンちゃんままさん、ありがとうございます。
だから、ここでの記事はこれが最後になる。
そして、この記事はサイト閉鎖と共に消えることになる。
消えてなくなるのだ。
父は相変わらず入院している。
胸椎の痛みが治まらないせいで、リハビリが進まない。
認知症の症状も、凄まじく酷い。
かずこを忘れているほどで、なのに前妻は覚えているから始末が悪い。
それどころか、私のことを、この私を、
自分の弟だと思ってしまっている。
きちんと眼鏡をかけて、缶コーヒーを飲み干した、
最近の中で一番覚醒した状態の父に、
「お前、嫁さんもらわんのか?」
と聞かれ、戦慄が走った。
「あっ、あれか?!髪がショートだしな。
下もズボンだから、年寄りには男に見えちゃうかもな。」
と言ってみせたが、この時の気持ちは、若い頃、
金に困って風俗店の面接に行って落とされた時に似ている。
実に複雑な心境!
かずこも、相変わらず父の入院が定着しない。
「ジジィ、どこ行った?」
が、すっかり定型文だ。
前回記事のタイトル通り、とっくに千回超えている。
しかし、生活は整っている。
父さんがいた頃は、酒と喧嘩に明け暮れ、暮らしも家の中も荒んでいたが、
今は、私と和やかな少々の晩酌を済ませ、
「おやすみ〜」
と笑顔で言い合って別れ、9時に寝ている。
そういえば、一昨日から、
「ジジィとババァ、どこ行った?」
と言うようになった。
バッ・・・ババァって誰だ?
かずこの世界は、摩訶不思議だ。
でも、なんだか楽しそうだから、まあいいや。
秘密のひーも、残念ながら相変わらずだ。
相変わらずならいいじゃないかと思われるかも知れないが、
育ち盛りは人畜とも、相変わらずではダメなんだ。
おじさんみたいなおばさん(父の発言のおかげでかなり卑屈だ)が、
追いつけないくらい、みるみる成長しなきゃ不安になる。
いまだ、注入器からすり餌を貰っているのだ、不安だ。
そのくせ、私が食べるスナック菓子を咥えて走る。
その脚は凄まじく速い。
ある意味、独り餌に成功している、と言えなくもないが、
シードやあわ玉は全く食べない。
おまけに、足のついた虫には相変わらずドン引きする。
せめて足のある虫が捕れなきゃ、野生には帰せない。
私の育て方が悪い!ごめん、ひー!
それでも、楽しげに遊ぶ雛の姿は、実に愛らしい。
そして、イタズラをして仕事の邪魔をしまくる姿は、
社内では『ウザウザひーちゃん』と呼ばれ恐れられている。
そんな日常に、暑さも相まって、私はすっかり疲れている。
さすがに、涙がちょちょ切れそうになる。
「気力、体力ともに、限界!」
と、千代の富士が引退会見で発した言葉が脳裏を過る。
だからって、今は何も諦めないつもりだ。
だって今は、永遠じゃないのだから。
どうせ、いつかは終わる日常だ。
必ず、終われる。
終わってしまう。
この苦しくもバカバカしい、愉快な日常は、
いつか必ず終わってしまうのだ。
そして、まるで嘘みたいに消えてなくなるのだろう。
それまで、私は足掻く。
闇雲に足掻いてる間に、ハッとする頃には消えていて、
きっと私は、淋しいと思っちゃったりするのだろうな。
ここに来て下さった皆様、
誠にありがとうございました。
猫らも、それぞれ相変わらず元気で何より。
引っ越し先は、こちらです。